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2023のヨガレッスンを終えて


ゴシップが好きっていうわけじゃないんだけど。なんだか私を含めたみんなが、「誰かの幸せな自慢話」よりも、「不幸ネタ」のほうに食い付く。それっていうのは、どんな失敗をしたのか?とか、苦労ってところに共感があるからだと思う。共感ってやっぱり、支え合って生きるための知恵だし、本能だもんね。

なんて前置きを書いておいてアレなんだけど。今日は、私の幸せだったことについて書く。自慢話をさせてほしいんだ。というのもひとつ弁解させて欲しいんだけど。
私は普段、ヨガ講師をしていて、今日は、年内最後のレッスンを終えたんだ。ほっと一息。それに一年間、全273回のヨガレッスンを終えて、やっぱり達成感に満ちた仕事納めだったって訳。そんな心地よい年末に、私に起きた嬉しいエピソードを書かせて欲しい。ってことです。ということで勝手に始めますが。

今日のレッスン後、ある生徒さんにこう言われたんだ。

「マリエ先生!わたし、今日のレッスンを受けて、自分に対して、お疲れ様って思えました。わたし、普段はこんなこと絶対に思わないけど。一年間、頑張っていたんだなってなんか。わかって良かったです。」

と。あったかいご感想を、頂いたんだ。

実は、その言葉には、私が伝えたいことの全てが込められていてね。驚きと共に嬉しくて、どうにも涙が出そうだったんだ。
っていうのも。
私はヨガの先生だけど。本当に伝えたいのはヨガの魅力ではなくて。ヨガというのはただのツールであって。本当の本当に私が伝えたいのって、みんなが
「自分を大切にする、心の持ち方」
なんだ。

そして、そうやって自分が満たされた後、
「他者に還元すること」までを伝えられたらきっと、社会は明るくなるってそう思ってる。そう思って、自分はいつも「自己愛」の先陣に立つようにしてる。

この、
「自分のことを大切にする」っていうと、みんな、どこかありきたりで飽きてたりするし、大袈裟に聞こえるが。実はそんな、大それた事じゃなくていい。
たとえば自分は今日、何を楽しいと思ったのか。とか、何を悲しいと思ったのか。

何に怒ったのか。
何を羨ましいと思ったのか。
誰といるのが好きで、それは何故なのか。どんな仕事が好きで、それは何故なのか。今日、何をどのくらい頑張っていたのか。明日も、何を、どのくらい。
自分は誰かのために、なにを頑張っているのか。
そんなことを思い出して、
「自分」が蔑ろになってないか?
「自分」が辛くなってないか?
「自分」は幸せでいるのか?ってことを
いつも忘れないで欲しいんだ。

そういう考え方や、体感の練習が「ヨガ」なんだと思うし。きっかけになるのが「ヨガ」なんだと思う。なんて。日々そんなことを思ってレッスンを届けてきたから。

今日の生徒さんから、答え合わせの時間をもらい、胸が熱くなったんだよね。

これからきっと、あの生徒さんは
もっともっと自分を許せるようになるし、他人も許せるようになって、自分を褒めたり、可愛がったり。そしていつか「自分を大切にする」ことが、甘えやわがままではないことに気がつくのだろう。私はそう思う。

これからも、「自己愛の本質」を伝えるために、私は「ヨガ」も教えるし「エッセイ」も描き続けるよ。それがいつか、周りを救うし、社会を変えるって信じてね。

今年一年、私とヨガをしてくれた皆様。
ありがとうございました。おやすみなさい

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