怒り、怒り、殺意、憔悴

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」という作品がある。

喪女でコミュ障、自意識過剰で学校が苦行の、何処までも生きるのが不器用な女子の話だ。

モテないのを他人に責任転嫁するとか、この子はどこまで終わってんだ。
そう思えるのは、健やかで最低限は満たされた人間の証なのかもしれない。




噴出

突然、怒りが噴出した。

日頃の鬱憤。

他人への怒り、攻撃、破壊したい気持ち。荒れ狂う怒り。

そこら辺を歩いている幸せそうな家族をめちゃめちゃにぶち壊したい。怒り怒り怒り。
穏やかな薬局のガラスを粉々に砕いて、だるそうにバイトしている大学生に怪我でもさせてやりたい。

実際にはしていない。社会的制裁があることで、自制がきくぐらいにはまだまともだから。
まともでさえ無くなった人間が無敵の人になる。だって無敵だから。
何も失うものなんてない。



何に怒っているのだろう

いま頭をぐるぐる漂っているものを少し拾い上げてみようか。
大抵はあまり大きくない何気ないもので、それ➕疲れが塵積って自分を責めていた。
じきに抱えきれなくなり、それが他人に向いてしまったのが今の状況なのか。


■毎日毎日、生きていること自体がしんどい。いっぱいいっぱいで、あっぷあっぷしていること。
お金をストレス発散で使ってしまい、いつもお金と心の余裕がないこと。

■ファッションにおける配色の好みが彼氏くんと合わず、カラフルな好みの服を指さすと顔を渋られ、自分の好みをいつの間にか表に出さなくなっていたこと。

■自分の好きな装いを忘れて、すっかりファッションへの心躍る気持ちを無くしていたこと。
外見に無頓着になり、いつの間にか見た目は老けていて、それに気づいた時一気に自己肯定感が地に墜落、自分に失望したこと。

■特に金銭的苦労も、家庭的苦労もせず、なんとなく専門学校へ行って、人生楽しそう(でも軽くて薄っぺらい)な、NANAの黒くない方の主人公。


■知り合いの知り合いの、親のお金で美容師の専門へ行き、そのまま仕事も続かずB型に通っている、わがまますぎて人と関係を続けられない女の子。


■私の苦しみを、小さい頃から誰もわかってくれなかったという怒り。
施設の心理士の先生も、担当の先生も、学校の担任の先生も、今までお世話になってるおばさんも。


孤独感

孤独感だ。孤独感があるんだ。結局人は独りで、ぬくもりから離れると孤独で死にたくなってしまう。


最近、脳疲労が強い。
反芻も酷い。
イライラして、じぶんのうまくいかなさを責めに責め、それが抱えきれなくなると他人のせいに無意識にしている。
そういうことが、気づくと何度かある。

そういう時は普段表情豊かなはずの自分から表情が消える。


イライラする。イライラする。
久しぶりだなあ、希死念慮くんが顔を出すの。

自分の力でどうにも出来なくなった人間は他人から奪うようになるというけど、
無力感と孤独がくすぶり続けると、劣等感と疎外感が長くあり続けると、破壊衝動や殺意に変わってしまうんだろうか。

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