生きている中には良い時もよくない時もあります。人生の波というものですよね。それを、なんとなく事前に予感しているといないでは大きく違う感じがします。喜びごとは急に来ても嬉しいことだけれど、辛いことや悲しいことなどが突然なんの心構えもなく不意にくると結構心やられますよね。

　企業の社長さんクラスになると大勢の社員さんを抱えているわけで、時代の波を読んだり方向性を出したり、大きな決断に迫られたりすると思うのです。最後は自己責任で一人で決断するのだと思うのですが、そのサポートに古来からある占いなんかの力を借りている人も多いらしいです。

　私のきっかけは多分、高校生の文化祭の時、出しものとして、トランプ占いをすることになって、それっぽい衣装を着せられて、感じたままを言っていたら、なぜかよく当たるということになり、長蛇の列になりました。デタラメではないのですが、なんとなくがたまたまだったと思うのですが、「人は自分のことを見てもらうのは本当に好きなのね」と思う瞬間でした。

　それから、いろんなことに興味を示して、ホロスコープをかじったり、数秘を見たりタロットをのぞいてみたりしました。友達が算命学をがっちり学んだことも手伝って、「先人の教えの中には、ただの占いの領域で終わらせられないほどの、自然の摂理が働いているのね」ということを感じさせられます。

　いろいろなものがあるので、自分に合うものを重宝すればいいと思うのです。色々な占いに加え、エンジェルカードだったり、アンサーカードだったり、時にはカードのようなメッセージ本だったりします。私はいくつかをその時々の気分で組み合わせて、今の自分にしっくりとくるものを取り入れています。占いも、宿命的なものと運命的なものとで違ってくるものもあるし、最終自分の意志もそこに入ってくるので、絶対的なものではないとは思うのですが、知れば知るほど、なるほどと思わされることが多いです。

　人生には波があるので、その波のタイミングをサーフィンの波乗りのように感じることができたら良いと思うのです。今どんな時代で、自分にとってはどんな運気が来ていて、私を中心としたメッセージを受け取るなら、どこなのか。それだけでもすごく今の自分を俯瞰してみるためのツールとして十分使えると思います。

　きっと古代のシャーマンたちは、こんな力を使いながら、星空を見上げて火を炊いて、大自然に祈りを捧げていたのでしょう。自分を超えた大いなる力の導きを知り、感謝し、今生かされていることを生かしていく。そんな時をすごしていたのではないかと思うのです。

　現代では、目まぐるしくいろいろなことが起こり得ます。そんな日々振り幅の大きい歩みの中で、自分の人生の周期を知っているということは大きな強みになっていくと思うのです。