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『勇敢な女の子たちの秘密」by既成事実と渋澤怜【歌詞と音源】

マサラタウンで支度しよう まっさらで真っ白だからマサラタウン 
君の余った方の色でいいよ ランドセルと違って赤と黒じゃないね 
君がレッド? なら僕はブルー あ、僕って言わずに私って言いなさいってよく言われたの、どっちだったっけね、どっちのお母さんにだったっけね


男の子より背が高くて バスケでスリーポイントきめる君が格好良かった
虫取り少年より短パンが似合う 白くてまっすぐな脚が格好良かった
スカートも似合った でも気にせず校庭で 跳び馬してる君が好きだった
でも君が初めて転んだ見えた色は 君の好きな赤だった 血みたいな


あなた孕みやすいからお母さんになりなさい
あなた頭いいから男の子になりなさい
むかしむかしあるところに私たちと私たちが
むかしむかしあるところに私たちとあなたたちに


そしてそしてやがてやがて
かつてかつてむかしむかし同じ大学に行こう
って約束したのにね 君の方が行きたい学校だったのにね でも君気付いた
むきになって勉強するのはダサい ムキになって勉強するのはかわいくない


ダサいダサいかわいくない私だけが大学に受かった 君が
すべり止めで受けた女子大で いじめられてないか心配だったヨ 君が
教えてくれた君が好きなバンドの 出身サークルに入ったんだよ 彼氏より
先にバンドメンバーがたくさんできた 君は彼氏何人目になった?


徹夜して麻雀すれば 男の子になれると思っていた
特盛を並んで食べきれば 男の子になれると思っていた
バンドメンバーと恋愛してはいけない 
バンドメンバーと恋愛してはいけない
男の子のフリをしないといけない 男の子のフリをしていないといけない


結婚して脱退はダサい 妊娠して結婚もダサい
中絶して中退もダサい 活動休止という名の解散が一番ダサい
結婚して脱退はダサい 妊娠して結婚もダサい
中絶して中退もダサい 活動休止という名の解散が一番ダサいのに、
私達の一番好きだったあのバンドがそうなってしまった 私達が何に憧れていたのかはもうすっかりわからなくなったけど、でも私は自分の大学を中退も、バンドを解散もしなかったんだよ


そしてそしてやがてやがてかつてかつてむかしむかし君と私が憧れてたあのバンドのギターボーカルがさ、
今の私のバンドメンバーで、今の君のだんなだなんてさ
私達はセックスできないけれど、最高のセッションをしよう
私達はセックスできないけれど、最高のセッションをしよう


次が最後の曲です 次が最後の恋です


むかしむかしあるところに女の子と女の子が
むかしむかしあるところにふたりだけの女の子がいました




2017年制作。

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「既成事実と渋澤怜」は、三菱鉄郎と、渋澤怜による2人組ユニット。

歌詞:渋澤怜(@RayShibusawa

曲:三菱鉄郎(@udera) 




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