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人間の選択も実はコンピュータと同じ1(好き)か0(嫌い)の積み重なりである

今日は人間の選択や性格は、実はコンピュータのような「1(正)か0(負)の積み重なり」で表現できます。


人間の選択とは何か?

私たちの日常生活で行う選択や意思決定は、さまざまな要素や価値観に基づいています。仕事、家族、趣味、健康など、多くの要素が私たちの生活に影響を与えます。これらの要素は、それぞれが重要度優先度を持ち、私たちの行動や選択に影響を与えます。

1か0か?コンピュータとの類似性

コンピュータは、0と1のビットで情報を表現します。それぞれのビットは「1:オン」か「0:オフ」であり、複雑なデータや命令を表現する基本要素となります。人間の選択や価値観も、同様に「1(正)か0(負)の積み重なり」として考えることができます。
例えば、仕事に対する価値観が高い人は、仕事に関連する要素や行動を「1」と評価します。同時に、家族や友人との時間を重視する人は、その要素を「1」と評価することができます。しかし、時には両方の要素が同時に重要であると感じることもあります。この場合、両方の要素は「1」の状態で積み重なります。

人間の優先順位付は包括半順序集合である

人間も同様に、1か0かで判断します。
例えば、ダイエット中にフラペチーノを飲むが1(正)、飲まないが(負)のように、1か0かで判断しています。
これは無意識が優先順位をつけていて、その優先順位に基づいて無意識が自分を操作しています。
そして、ダイエット中にもかかわらず、フラペチーノを飲んでしまうのです。
「ダイエットは難しい!」というのは、無意識がそうさせているからです。
では、無意識はどのようにその優先順位を作って、重要度を評価しているのでしょうか。
それは人間の無意識は「包括半順序」という順位付を行なっているという視点が一番わかりやすいです。
「包括」「半」「順序」という3単語がくっついたものです。
まず、「包括半順序」という言葉を分解して説明しましょう:

  1. 順序 (Partial Order): 順序とは、要素間にある特定の関係があり、その関係が反射性(自分自身との関係)、反対称性(片方向の関係)、推移性(連鎖的な関係)を満たす性質です。つまり、要素Aと要素Bがある関係にある場合、それが順序であるとは、AとBの間に一方向の関係が成り立ち、同じ要素との関係もあります。

  2. 半順序 (Partial Order): 半順序とは、順序の一種であり、ある集合の要素間に順序関係があるが、すべての要素のペアに対して順序関係が成り立つわけではない性質です。つまり、要素Aと要素Bがある関係にあるとき、AとBのどちらが先でも後でもよく、一方向の関係が成り立つだけです。

  3. 包括半順序 (Weak Partial Order): 包括半順序は、半順序の一種であり、任意の2つの要素が比較可能であるか、あるいは無関係であるかのいずれかという性質を持ちます。つまり、ある要素Aと要素Bがある場合、AとBは比較可能であれば大小関係がありますが、比較できない場合もあります。

包括半順序集合とは3の包括半順序の集合ということです。
つまり人間の優先順位付は包括半順序集合であると私はいいたいのです。

まず、包括半順序集合とは、要素間にある特定の関係(順序)がある集合のことを指します。この順序は反射性(自分自身との関係)、反対称性(片方向の関係)、および推移性(連鎖的な関係)を満たしますが、任意の2つの要素に対しては必ず順序関係が成り立つわけではありません

人間の優先順位付も包括半順序集合である一例

これは、人が持つさまざまな価値や要素(例えば、仕事、家族、健康、趣味など)に基づいて、その重要性や優先度を順序付けすることができるという考え方です。

具体的には、個々の人は自分の状況や価値観に応じて、異なる要素に対して異なる優先度を持つことがあります。例えば、ある人にとっては健康が最も重要であり、次に家族が来るかもしれません。別の人は仕事が最優先であり、その後に趣味や社会的関係が続くかもしれません。

包括半順序集合の特性は、このような優先順位付けがすべての要素に対して一貫した完全な順序づけを提供するものではなく、一部の要素については比較が難しいまたは不可能です。例えば、ある人にとっては「仕事と健康」の優先度を比較することはできるかもしれませんが、「仕事と趣味」という要素については優先度を定義するのが難しい場合もあります。

したがって、人間の優先順位付は包括半順序集合として考えると、各個人が異なる要素や価値観に基づいて独自の優先順位を持つことができることを示唆しています。包括半順序集合の視点では、異なる要素間の比較が常に可能であるわけではなく、要素間には比較不可能な関係が存在することを認識します。

ダイエット中にフラペチーノが飲みたくなった時

ダイエット中にフラペチーノを飲みたくなった場合、包括半順序集合の優先付により行動が決まる仕組みについてです。
ダイエット中にフラペチーノを飲みたくなった場合、以下の手順で優先付けが行われると考えることができます。

  1. 要素の特定: ダイエット中には、健康や体重管理が重要な要素として考えられます。また、フラペチーノを飲むことは快楽や満足度を得るための要素です。

  2. 優先度の比較: ダイエット中にフラペチーノを飲みたいという欲求が生じた場合、包括半順序集合ではこの2つの

    要素(健康や体重管理 vs. 快楽や満足度)→これが包括半順序集合の優先付

    の優先度を比較します。

  3. 優先度の決定: 健康や体重管理がフラペチーノの快楽よりも高い優先度を持つ場合、ダイエット中にはフラペチーノを控えるという選択が優先されることになります。逆に、フラペチーノの満足度が健康や体重管理よりも高い優先度を持つ場合、フラペチーノを飲むことが選択されることになります。

  4. 優先順位の変動: 包括半順序集合では、優先順位は状況や環境によって変動することがあります。例えば、特別な日やリラックスしたい時にはフラペチーノの満足度が高まり、優先度が変わるかもしれません。

このように、ダイエット中にフラペチーノを飲むかどうかの選択は、健康や体重管理といった要素とフラペチーノの快楽といった要素の間で優先度の比較が行われ、その結果に基づいて行動が決定されます。
包括半順序集合の視点からは、異なる要素や欲求の間で優先順位を考えることで、より良い意思決定が支援できます。

結論:より良い意思決定をするために、日頃から包括半順序集合を言語化して意識に上げておく

包括半順序集合の考え方を日常生活に取り入れることは、より良い意思決定をするための重要なステップです。具体的には、以下のポイントを意識しておくことが役立ちます。

  1. 要素の整理: 自分の生活や価値観に影響を与える要素や欲求を整理しましょう。仕事、家族、健康、趣味、満足度など、重要な要素を明確に把握します。

  2. 優先度の比較: 各要素や欲求の優先度を比較します。どれがより重要であるか、どれがより満足感や幸福感につながるかを考えます。

  3. 状況の変化への対応: 包括半順序集合では優先度は常に固定されているわけではありません。状況や環境によって優先度が変化することを認識し、柔軟に対応します。

  4. 意思決定の支援: 日常的に包括半順序集合を意識することで、複雑な意思決定にも冷静に対処できるようになります。自分の価値観や目標に基づいて行動するための指針となります。

  5. バランスの取り方: 最終的な目標は、バランスの取れた生活や意思決定です。包括半順序集合の視点から、自分自身の優先順位を明確にし、バランスを保ちながら行動することが重要です。

包括半順序集合を意識することで、自分の選択や行動に一貫性や論理性をもたらし、より充実した人生を送る手助けとなります。
日常の小さな意思決定から大きな人生の選択まで、包括半順序集合の考え方を活用しましょう!
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