見出し画像

不登校でその後の人生が狂った話、後編

前回→不登校でその後の人生が狂った話、前編

〜前編のあらすじ〜
小学生も楽じゃない。

無事小学校を卒業して、元の小学校から進学する人のいない中学校を選び入学しました。

もう嫌な目にあいたくないと、クラスの強そうな女子と仲良くすることにしました。
その人の周りにいればいじめられることはなかろうと。
自分の興味ない話題でも勉強して、共通の話題を多く持ち話す機会を増やし、そのグループに入ることに成功しました。

これで安泰だと思っていました。

初めは平穏に暮らしておりましたが、また仲間はずれにされました。

もう私はそのような人間なんだと諦めました。
大したいじめを受けなかったのは幸いです。


はぶられた原因に心当たりはありますが、それはほんの些細なことでした。
クラスの係を決めるとき、頼まれた係がやりたいものではなかったから断っただけです。
結局やらされましたが。

それから1年生の間、はぶられたまま過ごしたことで友人と仲良くしていじめを回避するのはやめようと思いました。
どうやっても好かれないのであればそのままでいようと決めました。

そうすると、不思議とその後いじめられることはなくなりました。

ですが、学校へ行くのは苦痛でした。


またいつ仲間はずれになるかもわからない。
一度友達と仲良くなると失いたくないと思ってしまう。

いっそ一匹オオカミの如く過ごすことができれば良かったのですが、私の性格上難しいようでした。

学校に行くことにストレスを感じるようになった結果、
・朝起きることができない。
・過敏性腸症候群になる。
・一年に一度、2週間ほど学校に行けなくなる。
・抜毛癖。
・爪をむしる。
等々の弊害が起きるようになりました。

上記のような症状は高校に入ってからも続き、ストレスが蓄積された結果、

私は高校3年生の時、また学校に行けなくなりました。

なんで行けなくなったかと言われても明確なきっかけがあったわけではありません。
学校の友人達とは平穏な付き合いをしており、今でもたまにご飯を食べたり、旅行に行ったりするような仲です。
きっとどんなに友人がいても、ストレスに耐えきれなかったのでしょう。

当時は甲状腺やら胃腸炎やらが原因で休んだと言い訳していたと思います。

それでもなんとか高校卒業だけはしました。

しかしそんな状態で受験勉強も出来るはずはなく、一年浪人しました。

浪人生の間、予備校に通っていましたが、通いきることはできませんでした。
高校も普通に通えなかったこと対して強い後悔と、そんな自分を許せないという自責の念により、うつ病直前だったのです。
無気力で毎日消えたいと考えていました。
今考えてもよく生き延びたなと思います。
死ぬ勇気があってた死んでましたがそんな勇気があったら問題解決していたでしょう。

志望の大学に行くことは叶わず、適当な大学に入りました。
コンプレックスの塊に学歴コンプレックスが追加されました。
家族は皆いい大学に行っており、私はその中でしっかり落ちこぼれになりました。


ここまでが自分の心の整理がつくまで誰にも話せなかったことのあらましです。

まだ昔よりは生きるのが楽になりました。
このようにネット上に自分の恥をさらすことができるようになったのがその証拠です。
時間が少し癒してくれました。

多少生きるのが楽になっても過去の出来事は消えずに残っています。

いじめはいつの時代もよくあるものだし、不登校の多さも露呈するようになりました。
私のような経験をしてきた人もそれ以上の経験をした人も珍しくありません。
そのような記事も多く見てきました。
自分はそれよりマシだ、恵まれてると言い聞かせてきました

けれど苦しみはなくなりません。

行きたい大学に行くことができなかったために学びたいことが学べませんでした。
何をするにも引け目に感じるようになりました。
街を歩くのに昔の知り合いに会わないか警戒するようになりました。
なるべく目立たないように周りの目を気にするようになりました。
普通の人が日常を送るのに本来感じることがないストレスまで請け負うようになってしまいました。
ストレスが胃腸に直結し、腹痛に耐え切れず痛み止めを飲むことがありました。

学歴は消えませんし、フラッシュバックは起きるし、どんなに頑張ってもうまくいく展望が見えません。
でもあの頃に戻りたくない、という一心で必死に生きてきました。

この生きづらさは一生引きずって生きていく必要があるのでしょう。

ここまで長い駄文を読んでくださりありがとうございました。
暗い内容になってしまいましたが、これからこの人生をどう生きるのかゆっくり考えながら思ったことをまた備忘録として長々と書いていこうと思います。

頂いたサポートは家から出る際の資金にさせていただきます。