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古典の本を買った

近くの本屋さんでふらりとしてたら、NHKのテキストコーナーへ。「知恵泉」とか「100分で名著」とかたまに見てるんやけど、名著のテキストがいっぱいあった。ラジオの語学とか大河ドラマとか、そんな関連の本もずらり。

その近くに「放送テキストではありません」ってひっそり書いてある本たち。
「役に立つ古典」とある。パラパラめくってみると、10年前に過ぎた「不惑」の話。「四十にして惑わず」ではない。らしい。

孔子の時代には「惑」という字はなかったという。ない場合は、孔子はそう言わなかった可能性が高い。別のことを言っていて、文字化されるうちに変化して「惑」の字になったと考えられるそう。

その文字とは「或」。「区切る」という意味で、土編がつけば「域」、国がまえがつけば「國」。なるほど。

「四十にして惑わず」ではなく「四十にして区切らず」。自分を限定せず、さまざまなことにチャレンジして、その結果として訪れるのが「五十にして天明を知る」。なるほどなるほど。

孔子の時代の「天明」とは、「自分が生まれつき持った刻印」を意味しました。現代風に言えば「本当の自分」です。自分の本当の刻印は自分ではなかなかわからない。それを知るには、それまで自分が手を出さなかったことをあえてやってみることが必要だ。年齢を重ねて固まり出した自分というものを、あえて壊してみるのが「四十にして区切らず」なのです。

NHK出版「役に立つ古典」より

おもしろい!まだまだ知識や考え方はアップデートできる。単純。でもええよね。
5分足らずの立ち読みで、この本連れて帰りました。

近くにあった世界史系の本も。

歴史が苦手な話はまた今度しよう。

ベタやけど、本屋楽しい。
積読だらけなんやけどなぁ。

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