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小学校の教科担任制について思うこと

息子の小学校でも、教科担任制が少しずつ導入されてきて、「音楽」「社会」「書写」は担任ではない先生が授業を行なっているようだ。

そんな中で思ったことがあったので、書いておく。あくまで、私個人の勝手な気持ち。

教科担任制が当たり前の中学校。

中学2年の娘は、担任の先生との日報のやり取りで「つかれたよ」「テスト失敗した」等の弱音を吐き、先生に「そんな時もあるよね」「私もダメだ」などの共感や励ましをもらってた。

「疲れた」「しんどい」って吐き出せる、良い関係だと思った。

小学校でも、教科担任制が導入されつつあるが、担任の役割は、今までと少し違ってくると思う。

全ての教科を引きうけ、厳しさも優しさも引き受けていた立場から、いわゆる「学校内の親、安全基地」的な役割であることが必要な気がする。

子どもたちが学校内でいろんな先生に出会うことは、とても良いことだ。そこで、厳しい先生、優しい先生、いろんなタイプの先生や授業に触れることで社会性を身につけていく。

ただ、どうしても合わない先生も出てくるし、戸惑うことも多いだろう。

その中でやっていくためには、「自分のクラスに帰れば、いつも自分を受け入れてくれている担任がいる。」という安心感が大切だと思う。

クラスが安全基地となるからこそ、いろんな先生に対峙して、へこたれたり落ち込むことがあっても、やっていけるのだろう。

担任の先生は怒っちゃダメということではないです。親的な立場で、愛情を持って、褒めたり怒ったり、その子の色々な部分を受け入れられる存在であってほしいなぁと思うのです。

「教科担任の先生に迷惑かけないように、クラスでしっかりしつけなきゃ」と思いすぎないでください。

グラウンドで厳しい体育の先生の授業を受けた後、担任の先生に「暑かったよね、おつかれさまー」って、笑顔で迎えてもらえれば、子どもたちはまた頑張れると思います。

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