lpgツイッター2バード

インターネットヤミ市とは何だったのか ~出展者の視点から~

昨日、2016/10/16はインターネットヤミ市でした!

いや~アツかったね! この熱気はインターネットじゃ表現できないよね! リアルログインした人にしかわからない良さがあったよね!

……と言いつつ、インターネットにレポを書くよ! なぜならここが、私の主戦場だから……!


■「インターネットヤミ市」とは

「インターネットぽいもの」を売るフリマ、らしいけれど、実際のところは、インターネットを使ってゆるっと集まった人々が好きなものを売るという感じで、そこまでインターネットぽいものばかりではなかったかな。むしろ私が意識しすぎてたわ。

渋澤のブース。Apple storeとTwitterに喧嘩を売る。インターネットっぽい二次創作や無断使用、露骨な下ネタによりヤミ感を表現したつもり。が、心の清い人には「Twitterバードが幽体離脱してる」ように見えてしまったらしい。無念。


■「インターネットおじさん」とは

ご存知インターネットヤミ市名物、会場を常に徘徊している、全身白タイツのおじさん。

この人、すごいよ!! こんなに面白い人、金でいいようにできるなんて最高だよ!!!!

インターネットおじさんにコインをあげると、芸をしてくれるよ。

お品書き

わたしが体験したのは「リアルVR」(300円)と「リアルハンドルネームメーカー」(200円)。

おすすめは「リアルVR」

「すごいよ! これすごいよ! だいたいみんな絶叫してトラウマになるくらいのすごいリアルを見せつけるよ!」とまくしたてるおじさんに乗せられて内容も分からぬままコインをドロップ。

「どんな現実が見たい?」と聞かれたので「ガンジャキマってる感じで」と即答した渋澤。

するとインターネットおじさんは、小脇に携えた謎のVR空間体験ボックスみたいなやつを私の頭にパコっとかぶせて……

ぎゃー!

すごい! すごい!! すごい現実だ!!!!!!!!!!!

「これどれくらいですか?! 1分?! 1分?!! え!?! 無理無理無理マジ無理無理無理無理」と破瓜のように叫んでしまった。はしたないわ。

とにかく、リアルよりリアルなリアルVR体験を得た。たぶん普通のVRよりこっちの方が面白いと思う。やったことないけど。

後者の「リアルハンドルネームメーカー」もすごく面白かったよ。私に新しいハンドルネームをつけてくれるんだってさ。

私の顔をなめるように見ながらうなるおじさん。

私につけられたハンドルネームは……

「何かの中の人」でした。

……これ、渋澤怜より良くない?! 改名しようかな。

ちなみに友人は「愛人さん」でした。絶妙な二号感を表現されてた。インターネットおじさんすごい。有吉並みにすごい。


■出展者の様子

ぶっちゃけインターネットおじさんが一番面白かったんですけど、他にも思わず唸るような秀逸なブースが沢山ありました!

「インターネットの香り」の香水を売っていたり……(作者さんの思う「インターネット」を伝えて香水化してくれる業者さんを探したそう。海外からの輸入品らしく、ブートレッグ感を出すために煙草の箱に入ってるよ)

“たいそうなケースに入ったSD”を売っていたり……

1回100円で理想の告白をしてくれる人がいたり……

「winとmac〜禁断の恋〜」という擬人化同人誌があったり……

なんかヤバいシール売ってたり……

「不鮮明なgif画像」を売ってたり……(トンチがきいてるね!)

私としては、インターネットぽいものというお題に即して大喜利やってくれてるブースが好みでした。

■私のブースの反省&出展したい人向け情報

※ 出展者&これから出展したい人以外は、読んでもそんなに面白くないと思うので飛ばしてね!

そんな中で、私、渋澤怜はブレずに「本」を売っていました。

というか、もともと「文学フリマ」合わせで作っていたツイポエム&ツイノベ集「スカートとツイートは短い方がいい」と、架空の女の子のツイート集「性感帯は本棚です。」が、両方インターネットをテーマにした本だったので、まんま出展したという感じです。


ブースは相当頑張って作ったし、目立っていた方だと思うのですが、いくつか反省点もありました。

●改善点

・「何売ってるんですか」とよく聞かれた。文学フリマと違い、まず「本を売ってます」という説明からしないといけなかった! アイフォンショップではなく、素直に本屋風のブースにすればよかった。

客として他のブースを見回った際も、パッと見て2秒で「何」が売ってるか分からないともう面倒くさくて次のブースに移ってしまった。いろんなものが売ってる場では、「本の内容」よりまず「本を売ってる」と伝えるべきだったかも。

・紙モノは不利。立体物が圧倒的に有利。ブースを飾り立てなくても、イカした販売物をポンとおいておけばサマになる。

・そういう意味で、隣のブースの「OL WINDOWS活動報告書」は、紙ながら、紙ファイルを使ってボリュームを出していてモノ感があり、目立っていた。内容も「OLがおじさんのクソリプをさらしまーす」と一言で説明できてグッド。正直、負けたと思った(売り方において)。

・客層は文学フリマに比べ明るくて人なつこい人が多く、立ち止まってくれる率も高い。でもなかなか購買につながらず。「そもそも本を読む人たちではない」「ツイート集だからネットで読めばいっか」と思われてしまうのがネックか。それと、「何かを買いに来ている」というより「面白いものを見に来ている」というテンションのお客さんが多いので、どこのブースもそんなに売れてなかった印象。

インターネットおじさんみたいに、体験を売る方が適してたかも(ゲームや、100円告白など)。

●良かった点

・このpopの評判がめちゃめちゃ良かった。さすがデザイン系の人たちは、お目が高~い!★★

・インターネットおじさんを見ればわかる通り、派手な格好をするのが一番の宣伝になる。人はまず人を見るのだ。というわけで、胸、背中、頭などに宣伝文句をガンガン書くのはおすすめ

今回の渋澤の衣装「QRコードお姉さん」(エロサイト風に撮影)。色が濃いので柄が目立ちにくかったのが残念。

会場では、現場で学んだ渋澤が帽子に手書きのpopを貼りつけて「八百屋のおっちゃん状態」になっている。(画像は@oka_chilさんより拝借)

●そのた

・わたしは、ヤミ市前日&当日あたりに、「インターネット黒魔術」と称して、「インターネットヤミ市」でツイート検索し、「ヤミ市を見に行く」という人をふぁぼ、「ヤミ市に出展する」という人をリツイートしまくった。これで私のツイッターも見てもらおうという魂胆。たぶんちょっぴり効果あった。どうだ、あざといだろ。

・ブースの場所は早い者勝ち。つまり当日になるまで場所が確定しない。100ブースもある&大混雑の会場ではお目当てのブースを探しにくいので、ツイッターで場所を呟く方が親切(と後から気づいた)。

・ちなみに事前搬入は無しでした。重いもの、でかいものを売りたい人は友人に搬入の手伝いを頼もう。



以上、インターネットヤミ市レポートでした。テストに出るからね~!

それでは、これからもヤミで会おうね!

私の主に住む闇はこちらだよ→@Rayshibusawa


●●最後に宣伝●●

今回の「インターネットヤミ市」で初売りした、オフライン限定小説「インターネットあそぼ」ですが、遠方の方やイベントに来られない方のためにもちろん通販もします!

オンライン(=ネット上での本文公開)はしないので、希望する方は「住所、お名前、希望冊数」を書いてinfo@rayshibusawa.her.jpまでメールをください!あるいは@RayShibusawaにDMをください!

値段は送料込みで300円です。アマゾンギフトカードのEメールタイプ(金額が自由に設定できる)を私に送ってもらおうかな! 詳細は返信で!

この記事が参加している募集

イベントレポ

スキを押すと、短歌を1首詠みます。 サポートされると4首詠みます。