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このごろのことについて

ここ2か月近く、noteの更新を怠っていました。

言い訳をさせていただくと、夜の仕事と日常生活のバランスをとるのがなかなか難しく、仕事のある日はほぼ「働いている」か「寝ている」かのどちらかで、日中にやりたいことができていませんでした。

それでも休みの日は、友達と遊んだり、本を読んだり、映画やドラマを観たり、仕事の疲れをとりつつ、無理しない程度に活動ができています。

先日、久しぶりに何となくnoteを開いて、他の人が書く様々な経験や思想に触れた時、ふと「書きたい」という思いが胸の奥からふわふわと浮かび上がってきました。

ので、書こうと思います。

とりあえず、まずは、この空白だった約2か月間について、ちょっとずつ書いていきます。

仕事

以前の記事で紹介した通り、私は今イギリスのホテルでナイトポーターの仕事をしております。

夜22時から朝6時半までの8時間半シフト。

最初の2~3時間は接客などでちょっとばたばたして、残りの時間はほぼ掃除と若干のオフィスワークをする、といった日々を繰り返しています。

繰り返す、と言っても、全く同じ日はなく、毎日イギリス国内各地、あるいは世界中から来るお客さんの接客をしたり、同僚たちと他愛もない話をしたり、千鳥足の紳士・淑女を介抱したり、地域で有名らしいギャングスターと電話でやりとりしたり、お巡りさんがやってきて宿泊しているお客さんを逮捕していったり、ミスをしてお客さんや同僚に迷惑をかけたりと、様々なイベントが待ち受けています。

特に、8月に入ってからは、日本人のお客さんも多く、私の唯一のスキルである「日本語」を使って活躍できる場面も増えています。

ちなみに、私が働くホテルのスタッフにはマルチリンガルが多いです。
最大だと一人で6か国語(英・仏・西・伊・独・露)操れる人もいますが、日本語を扱うことができるのは私だけです。

日本人が少ない「地方」だからこそ活かせる強みですね。笑

逆に、日本人のお客さんからは「え?ここで日本語が通じるの?」と驚かれることが多いです。

お客さんにとっても、ホテル(会社)にとっても、役に立ち、必要としてもらえることは、やはり嬉しいことです。

ちょっとだけ、自分の成長を感じているこの頃です。

ホテルのバーで働く同僚が見せてくれた日本のお酒たち

家族とロンドン

7月の中頃、家族が私に会いに来てくれました。

仕事の関係上休みが一週間しか取れなかったとのことで、ロンドンで3日間だけでしたが、一緒に過ごしました。

ウェストミンスター、ロンドン塔、大英博物館やナショナルギャラリーなど、定番の観光スポットを周り、ピカデリーサーカス、オックスフォードストリート、ハロッズなどのショッピングスポットもあらかた見て回りましたが、やはりロンドンには何でもあり、クオリティが高いものが多いなと思いました。(もちろん値段も高いのですが。)

ウェストミンスターパレス、生で見るとやはり迫力が違う

ロンドンでの三日間、私の中で一番印象に残っているのは、家族でパブへ飲みに行った時の出来事でした。

ビールを飲んで、酔っ払って饒舌になった母が、会話の中で私のことを「自慢の息子である」というようなことをこぼしたのです。

親のお金で大学に行かせてもらい、卒業後、せっかく地元の市役所に就職することができたのに、それを無にする愚行を犯してしまった私。

それにも関わらず、私の背中を押してくれ、誇りに思ってくれている母。

なんだかんだで私の一番のサポーターは、やはり母なのですね。

私自身のこれからの人生色々チャレンジしてみたい反面、

「あとどれくらい母と一緒に過ごすことができるのだろう?」

と考えさせられる出来事でもありました。

日本に帰ったら、いっぱい親孝行しなければ…!!

プライベート

なんだかんだで友人には恵まれているので、毎週休日には誰かと会い、食事や飲みに出かけているような状況です。

美味しいものを食べたり飲んだりしながら、友達と楽しく話しをすることは、何ら特別なことではありませんが、毎度毎度新たな発見があるので飽きることがありません。

最近のはイタリアンレストランに行きがち

また、毎週月曜日の夜には、チェスター大学の学生の台湾人の女の子が、ランゲージエクスチェンジを私的に開催してくれるので、積極的に参加しています。

先日、台湾人、香港人、中国人、インドネシア人など、アジア系の参加者が多かった時、映画「オッペンハイマー」の話題から太平洋戦争の話題に移ってしまい、

「私たちの国はかつて日本の植民地だった」

と言われたときに、どうしようもない気まずさを覚えました。

別に私個人に直接責任があったり、やましいことがあるわけではないのに、どうしてこのような気持ちになるのか、少し不思議に感じました。

「民族感情」というのは、自然とどこかで身につくのかもしれません。

とは言え、台湾人、香港人、中国人、それから日本人である私が肩を並べて楽しく会話をする姿に、現在のアジア情勢とはかけ離れた姿を見て、ほっとするところでもあります。

「民族」や「国家」って一体何なんだろう?

私の中の永遠のテーマです。

おわりに

気が付けば、私のワーホリライフも残すところ9か月。あっという間です。

ワーホリ中に「やろうと思っていたこと」の3割も出来ていないかもしれません。

それでも自分に足りないものを見つけることができ、着実に自分が成長していることは感じますし、言語や文化の差に苦戦しながらも、楽しく生活ができています。

残り9か月でどれだけ楽しめ、どれだけ成長することができるのか。

もともと怠け者の私は、最近ますます怠け者になりつつあります。汗
イギリスで生活できる時間も限られているので、今一度自分を奮い立たせ、仕事に勉強にプライベートに、充実した毎日を送りたいところですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


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