白熱試合 ~高校サッカー編 #44~
こんにちは。
RB(あーるびー)です。
高校サッカー編 第44回です。
前回ご紹介した新シーズン開幕戦後、リーグ戦1試合、リーグ戦とは別のトーナメント戦2試合を終えた息子チーム。今回は、その中でも一番の盛り上がりをみせたトーナメント戦の模様をご紹介。
ライバル対決?
両チームともに近年徐々に力を付けてきているチームで、私の独断と偏見にまみれた勝手な県内勢力図で言えば、県内3〜4番手グループ(「3〜4番手」ではなく、「3〜4番手グループ」です)に位置する2チーム。近年の実績や直接対決の結果からみても実力伯仲、拮抗した面白い試合になること間違いなし。私自身も、前日夜からのワクワクが抑え切れずに、試合開始の1時間も前に会場に着いてしまいました(^^;
面白いサッカー
両チームとも、県内ではそれほど多くはない「ボール保持を大事にするサッカー」を志向するチーム。県内2〜3番手グループに位置する強豪チームの中には、とにかくFW目掛けて長いボールを放り込んでからのセカンドボール狙いのチームがありますが、それらとは明確に違うサッカーを志向。息子自身も、そういうサッカーをやりたくて高校選びをしました。
息子チームも、一昨年より昨年、昨年より今年と、監督さんの目指すサッカーが徐々に浸透してきているのか、年を追うごとに「ボールを持てる」チームへと成長しているのが素人の私から見ても明らか。
相手チームも同様で、歴史・実績のある上位チームに追い付け追い越せの精神で、それまで県内ではあまり見ることがなかった「ボールを保持するチーム」を目指しているのでしょう。
こういう2チームの試合は絶対面白い。
もちろん、県内3〜4番手グループの高校に、中学生年代トップクラスの選手が入部してくることはまずない訳で、「ボール保持」と言ったって、そんなに上手くボールは回らないですよ。そこはご理解を。
上手い表現が見つからないですが、入部してくれたそこそこの選手を確りと育てて良いチームを作っていく。両チームとも良い指導者が良い指導を継続しているんだろうなと想像します。
会場の雰囲気
応援席の人数ではやや劣勢。相手チームの保護者&部員の数がめちゃくちゃ多かったです。息子チームも、昨年まで一緒にプレーしていた先輩が何人か応援に駆けつけてくれていたようですが、それでも数では敵わず。恐らく相手チームの保護者さんも、拮抗したハラハラドキドキの面白い試合になると思って多くの人方が応援に駆け付けたのでしょう。
昨年秋の選手権予選の雰囲気にも劣らない、張り詰めた空気が会場全体を覆い、緊張感ある素晴らしい雰囲気。
こんな雰囲気で試合が出来る息子は幸せ過ぎる。
スカウティング
当の試合はというと、完全に相手チームのスカウティングにハマった感あり。
この試合の前週・前々週に行われた息子チームの2試合。この日の相手チームのジャージを着たコーチ・生徒が、iPadとメモ用紙持参で偵察に来ていました。前々週の試合の時は、「あぁ~、今度の大会で対戦するかもしれないから偵察に来てるんだろうな~」と思って見ていたのですが、なんと翌週の試合もまた来てる!
先週偵察したんだからもう来なくても良いんじゃない!?
息子チーム、そんなに見るとこあります?
先週と同じでしょ!?
なんて思っていたのですが。
サッカーのシステムとか戦術とか詳しいことはよく分かりませんが、素人の私が見ても「あぁ~、完全に研究されてる~」というのが明らか。我が息子の長所である中盤中央を通す縦パスは1本も通らず。中央をわざと少し空けておいて、息子が縦パスを蹴る直前に中央を閉めて難なくインターセプト。
前週・前々週の息子チームの試合。ちょっと力の差があって息子チームの方が思い通りにボールを回せていたのですが、それが逆に、この試合の相手チームの恰好のスカウティング材料になっちゃってましたね。狙いどころや縦パスを出す際の癖(フォーム)を完全に把握されていました。
そして、逆に、相手チームのDFラインから中盤中央への縦パスは全部通っちゃう。外から見ていると「何で毎回そこ通されちゃうんだよ~」と思っちゃいますが、これも研究の成果なんでしょうね~。
最近の高校生のスカウティングって凄いっす。
試合は息子チームの負け。それでも、自陣からのビルドアップで相手に一度もボールを触れさせずにゴールした得点もありましたし、選手やベンチの気迫もすごく伝わってきて、両チーム見どころ満載の試合でした。力を出し切っての負けでしたので、私自身は清々しい気持ちに。またこのチームと公式戦でのガチンコ勝負見てみたいな~と。
本当に良い試合でしたし、めちゃくちゃ楽しかったです。
保護者のいらん残念な話
こんなに良い試合だったのに、1つ残念なお話も。
ハーフタイム。
私のすぐ横で観戦していた相手チームの保護者さんグループの会話。
「相手のxx番はxxxチーム出身、xx番はxxxチーム出身で中学の時xxxトレセンだったらしいよ。xx番は1年生でxxx大会にも出てたxxxチームの子だよ」
相手チームの保護者さん熱心だな~なんて思いながら、また、相手選手のことをそこまで知っている保護者ってちょっと気持ち悪いな~(笑)なんて思いながら、
まぁここまでは良いとしてですよ…
最後の一言。
「相手のxx番、xxxトレセンだったらしいけど、前半見た限りそんなでもなかったよね?(大したことなかったよね?)」
いい大人が
試合会場で
隣に座っているのが相手チームの保護者かもしれないのに
そういう想像すらできずに
余計な一言を大きな声で発してしまう
本当に残念過ぎる…
そういう低レベルの会話はさ、絶対に誰にも聞かれることがない、例えば、自宅でお前の愚息との会話だけにしておけよ。
我が息子のことを言われた訳ではないのですが、息子のチームメイトのことをそんな言い方されて、めちゃくちゃ腹立ちました。彼の凄さを前半で見抜けなかったのはお前の目が節穴だったってだけだよ、と。
先程、負けたけど清々しかったって書きましたけど、試合終了のホイッスルと同時に、私の隣でこの残念な大人が大喜びしているのを見て、マジで腹立たしかったです。
息子よ!
次は勝ってこいつを黙らせてくれ~い!
(ただただ一生懸命プレーしている子どもたちと、こういう馬鹿な大人の事情をごちゃ混ぜにしてはいけないんですけどね。すいません。)
読んでいただきありがとうございました。
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