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今の「ポストモダン」の時代を生き抜く方法【マネジメント】

ドラッカーは、現代のような
すべてがつながった複雑で変化の激しい時代を
ポストモダンの時代と呼んだそうです。

そのポストモダンの時代を
生き抜くために、私たちには
何が必要なのでしょうか?


ポストモダンの七つの作法

必要なのは、以下の7つです。

まずは「見る」について

 まずは「見る」という作法について。見るとは全体を見る、すべてを命あるものとして見るということです。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.86). NHK出版. Kindle 版.

ただ単に見るのではなくて

全体を見る
繋がりも含めて見る

というのが、「見る」です。

あらゆるものは、あらゆるものと関係しうるということを言っているわけです。だからこそ、理屈で考えるのではなく、全体を見ることが大切になるのです。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.86). NHK出版. Kindle 版

そのとき、理屈はいったんおいておく
というのもポイントになります。

あらゆるものは
あらゆるものと関係しうる

そういう前提で物事を見るのが
大事なんですね。

さらにドラッカーは見ることの補完として、他の人が見ていることについて聞くことも大切だといいます。たとえば、自分の「強み」がどこにあるのかは本人には意外に分からないものです。人に言われてはじめて「強み」に気づく。こうした「見て、聞いて、全体をとらえる能力」がポストモダンの時代には必要になってくるというのです。

上田 惇生. NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント NHK「100分de名著」ブックス (p.86). NHK出版. Kindle 版

また、自分だけの視点ではなく
他人の視点も取り入れることが
大切です。

自己分析の作法でも
「他人に話を聞く」ことは欠かせませんが
自分のことですら、自分では
見切れないのですから
それ以外のことなら、なおさら
他の人の視点を得ることが必要です。


見て、聞いて、全体をとらえる

これが、現代において必要な
「見る」力だというわけですね。


今日の話からすると
興味関心の幅は、広げておいた方がいい
ということなるでしょう。

これは関係ない
これには興味ない
…で片づけてしまうと

「あらゆるものは、あらゆるものと関係しうる」
のですから、もしかすると
そのスルーした目の前のものは
自分自身に関係しているかも
しれないわけです。

そう思うと、簡単には
見逃せなくなるはずです。

私も、もっと興味の幅を広げて
いかないと…と、反省しました。

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