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耳障りの良いことを言う人は大抵テイカー(奪う人)

この社会において
信頼されたり
愛されたり
可愛がられたりする人の
共通した特徴として

ギバー
という特徴が挙げられると思うんです。


ギバーテイカー
という概念は

相手に与えられる人

相手から奪う人

の違いで
ギバーが
相手に優しい言葉をかけられる人
相手の自分の富を与えることが
できる人とすれば

テイカーは
相手から優しい言葉をかけてもらおうとしたり
相手の富を奪おうとする人で

他者中心
自己中心

のような違いがあります。


そういう考え方が浸透していくと
相手にお願いしたり
相手を怒らなくなったり
相手の時間を奪うような
行動を取らなくなる傾向に
なると思うんですけど

実はそういう行動って
ギバーじゃなく
テイカーの行動かもしれないよ?

というお話をします。


◯ギバーほど相手を頼る


たとえば仕事場での会話で
新人に対して気を遣ったつもりで

「あ、いいよいいよ。
 それは俺がやっとくから!」

という会話があったとします。


一見すると
すごく新人に対して
優しい先輩のように
見えるかもしれませんが

これって新人を全く頼ってないですよね。

余計なストレスを与えないように
先輩が戦々恐々として
嫌われないように
ハラスメントにならないように

そういう対応をするのかもしれませんが
それによって困るのは
新人さんなんですよね。

できるようになるチャンス
成長するチャンスを
結果として奪ってしまっている。

いつまでも
何もできないまま
時間だけが過ぎて
仕事ができるようになった感も
感じられない。

結果として
何もできないまま
社会人として時間が経ち
モンスター化してしまって
困るのは新人だけでなく

先輩やお客さんみんなが
困るわけですよね。


新人さんができることを
一つずつ増やしていって
仕事を覚えて
できることが増えた方が

仕事に対するモチベーションも
上がりやすい。


◯人は任せられることを求めていることがある


その人にとって
与えてほしいことの一つとして
居場所感だったり
必要とされている感

だったりするわけです。

何もしないこと
何もしない時間

が幸せとは限らないし
むしろ人によっては
任せられないことに対する
ストレスもあると思うんです。


人って自分が有能だと思いたいから
任せられたいし
任せられたことを褒めてもらいたいし
それによって
もっと頑張りたい!

と思えることって
結構幸せなことなんですよね。

そういう状況を
与えられる人が
本当の意味でギバーだと思います。


・勉強なんてしなくていいよ
・家で仕事の振り返りとかしなくていいよ
・全然何もしなくて大丈夫!
 必要としてないから!

的な対応って
ギバーのようで
テイカー
なんですよね。

仕事だけじゃなく
家庭内でも趣味でも同じ。


相手の時間を奪わないように
お願いして嫌われることを恐れて
関わりを恐れたり

求められることや
必要とされる機会を
奪ってしまっていることがあるんですよね。


◯任せる勇気を持つ


人にお願いをしたり
人を頼ったり
人を信頼するのって

結構勇気が必要です。


一時的に嫌われる可能性もあるので
嫌われる勇気も必要です。

ですが最終的に
相手のためになることは何か?

という視点で関わらないといけません。

患者さんが

「リハビリはきついからしたくない」

と言った時

「そうですよね〜今日もやめときましょう♪」

とか言ってたら
すぐに患者さんは寝たきりになる。

ですから
耳障りのいいことを言う人は
大抵テイカーだと思い

耳が痛いことも
ちゃんと言ってくれる人の方が
実はギバーかもしれませんよ?

というお話でした😌

サポートしていただけると相当喜びます😭