最近ときどき見かけるこの文言。

SNSのコメント欄とか、コミュニティの投稿欄とか。
見るたびになんだか違和感があり、その理由を考えてみて、行き当たる。

この丸投げ感が苦手なんだ。

一見下手に出ているように見えるけれど、その実、自分の発言の責任を他人にぶん投げているように感じる。
「私は言いたいことは言いますけど、載せるかどうかはそちらの判断にお任せしまーす」みたいに見えちゃう。

ちょっと違うかもしれないけれど、創作などの前文に必要以上に
「駄文すみません」「お目汚しすみません」「気分を害されたらごめんなさい」みたいなのも苦手。
本当にそう思うなら、出さなきゃいいし。
出すならいろんな人の目に触れるのは覚悟しておかないとだし。
「そんなことないですよ」っていう言葉を待っているような、それが透けて見えるような。
それとも「自分でも分かってるんですよ、だから見逃してね」ってことなのか。

少なくとも、何かしらの形で表に出すことで、誰かの目には触れる可能性があるのであって。
それに対して、正しく伝わらないことも、そういうつもりじゃなかったっていうのももちろんあるだろう。
それでも、伝われば嬉しいし。
自分が誰かの言葉に励まされることがあるように、誰かも自分の言葉で何かしら感じることがあるかもしれない。

発言した言葉の表記を削除しても、発したことは変わらない。
その表現が、誰かの目に、耳に入った事実は変わらない。
だから、「不適切かどうか」はせめて発言する前に、自分で考える人でいたいと思う。