一番苦しくて、一番救われた日 ~高校サッカー編 #65~
こんにちは。
RB(あーるびー)です。
高校サッカー編 第65回です。
どん底を彷徨っている高2CBの息子くん。
前々回の上記noteを投稿して以降、県内リーグ公式戦が2試合あったのですが、2試合とも、有難いというのか、本当にこれで良いのかというか、2試合ともスタメンフル出場。
でも。
夏休みも終わり2学期が始まって、多少身体も絞れてきて、お顔周りもスッキリ。そろそろどん底を脱して、少しずつでも上向き調子になるかな~なんて淡い期待を抱いていたら、まだまだ沼は深かった…
ビルドアップ時の左CBからの何でもない横パスに対して、相手FWが寄せてきたのを見て、ダイレクトでインサイドキックでGKにバックパス。
これが…
ダフって、ボテボテのパスに。(あるあると言えばあるあるの光景)
寄せてきた相手FWにそのままボールをかっさらわれて、GKと1対1。失点。同点に…
ホームグランドでの試合。
幸先よく先制したは良いが、なかなか追加点が取れない嫌な流れの中でのこの失点。
ダフってしまった瞬間、会場の空気凍りましたね…
私は応援席の最前列でビデオ撮影していたのですが、もう後方の保護者席なんて怖くて振り返れないですよねwww 独り天を仰ぎました。
試合は同点のまま15分間のハーフタイムへ。
こんな状況下で、ハーフタイム中に隣に座る同じチームの保護者さんに私からなんて話しかけられないですし、隣に座る保護者さんも私には話しかけて来ない…そりゃそうですよね…私が逆の立場だったとしても何て声掛けていいかなんて分からないですもん(笑)
齢44歳。
ただただグランドを見つめるしかない。
メンタルが試される15分間でしたwww(結構キツかったです)
苦行の15分間を何とか乗り切り、後半開始。
後半の早い段階で息子チームが得点し勝ち越し~。
それでも私自身はまだまだ前半の息子のミスを引きずっていて、いつものようには喜べず。勝って試合終了のホイッスルを聞くまでは、あのミスは帳消しにはならないというか。 また同点に追い付かれてしまったら…なんて不安ばかりでした。喜びたいんだけどまだまだ不安だらけで、どんな顔をしてよいか分からず、たぶん顔は引き攣っていたんじゃないかと思います。
そうしたらですよ。
その直後に、私、後ろから背中を優しくポンポンと2度叩かれまして。
振り返ったら、息子の1つ上の3年生の保護者さんで、毎回試合会場でお話させてもらっているお世話になっている方。
言葉は何もなかったのですが、振り返った私に対して、ただただ「うん、うん」と笑顔で2度頷いてくださいました。
良かった、良かった。
これで前半のあのミスも気にする必要はないよ。
と。
私にはそんな風に聞こえました。
もう本当に感動してしまいまして…
試合は続いていましたが、私、ちょっと薄っすらと目に涙浮かんできてしまいました…(大袈裟ではなくて本当に)
背中を2度優しく叩かれたその「ポンポン」に、本当に救われた気持ちになりました。
感謝、感謝です。
(これ書きながら、今思い出しても涙出てくる~)
試合は、なんとかそのまま逃げ切り、息子チームの勝利で試合終了。
試合終了までずっと「また同点に追い付かれてしまったからどうしよう…」と不安な気持ちのまま応援していたのですが、試合終了のホイッスルを聞いて、何とか正気に戻れた気がします。
試合終了後、背中をポンポンしてくれたパパさんと、もう一人のパパさんが話掛けに来てくださいまして、
「CBの親ってのはやっぱり辛いよね~。でも、うちのCB2枚はチームの生命線だから。また来週も一緒に頑張りましょう」
という主旨の言葉をいただきました。
今回に限った話ではありませんが、チームメイトの保護者さんには本当に恵まれています。感謝の気持ちをお伝えして試合会場を後にしました。
3ヵ月前のnoteにはこんなことも書いていたのですが、それでも今回ばかりは試合途中で心が折れそうになりましたね。でも、温かい保護者さんに救っていただき、心折れずに済みました。
息子が幼稚園年中からサッカーを始めて以来、一番辛くて、そして一番救われた一日でした。感謝。
読んでいただきありがとうございました。
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