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桜並木の強剪定、どうする?

桜が満開ですね。今週末の吟行には残っていてくれそうで、嬉しいです。

さて、桜のことで気になることがあります。

毎年、散歩がてらの花見を楽しみにしている桜並木があるのですが、今年はどうも様子が違っていました。

その並木はどの木もかなりの老木で、何本かは若木に植え替えられたりしていました。それでも残る老木は大きく枝を張り、毎年見事な花の昼を演出してくれていました。

ところが昨年、横に大きく張り出していた老木の枝は、すべて伐られてしまったのです。

おそらく、自治体が、台風や地震で被害をもたらしそうな枝を取り払う判断をしたのでしょう。ちゃんと専門家が、どの程度、どの枝を伐れば、桜自体にも影響がなく、安全な状態にできるかは考えての上だと思います。

とはいうものの、いざ花の時期になってみたら、老木の残った枝には、ほんの少ししか花がつかず、頼りの若木にはまだ鑑賞に足る花は咲かない状態。

なので、今年の花見散歩は、まあ咲いているだけいいか、という程度の残念なものになってしまいました。

「桜伐るばか、梅伐らぬばか」という言葉がありますが、梅は伐ることで若い枝を伸ばし花を咲かせるのと対照的に、桜は強剪定に弱いそうです。

自治体がきちんとやっていることですので、木自体がだめになることはないと思いますが、それでも以前のような素敵な桜並木が復活するのかどうか、心配です。

ネットで調べてみると、あちこちの桜並木で、このような安全のための強剪定が行われているようです。

安全第一は当然ですが、なんとか花のつく枝は残せないものかなぁと、素人としては思います。いえ、俳人として強く思う次第です。

さて、桜並木の今後を、どうする?

明日も素敵な季語との出会いがありますように。

RC



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