【エッセイ】僕たちのマッスル
挨拶 読者諸賢、ご機嫌はいかがだろう。日本列島は陽気が栄えてきたな。恐らく諸君は、冬との別れを惜しみ、こたつやベッドの中で未だぬくぬくとくるまっているのだろう。悲しいかな。そんな猫のような愚者は犬も食わない。
私はというと、諸君らとは違い、筋肉の鍛錬により溢れ出るエネルギーで、毎日毎晩と己を温めている。漏れ出したエネルギーが、汗となって、私の額で輝く。望むのであれば、余剰分の熱で諸君を温めてやることもできる。寒い日が続いた分、私が温まる日々を創生してやろう。我流の三寒四温