ターミナル21 ~タイ・バンコクの「なんちゃって日本」なショッピングモール~
☝上記記事に書ききれなかったタイ旅行所感です。
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タイ・バンコクに2011年にオープンした大型店舗、ターミナル21。
「ターミナル」という名のとおり、空港のターミナルをモチーフに、1階は東京、2階はロンドン、3階はイスタンブール……など、それぞれのテーマとなる街を模してつくられている。
↑数年前にこの本を読んでからずっと行って見たかったこのモールに先月やっと行ってみた……のだが、この本に書かれていたこととちょっと違う印象を受けたので、メモしておく。
※おそらくこの本の抜粋である記事がここから読めます。
各階は構造(柱の位置とか店や道の形)は当然同じで、置物なり表面に塗られた色や柄なり(グラフィック)が、各国を表現している。
この記事いわく
「このモールは、すごい。都市とは構造ではなくグラフィックにすぎないと証明しちゃってるんだから」
ということだったのだが、私は残念ながら全然そんな風に思えなかった。
丸っこいモールじゃ東京は再現できない、と強く感じた。そして、各階、「安っぽいテクスチャーが貼り付けてあるなー」としか思わなかった。
やっぱり、都市はグラフィックじゃないと思う。
というのも私は、ホーチミンでロータリー交差点をくるくる回るたびに
「あー日本にはほとんどないやつー」「この街はフランス人が作った街なんだなー」
と、しみじみ感じるのだ。
つまり、都市とは構造なんじゃないかと思う。
ターミナル21に関しては期待値が高過ぎて若干がっかりだったのだ、しかし「安っぽいなー」と思いながらその安っぽさを楽しむことはできたし、各階のトイレを全巡りするほどには興味深かった。
(それぞれ、カリビアン階、ローマ階、ロンドン階のトイレ。)
日本階に関しては、「そこフィーチャーする?!」ってところがフィーチャーされてて面白かった。
(百人一首がトイレに……?)
(舞子は、まあ「勘違いJAPAN」の王道として、道路。なぜ道路を忠実に再現する……?)
あとはまあ、私の好きな「へんてこ日本語」もたくさんあった。
全然関係ないけどこのモールの最上階のpier21は屋台並みの料金でウマウマな食事ができるのでオススメ。
スキを押すと、短歌を1首詠みます。 サポートされると4首詠みます。