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科学博物館で学ぶ本当の「環境問題」①

こんばんは。今回も見て頂きありがとうございます!

上野の国立科学博物館に行ってきました!
今回が初の訪問であったにも関わらず、下調べもほとんどせずに行ってしまったため、常設展示2つのうち1つにしか行けないという残念感もありつつでしたが、色々考えさせられたこともあったのでまとめておこうと思います。

お付き合いいただければ幸いです。

地球館3階で考えたフードロス問題

今回行けた常設展は、「地球館」という名前の展示で、地球の成り立ちから生物たちの歴史・標本・生体、人類史、科学技術の歴史、体験コーナーとなんとも盛りだくさんな内容でした。

特に3階で展示されていた、多数の動物たちの剥製は圧巻の一言でした。たくさんの哺乳類と鳥類の剥製が大きな展示室いっぱいに展示されていて、入った瞬間から今にも動き出しそうな、リアリティあふれる動物たちの迫力に圧倒されっぱなしでした。

「ラクダってこんなに大きいのか!」とか、「豚とイノシシってこんなに似た見た目なのか」とか思いながら歩いているうちに、あることに気が付きました。
それは、牛・豚・鶏などの普段当たり前に食べている動物たちの姿さえ、あまり知らないということでした。

これはまあ考えてみれば当たり前のことで、現在では、むしろ自分の食べる動物をすべて自分で捕まえて(育てて?)食べてます!という人の方がレアでしょう。
多くの人にとって、肉というのは、スーパーの四角いトレーにのった、塊でしか無いと思います。かくいう私にとってもそうです。

ただ、この認識を持つことにより、「実際に生きている動物のいのちをもらっている」という事実は私達の中で薄まっているのではないかと思いました。
そして、ひいてはそれがフードロスの原因の1つになっているのではないかと強く感じました。

「南北格差」や「ごみ問題」で語られがちなフードロス

ここでフードロスについて少し掘り下げたいと思います。
フードロスとは食べられるのに捨てられてしまっている食べ物のことで、近年大きな問題になっているトピックです。
日本でも毎年多くのフードロスが発生しており、特に節分シーズンにニュース等で取り上げられる恵方巻きの大量廃棄の画像などは目にしたことがある方も多いのではないかと思います。

このフードロスですが、メディアに取り上げられる際は「廃棄する先進国と飢える途上国」や、「大量廃棄による環境への影響」といった切り口で語られ問題視されていることが多いような印象があります。
世界には、飢えている人がこんなにいるのに、豊かな国ではこんなに食べ物を捨てている!こんなのはおかしい!であったり、大量に食べ物を捨てていることがごみの量を増やすことに繋がり、環境に悪影響を与えているといったような具合です。

この論調に関しては、私も100%同意しますし、これについて反論等があるわけではありません。
ただ、フードロスの問題というのは、いのちを粗末にしていることであり、だからこそ許されないのだという観点もあるのではないかと考えました。
そして、この認識が欠けてしまっているために、毎年多くの場所で大量の食品廃棄が起きてしまっているのではないかと思います。

「食品」を「生きもの」として見てみる

剥製からフードロスへとなかなか飛躍した記事になってしまったかもしれません笑。

普段当たり前に購入し、調理して食べている「食品」がどんな姿かたちで生き、そしてどのような工程を経て自分の目の前に来たのか。
これは、ほとんどの人々が自給自足であった時代には、当たり前に全員が知っていたことでしょう。
このことについて見つめ直し、自分たちが生きるために別のいのちをもらっているのだという実感を得ることで、食べ物や食事、そしていのちに対する意識が変わっていくのではないかと思います。


長くなってしまったので続きはまた次回に、、、。
次回は多様性や環境破壊について書こうと思っています。

気が向いたらぜひまた覗きに来てください。
そして、国立科学博物館にぜひ足を運んでみてください!笑

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