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休日はパスタとともに

最近、平日の昼ごはんはもっぱら、パン屋のサンドイッチだ。パン屋と言っても手作りのサンドイッチだけ売っている小さなお店のサンドイッチ。これがまた、毎日食べても飽きない程美味しい。

その店には店頭販売で、袋売り100円の野菜も時々売っている。一人暮らしをしていた頃の性がいまだに残ってしまっているのか、実家暮らしの身ながらよくチェックしてしまう。そしてこれまた、かつてのバイト先で好きになったししとうが、1袋100円で売られているのを見て「これは買い」だと思ってしまった。

ちょうど先日、期をみて半年遅れの新人さんの歓迎会があった。とてもおしゃれなイタリアンの店で、コース料理でパスタが出た。青唐辛子としらすのペペロンチーノ風で、食べたことのない美味しさだった。あまりイタリアンにも頻繁に行かないし、おしゃれなパスタ屋さんとも無縁に生きてきた自分としては、こんなレシピがあることは目から鱗だった。同時にパスタへの無限の可能性を感じてわくわくが止まらなかった。

そんな先日の流れを受けて、ししとうが手に入ったとあっては、これをパスタの具材に試さずにはいられなかった。

というわけで今日のレシピは「ししとうとしらすのペペロンチーノ」

以前に生ハムペペロンチーノを作ったことがあって、その時にアンチョビペーストを買っていたから、今回もベースはアンチョビにすることにした。しらすとも相性は良さそうだ。

他にもほとんど家にあるもので作ることが出来た。水気を若干含んだししとうは、熱々のオリーブオイルに投入した瞬間に喧嘩を始めた。そんなこんなで手際は非常に不細工だったけれど、何とか完成。

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ししとうとオリーブオイルの喧嘩の仲裁のために、早めにパスタと茹で汁を入れてしまったから火の入り具合に不安はあったけれど、心配には及ばなかった。程よい辛味と爽やかさを持ったししとうの魅力が最大限に生かされている。案の定アンチョビとしらすの相性もいい。

何もない休日を彩るには丁度いいパスタのレシピが、また一つ増えた。コロナが下火になっている今のうちに、もっと知らない味、レシピに出会うべくグルメ旅にでも出たいと思う。

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