親子をまるごと支援して!

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Facebookのお友達がこの交流会に参加したと知らせてくれました。

私は知的障害児入所施設で児童指導員をしていたことがあり、いまは障害福祉サービスの就労継続支援の事業所で社会福祉士(パート勤務)として働いています。
そして、障害ある子の母として、児童福祉サービスを利用する立場でもあります。

児童指導員時代は、両親から離されて入所施設に「措置」された児童との関わりもありました。
両親によって、命の危険にさらされるような場合、親子の分離はやむを得ないこともあると思います。
でも、そんなケースで両親の記憶がほとんどない児童も両親、特に母親への思慕を強く抱いていて、児童指導員として「お母さん」に嫉妬すらしました。

取材を受けたFacebookの友達は、元夫からのDV被害に遭っていました。精神疾患を患い、愛する我が子を行政に連れ去られました。
もちろん、行政側は児童福祉の観点から「措置」したはずですが…その分離が母と子それぞれにどのくらい心の傷を負わせるか?という視点はあったのでしょうか?
愛着障害を抱えることになってしまうであろう児童たちの未来まで見据えられた支援になっていたでしょうか?

私自身が障害ある我が子を育てながら、我が子を危険な目にあわせてしまうかもしれない恐怖感に襲われたこともあります。
母を責めずに、子をとりあげずに、母の労を労い、共感の言葉をかけてくれた支援者がいたことで、何とか踏ん張れた過去があります。

そして、いまの職場の利用者さんのなかにも、「お母さん」がいます。
母親の困り感により添い支援することは、その子どもたちを守ることになると確信しています。
追い込まれた母親とその子どもを分離させずに、まるごと支援することが当たり前になるよう…まずは、この現実をたくさんの方々に知っていただきたいです。

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