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ゴジラシリーズ全作レビュー&イラスト(6)『怪獣大戦争』

みなさんお疲れ様ですvintageです。
このゴジラ、、そうシェー!のやつです。そして本作の東宝特撮美女は

X星人波川役の水野久美さんです




ストーリーはこんな感じ

木星の衛星にX星人が住んでいたがキングギドラの攻撃を受けていた。X星人はコンタクトした富士(宝田明)とグレン(ニック・アダムス)にゴジラとラドンを貸してほしいと要請する。それでキングギドラを倒す作戦だ。地球人はその見返りにガンの特効薬の製法をもらえる約束だった。
ゴジラの活躍でキングギドラは追い払ったがX星人の狙いは地球人を支配下に置くことだった。

このゴジラがシェーするのって当時の反応はどうだったんでしょうかね、ちょっとギャグ路線に行き過ぎて初代のシリアスさからかけ離れてしまっていると思いますが、当時のポスターみると俳優さんたち(水野久美も)もみんなでシェーのポーズしていて、楽しそうなのでまあこれはこれでいいのかもと思います。

怪獣バトルとしてはキングギドラがでますが前半は宇宙での戦いなので地味というかあまり印象にありません。

人間パートは『ゼイリブ』とか『ブルークリスマス』とかの異星人侵略モノとしてみるとなかなか面白いです。
水野久美演じるX星人の波川は計算機(コンピューターじゃないんかいw)の指令に基づき地球人を監視しています。グレン(ニック・アダムズ)と恋に落ちるのですが、統制官(土屋嘉男)に波川は殺されてしまいます。
ニック・アダムズはリアルに水野久美に恋に落ちてしまい、妻子があるのに求婚までしたそうですが、断られたとか、、、まああれだけ美しい人みれば舞い上がっちゃう気持ちはわかります

土屋嘉男は『七人の侍』をはじめ多くの黒澤映画に出演、ゴジラを始め東宝特撮モノにも多数でています。『ガス人間第一号』でガス人間を演じたのは有名ですね。海外にもファンの多い俳優です。
東宝特撮では変わった役が多く、本作でのX星人統制官も一度観たら忘れられないインパクトです。

このようにみるとゴジラ映画というのは怪獣だけでなく、人間パートを俳優たちがちゃんと演じているところに魅力があるのだと思います

ではでは


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