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【8月のアンケート結果】関東大震災から100年、5割が認識

2023年8月10日から8月28日まで、「関東大震災と防災」についてのアンケートを実施しました。期間中117名の方にご回答いただきました。ご協力いただき、誠にありがとうございます。


結果発表

1.今年は関東大震災から100年の節目の年だと知っていましたか?

「関東大震災から100年」だと知っている方、知らない方がほぼ半分ずつになる結果となりました。
次の質問では、「はい」と答えた方々に「何で100年目ということを知ったのか?」について聞きました。


2.「関東大震災から100年目」を何で知りましたか?

「テレビで知った」という方が一番多く、20名でした。
続けてSNS新聞ラジオインターネットの広告などが続きます。
皆さんが普段利用する多くの手段で広報がされていることが分かります。

震災が発生した9月1日に向けて、より「関東大震災から100年」というキーワードを目にするようになりました。
中にはレシピサイトが「在宅避難に役立つ調理アイデア集」を公開していたり、ECサイトが防災グッズの特設ページを作っていたり…
「関東大震災から100年」を知らなかった方も、今後少し注目しておくと、目にすることがあるかもしれません。


3.関東大震災の「被害」について知っているものは?

続いて関東大震災発生した「被害」について聞いてみました。
「大規模な火災」という回答が最も多く、104件の回答を得ました。
その他にも「建物の倒壊」「多くの死者・行方不明者が出たこと」デマに関連した被害などの回答も多くなっています。
火災のイメージが強いものの、それだけでなく他にも様々な被害があったことが知られているようです。

また年代別の割合は以下のようになっています。

人数が少ない年代もあるので一概には比較できませんが、火災や建物の倒壊などは比較的どの年代も多く、津波や土砂災害の被害はどの年代でも回答数が少なくなっています。
デマに関連した被害については、特に70代以上の方の回答割合が多くなっていました。


4.「防災の日」の制定理由に関東大震災が関係していることを知っていましたか?

「はい」と回答した人が8割近くいました。
多くの人が9月1日を「防災の日」と定めた理由に関東大震災が関係していることを認識しているようです。

《POINT》9月1日は「防災の日」
9月1日は関東大震災が発生した日であり、また暦の上では台風が来襲する厄日にあたります。また甚大な被害をもたらした1959年9月の「伊勢湾台風」が契機となり、その翌年「防災の日」が制定されました。
防災の日を含む1週間(8月30日~9月5日)は「防災週間」とされています。


5.身近で巨大地震が起こるかもしれないと考えた事がありますか?

「よく考えている」という方が最も多く、半数近くいました。
「たまに考えている」という方の回答も合わせて、9割以上の方が巨大地震の発生について考えることがあるようです。
選択肢には「全く考えたことは無い」もありましたが、その回答をした方はいませんでした。


6.災害の備えとして実践していることは?

「防災の日」や「防災週間」に合わせて実践していることと、「防災の日」に関係なく日頃からやっている備えについて聞きました。

どちらも「非常食や防災用品を準備する」の回答が最多でしたが、各回答数に大きく差がある結果にはなりませんでした。
また「普段から備えているので、防災の日に合わせて特別なことはしていない」という回答もいくつか見られ、「日頃の備え」への回答数の方が多くなりました。


本アンケートに回答いただいた皆さんからは、日頃から、または防災の日に合わせて備えを実践しているという声が多く上がりました。
メディア等でも「関東大震災から100年」というキーワードが多く発信される今年、是非周りの方との会話で防災を話題にしてみてはどうでしょうか。

皆さんの声が、身近な人の命を守るきっかけになるかもしれません。


【参考】
・東京消防庁「防災の日と二百十日
・質問2でご紹介したサイト
>クックパッド「災害時の在宅避難に役立つサバイバル調理アイデア集
>楽天市場「備えて安心!防災グッズ」
※ サムネイルの画像は内閣府 関東大震災100年特設ページ内「共通ロゴ・内閣府特設ページリンク用バナーについて」に従い利用しています。


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