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どうしても赦せない、どうしても復讐したい人に報復したいと思う時

標題のようにセンシティブな悩みを抱えたとき、信頼できる人に相談できるのが一番であり、日本でもカウンセラーが普及すればいいという話題が出るようになりましたが、カウンセラー選びで苦戦しそうだと感じる今日この頃です。

さて、赦せない人がいるとき、皆さんならどうしますか。
気心が知れている人とお酒を酌み交わしたり…がコロナ以前なら可能でしたが、今はそれも難しいかもしれませんね。
後悔や悲恋、不安、人から受けた屈辱などのマイナス感情は脳が忘れにくくさせているという厄介な面があります。所謂「嫌なこと」を忘れ、幸せになったと思った矢先、ふとしたきっかけでマイナス感情がぶり返すのは、脳の仕組みにあったりもします。ですので、幸せな人は不快な感情やマイナス感情とは縁遠い、というのは少し違うのかもしれません。

復讐したいとか、仕返しをしたい、「嫌なアイツをどうしても赦せない」と思うときの対処法について、【自分が幸福になるのが一番】【記憶から消し去り、(相手のことなんて)もう気にしてなんかいない、という態度を見せつけてやれ】という正論が多く、ある意味正しいとも思います。人を呪わば穴ふたつ、という格言もありますが、呪っただけでは実際は何も起こらず、精神衛生上悪いのだと個人的には感じています。ただ、復讐心に苛まれて悶々としているときに綺麗事を言われても、心は晴れないのではないでしょうか。

またそこまで苦しみを抱えるのは、それだけの不当な事実を反映している証なので、そうであるならば、怒りのエネルギーがあるうちに、まずは事実を整理してみませんか。「証拠」があるならできるだけ保存して下さい。これから”敵”と会話するのであれば録音データを残し、LINEがあるならブロックしたり削除したりしないで下さい(返信が来るのが気に障るなら「通知OFF」に)。キャプチャを残してもいいと思います。ですが決して、証拠を集めていることや今後の計画を相手に悟られてはいけません。

ご本人に自覚があるかないかは別として、アダルトチルドレンの傾向にある人は嫌な記憶を意外と忘れてしまいます。泣き落されて赦してしまったという事も起こり得ます。こうした点からも事実の整理や証拠の確保は大切な作業です。もしそれで「自分が悪かった点もある」と思えれば、事は解決に向かいますよね。ですが、後悔や復讐心は後から芽生える可能性もありますので、証拠を消さないようにしましょう。

もう一点注意すべきことは、「悪いヤツ」ほど責任転嫁に長けていますので、無駄に言いくるめられてはいけません。自信がなければ友人や家族に、冷静に状況を判断してもらいましょう。個人的には「自分が悪いかもしれない」と反省できる人の側に非があることは、あまりありません。逆にサイコパシーの高い人に、責任転嫁の傾向が強いのは周知の事実ですね。※そして逃げるのもうまいのです。

さて、ここからの具体的な復讐方法は合法的な範疇ですが、どのケースにも当てはまるものではありません。ただ、穏やかに生きている人は仕事でも問題を起こさない場合が多いことをベースに考えると、「恨みを買う人」「問題を起こす人」の「トラブル」との親和性は高くなると思います。
もし赦せない人が悪事を働いていたり、法律違反をしているなら、しかるべきところにリークする事は手段としては有効です。これは家庭内暴力等も同様です。同じように苦しんでいる方たちと集団訴訟にすることも可能かもしれません。
そこで止めようと思うなら、気持ちは収束に向かうでしょうし、もしかしたら行動に移すことで職場環境に改善が見られるなど、復讐心が公共の利益に上手く作用するかもしれません。

ただし、どこに働きかけるとしても論より証拠です。
労基署でも報道局でも怨恨がきっかけの情報提供は数多あるため、確実な情報提供をする必要があります。証拠がないと動いてはもらえず、証拠があっても不正が暴かれるかどうかは定かではありません。同時に自身を守ることも重要です。労基署や税務署へのリークから逆恨みされるというのは、リーク先が判明しやすいので、割とある話なのだそうです。
情報提供の場合には、よくよく「調査先には身元を明かさないでほしい」と依頼することと、調査前に「事前通達をしないでほしい」ということも伝えた方がいいそうです。
厚労省も税務署も直に踏み込まず、「〇月〇日に行く」と事前通達し、所謂、経営者や代表者に猶予を与えるケースがあります。そんな馬鹿なと思うと思いますが、現実には有りうるので、証拠隠滅を諮られないように「通報先は証拠隠滅を諮る」と念押しするか、勤務時のタイムカード等があるなら改ざんされる前の写真を撮って保存するなど、やはり証拠を握ることが重要です。

管理職や経営者にはそもそも自己愛性人格障害やサイコパシーの強い人間が多いです。サイコパス的な人間においては嫌なこと、面倒なことは握りつぶせばいいと本気で思っているので、というより、そもそも脳の構造が異なるので、人間らしい判断や良心的な判断が行われることはなく、反省からはほど遠い人種です(人間とすら言い難いかもしれません)。

人間的な心情がなく、損得勘定のみで生きる人間と対峙するのは難儀です。
関わりを持たなくて済む人はよいでしょうが、当事者になった場合にサイコパシーや自己愛が過大な人間をギャフンと言わせるには、刑事か民事に持ち込むほかに手段がありません。
逆に言うと、近所に噂を流される位のことであれば「自分に利益をもたらさない奴に情報が伝わっただけ」としか思わず、復讐にも何にもならず、あえて言うなら蚊に刺されたくらいの体感です。普通の人が嫌だなと思う範疇を完全にスルーできるようなメンタルと言えばいいでしょうか。

そもそも、人間らしさをもつ相手なら、何らかの人間らしい対応ができるはずなのです。ところが脳内が普通の人間とは異なる人や、辛い目にあってトラウマや傷付き体験がある訳でもないのに、何歳になっても未熟な人、人の痛みが分からない人というのは確実に存在し、犯罪には至らなくとも、冷酷で自分自身のことにしか興味がありません。そうしたときに、世間一般に言う「まともな」判断をしても勝ち目がない。だから特にそうした相手に復讐が必要ならば、相手の最も大事なもの、多くは立場や財産、自分への評判ですが、そうしたものを奪わない限り、周囲が迷惑を被り続けます。反省や改心など彼らの辞書に一文字もなく、あるとすればどうしたら不快な状況から逃げられるか、罪から逃れられるか、厄介な事実を握りつぶせるか、それしか考えていません。表面的にそうは見えなくとも。

結果的に、あなたが正しいとして復讐を仕掛けても、サイコパスや自己愛性人格障害の人が相手だと、返り討ちにあうケースがあります。そうしたときにも揺るがない証拠が、何よりあなたを救ってくれます。確固たる物的証拠があれば、焼かれたり、抹消されない限り、消すことができないからです。また弁護士が怖いサイコパスもいるので、その場合は受任通知が届いた時点で、事のほか順調に進むケースがあるかもしれません。それは相当にラッキーなケースです。

最後に、感情に任せて行動し、報われるべきはずの側が非難されたり、傷付くことになるのは本末転倒です。できれば第3者を挟んだ話し合いや、公的機関の介入で事が収まればいいですね。復讐というエネルギーが昇華されますように!


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