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トークストレートでコミュニケーションスキルを高める

みなさんこんにちは。
今日はコミュニケーションスキルを高めるにあたり、以前私が所属していたコンサルティングファームのカルチャーでもあるトークストレートについて考えてみたいと思います。

コンサルタントはプロジェクトベースで仕事をしており、プロジェクトごとにチームを組むことになります。
何度も働いたことがある人とチームを組むこともありますが、初めての人とチームを組むことも多々あります。
また、3カ月や6カ月などの短い期間で成果を出す必要があるので、すぐにチームを立ち上げることが求められます。
そのためには、信頼関係を結べるようなコミュニケーションをとることはもちろんですが、考慮すべき事象や自分が好む働き方、好まない働き方などきちんと発信することが求められます。
(働きやすい環境は発信から始まるでもご参考ください。)
そこで生まれたカルチャーがトークストレートというものでした。


トークストレートとは

トークストレートとは思ったこと、考えたことをはっきりと伝えるということです。
それが難しいんだよねと私も当初感じていました。
しかしながら周りも実践していることもあり、私自身もチャレンジしていくことでこれは良いカルチャーだなと感じました。
人とコミュニケーションを図るうえで皆さん共通の悩みだと思いますが、相手がどう感じるのかがわからないので、とりあえず自分の意見は言わずに流れに身を任せるということがあると思います。
その結果として、様々な問題が生じることもあります。
例えば、この仕事はAさんに任せたいなと思っていながら、はっきりと仕事の依頼ができずに、どちらが対応するのかが明確になっておらず、期日に確認をするとどちらも対応していなかったというようなビジネスに関することや18時には家を出ないと保育園の迎えに間に合わないのに、MTGが延びてしまってパートナーに保育園の迎えを任せることが増え、パートナーに迷惑をかけてしまうなどプライベートに関するようなケースもあるかと思います。
これがトークストレートにしているとどうなるかというと、Aさんこの仕事はお願いしますといういうことでAさんも自分の責任で仕事をしてくれるので、誰も何もしていなかったということは避けられます。またその依頼をはっきり伝えた結果、実はAさんはタスクであふれていて対応ができないということがAさんからトークストレートで発信してもらえればBさんにお願いすることもできます。
保育園の例でいえば、18時には迎えがあるので、退社しますということをチーム内で共有しておくことで、18時にMTGを抜けて保育園に迎えに行くことができ、パートナーに迷惑をかけなくてもよくなります。さらに、18時には退社しないといけないことを伝えていれば18時には終わろうとチームメンバーを考えてくれるので、余計な話などをせず、きちんと時間内に終わることでチームの生産性向上にも貢献できるかもしれません。
このようにトークストレートなコミュニケーションをとることは自分自身はもちろんのこと、チームへも貢献することが可能です。

トークストレートの実践は怖い・・・?

トークストレートがビジネス面だけでなく、プライベートな面へも影響があることについて先ほど整理をしてみました。
ここで皆さんが感じるのが、そうはいってもはっきり自分の意見を伝えるのが難しいんだよな・・・ということだと思います。
ではなぜはっきりと意見を伝えるのが怖いのでしょうか?
これは、人と違うことや自分本位なことを言ってしまって嫌われないか、からみにくい人だと思われないだろうかということだと思います。
私自身、実践する前は思っていました。
しかしながら、よく考えると皆さんが絡みにくいと感じるのはどんな人でしょうか?
おそらく、自分の主張ばかりで話を聞かない人、何を考えているかわからない人ではないでしょうか。
トークストレートは自分意見をはっきり伝えることですが、意見を聞かないわけではありません。
まずは自分の意見を伝えつことでチームメンバーのそれに対する意見を聞くことが大切です。
そうすることで、自分もメンバーも納得してチームを形成することができます。
ですので、トークストレートは自分の主張ばかりで話を聞かない人ではないということです。
次に何を考えているかわからない人ですが、それは自分の意見を言わずに、何を言われても明確なスタンスがない人ではないでしょうか。
これについてもトークストレートにしていくことで、自分自身が何を大切にしているのかやどう考えているのかを相手に伝えることができるので、自分自身をチームメンバーに理解していただくことができます。
そういった意味でも何を考えているかわからない人から脱却できます。
つまり、トークストレートにすることで、実は皆さんが感じているからみにくい人から脱却することができるということです。

まとめ

このようにトークストレートは自分自身はもちろん、チームメンバーにもポジティブな効果を与えることができること、また一見実施するのが難しそうに見えるが、よく考えると皆さんが絡みにくいと思う人からも脱却できるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
まずは自分からチャレンジしてみて、良いなと思っていただけたら周りの方に働きかけていただき、チームでそのようなカルチャーを作っていただけると嬉しいです。

それではまた。

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