いつも菜食で過ごすならば、五葷にはご用心であることを学んだ『玉ねぎ事件』。

おはようございます。
今週は『玉ねぎ』で自分の身体に異変があったので、その内容について記事にしたいと思います。(現在は落ち着き、完全回復しました。)

何気なく自分へのご褒美に作ったカレーが悲劇の始まり。

事の起こりは2022年1月30日、晩御飯に、その日の仕事を乗り越えた自分へのご褒美としてカレーを作ったことです。

その日の仕事は、初心者向けの講座として、Wordpressを体験してみる、というような内容であり、わたしがその講師をやっていました。

講師は多少経験がありましたが、短時間で何人かの受講生と演習形式でやるのは初めての経験であったため、当日はわたしを含めて何人かと一緒に複数の受講生の演習をフォローしていくことで、何とか乗り越えることができました。

それで、「今日は頑張ったー」と思ったので、「よし、晩御飯はカレーを作ろう」と思って、『にんじん』、『じゃがいも』、そして普段は食べない『玉ねぎ』を丸々一個分、カレーの中に投入しました。何だか玉ねぎの入ったカレーが久しぶりに食べたいなとも思いました。実は『玉ねぎ』はある理由で食べるのをなるべく避けていました。理由は次の節にて触れます。

五葷(ごくん)と呼ばれる野菜がある

菜食やヴィーガンの方には野菜のなかでも食べるのを避けるものがあり、それは「五葷(ごくん)」と呼ばれるネギ類・にんにく・にら・らっきょう・あさつきです。(参考↓)

「五葷」と呼ばれる野菜は、いずれも匂いや刺激が強く、肉や魚介類の強烈な匂いを中和する働きがあるので、肉や魚介類と一緒に食べるとバランスがある程度取れるようです。

ですが、肉や魚などを常に食べない菜食やヴィーガンの方の場合、五葷の匂いや刺激がダイレクトに身体に効いてしまうため、内臓をそのまま痛め、心身のバランスを崩してしまうことがあるようです。

なお、以下のサイトによれば、古代中国の五行(木・火・土・金・水)の考え方というものもあり、五葷もそれに関係するそうです。

例えば、五葷の野菜は以下のようにそれぞれ働きの違いがあるようです。

韮(にら)は、肝臓を痛め、怒りっぽくなります。
蒜(にんにく)は、心臓を痛め、落ち込みやすくなる。
薤(らっきょう)は、脾(消化器系)を痛め、思い悩みます。
浅葱(あさつき)は、肺を痛め、悲しむことが多くなります。
葱(ねぎ)は、腎臓を痛め、恐れや不安感が大きくなります。

五葷が体や感情に与える影響【菜食をしている僕が体感したこと】
『365blog』 Written by Hideki Okajima 2020/06/20

今回、わたしが食べたのは「玉ねぎ」ですが、上記の考え方によれば、「腎臓」を痛め、「恐れ」「不安感」を大きくするようです。

また、実はカレーだけではなく、実家から、送られてきた平飼いの卵があったため、その卵をゆで卵にして、豆乳マヨネーズをかけ、タマゴサラダを作っていました。ここでも、『玉ねぎ』を丸々一個分切ったものを混ぜていました…。マクロビオティックで陽性である卵と陰性の玉ねぎを一緒に摂ればある程度バランスが取れるのかな?という浅はかな計算もありました。

少し話は逸れますが、送られてきた卵については、実家と相談して、卵を食べるとしてもケージ飼いではなく、平飼いにして、もらうようにお願いいたしました。有り難いことにも、わたしが菜食をするにあたって、最初は色々と心配してくれたものの、現在はある程度理解をもらえております。

菜食生活を過ごすとしても、卵は子どものころから大好きだったので、わたし自身今でも卵を食べたいと思う気持ちが多少残っていることと、卵を食べるとしても、なるべく鶏たちがこれから少しでも大事にされたなら良いなという思いもあります。

玉ねぎを大量に食べると、わたしの場合は主に動悸がする。

話を一度戻します。
その日の晩、久しぶりに『玉ねぎ』を大量に入っているカレーとタマゴサラダをそれぞれ食べました。(次の日の昼と夜のぶんもまとめて作ったので全部ではないですが)

すると、その日の就寝後、興奮したのか、夜中の4、5時?くらいに動悸がして、眠れなくなりました。

???と思いましたが、その時点では『玉ねぎ』が原因と気づいていませんでした。
仕事したけれども疲れていなくて元気いっぱいなのかな?ってのんきに考えていました。
しばらくベッドに横になっていましたが、眠れないので、早朝から本を読んで、その後本を読んで感動したので、その勢いのままnoteに記事を書き、2022年1月31日の月曜に記事を一本投稿しました。

それでその日の朝はまだ元気に動き回ることができるくらいには大丈夫だったのですが、昼も玉ねぎが大量に入ったカレーを食べ、その日の夜もカレーを食べました。すると、その日の就寝後も、やはり夜中の3時くらいに動悸がして眠れませんでした。しかたないので、ベッドで考え事していたら、記事を書きたくなったので、早朝からnoteを書いて、珍しく、2日連続で記事を投稿しました。

2022年2月1日の火曜、その日はさすがに2日連続で睡眠時間が3~5時間しか取れていなかったため、寝不足で頭が働いておりませんでした。
それでも、その日は用事があったので、出かけていました。思えば、その日は頭が少しふらふらして、久しぶりに眠くて考え方がネガティブになっていたと思います。

危なかったら途中で止めればよかったが、残りの『玉ねぎ』が「もったいない」と思ってしまった。

火曜の昼は外食で済ませていたため、玉ねぎはそれほど食べていなかったとは思いますが、夕方に帰宅して、いざ晩御飯を作ろうと思ったら、冷蔵庫の中に、カレーを作るために買った玉ねぎがまだ、丸々一個残っていました。

「何か嫌な予感がするけど、もったいないな…。玉ねぎを半個切って、味噌汁に入れて少しずつ食べればいいのかな?」と思って、味噌汁を食べました。

すると、食べた直後、今までで最大の動悸が起こりました。
それだけではなく腹痛もするようになって、頭がくらくらするようになって、強烈な不安感が襲ってきたので、「!?????」と思いました。
たぶん食べてから3~4時間くらい、「ぐわああああ」となって苦しんでいましたが、しばらく経つと落ち着いたので、そのままベッドに行って、眠りにつきました。

2022年2月2日、次の日の朝になったら、動悸や腹痛、不安感といったものはなくなっていましたが、昨晩のダメージで、頭が回らず、身体がかなり疲れきっていたようだったので、仕事先の人に連絡して、大事を取ってその日の仕事を休みました。(急ぎの仕事がないのが幸いしました…。)

せっかく休みになったので、家の近くにある公園まで行き、ひなたぼっこしながらゆっくり過ごしたりすると、昼には元気になりました。

そこで、五葷で食べた『玉ねぎ』のことを思い出し、改めて『玉ねぎ』を食べることによる影響を調べてみると、冒頭で紹介した参考記事の中にある「ネギは腎臓を痛め、恐れや不安感が大きくなる」という文章を見つけ、ホントにそういうこともあるのだな…。と実感しました。

実は、わたし自身、五葷について警戒心をそこまで持っておらず、自炊で時々、玉ねぎやにんにくが入っていたり、外食時でも、あまり気にせずに食べたりしています。
ただ、菜食をする場合は、五葷を避けたほうがよいということは知識として知っていたので、一応、頭の中ではなるべく避けようと思っていました。

しかし、今回改めて、『玉ねぎ』を大量に知らず知らずに食べてしまって、その『玉ねぎ』の効果を実体験してみると、
「昔の人はそういうことを知っていたんだな。。五葷を軽く見すぎてしまっていたし、知識としてちゃんと活かせていなかったな…。反省しよう。」
と思いました。

以上、今週に起きたわたしの『玉ねぎ事件』でした。。
この記事を読んでいただいた皆様、大変心配をおかけいたしました。。

ちなみに調べてみるとわたし以外にも、菜食をされる方ではないのですが、玉ねぎ、ネギ、にんにく等を食べたらアレルギー反応として、動悸や腹痛が起こる方がいるようで、noteにもアップされているようです。

玉ねぎを大量に食べることによる科学的な影響としては?

それで、玉ねぎのどんな成分が身体にどんな影響を与えているのかな?と思ったので、少し調べてみました。

玉ねぎには、血液をさらさらにする効果があり健康や美容に良いということはよく知られていると思いますが、玉ねぎには「アリシン」という成分が特に含まれていて、食べすぎると下痢や腹痛を起こしたり、吐き気、胃もたれ、頭痛などの諸症状を引き起こすようです。

ただ、わたしはもう一つ気になるのがあって、「リルプロピルジスルファイド」というのも含まれていて、それはニラやにんにくなどのネギ類も含まれているようです。
その「リルプロピルジスルファイド」溶血性貧血を引き起こすことがあるようですが、動悸を起こす原因は主に「リルプロピルジスルファイド」なのかな?と思っています。(参考記事↓)

人間だけではなく、猫や動物などにも影響があるそうですが、「リルプロピルジスルファイド」は血液に流れる赤血球の中のヘモグロビンを酸化させ、赤血球を破壊する働きがあるようです。

赤血球を破壊する現象を「溶血」といい、この「溶血」が原因で「溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)」を引き起こし、血液を身体の隅々まで送ることができなくなるようです。(猫の場合は、「たまねぎ中毒」とも呼ばれるようです。)

「溶血性貧血」を引き起こすと、呼吸困難や心拍数の増加に繋がる可能性があるそうなので、動悸もこの「溶血性貧血」と関係があるのではないのかなあと思っています。

ちなみに、「ネギは腎臓を痛め、恐れや不安感が大きくなる」という言葉があるので、ネギ類と腎臓との因果関係を調べてみましたが、わたしが調べた範囲では見つかっておりません。

ただ、「溶血性貧血」とは別に、「腎性貧血」というものもあるようです。(参考記事はこちら↓)

上記の記事によると「腎性貧血」とは、

腎臓はさまざまなホルモンを分泌しています。そのひとつに赤血球をつくるはたらきを促進するエリスロポエチンというホルモンがあります。腎臓のはたらきが低下すると腎臓からのエリスロポエチンの分泌が減り、赤血球をつくる能力が低下することで貧血になります。
このようにしておこる貧血を「腎性貧血」といいます。

「特集 腎性貧血とは?」
知ろう。ふせごう。慢性腎臓病(CKD)

とのことで、腎臓の働きが低下して、エリスロポエチンの分泌が減って、赤血球が作られなくなることで、貧血となる現象のようです。

また、記事によれば、「腎性貧血」になると、疲れやすい、動悸・息切れ、めまいといった症状にも繋がったり、貧血状態になることで、全身の酸素不足が起こり、酸素不足をカバーするために心臓には常に負担がかかるようです。

ネギ類が「腎性貧血」に繋がるかどうかは不明ですが、もしかすると、「リルプロピルジスルファイド」という成分単体だけではなく、他の成分(玉ねぎだったら「アリシン」)との効果とも複合することによって、腎臓に影響を与えるかもしれないですね。
といっても、古代中国の五行の考え方、五葷からそれぞれの臓器に影響する、というのが必ずしも100%正しいとは限らないとも思いますが、何かしらの参考にもなるのかなあ、とも思います。

以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
改めて心配をおかけいたし、申し訳ありません。
次回からは玉ねぎを含めて、五葷には注意いたします。

また、学んだ知識をしっかり、生活の知恵としてもしっかり活用できるように、油断・慢心せずにできる限り謙虚に過ごすようにいたします…。^^;

次回もまた、玄米・菜食生活に関して何かありましたら書きますので、興味がありましたらよろしくお願いいたします。

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