Remember_Oneness

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最近の記事

映画『ゴジラ-1.0』再観賞〜リアルと虚構のあいだで…

2024年1月26日、『ゴジラ−1.0』の2度目の観賞に劇場に向かいました。約2ヶ月前にこの映画を初めて観たときには、確かにその迫力に圧倒され感動を覚えたことは間違いないのですが、その時は複数回観賞しようとは思いませんでした。ところが日を追うごとにじわじわと、主人公たちが演じる胸が熱くなる人間ドラマと、劇場の大きなスクリーンが地響きで破壊されるのではと思わせるほど怖ろしいゴジラの大迫力を、もう一度体感してみたいと思うようになりました。 この映画はハリウッド映画の本場アメリカ

    • ゴジラ生誕70周年記念作品「ゴジラ-1.0」

      〝ゴジラ生誕70周年記念作品〟映画『ゴジラ−1.0』を鑑賞しました。 2016年公開の『シン・ゴジラ』では、初のフルCGにより迫力あるゴジラを現代に蘇らせ、さらに徹底してリアルを追求した政府と官僚の危機管理描写が際立った名作でした。あれから7年、そんな名作のあとを受けて、果たして今回はどんなゴジラ映画になるのか、期待と不安のなか劇場に足を運びました。 〜以下、ネタバレ注意〜 今回の時代設定は、終戦直後に焼け野原となった日本の復興期。冒頭で主演の神木隆之介演じる敷島浩一が

      • 神話の神々と民話の鬼たち〜蛇と龍の物語

        まだ文字のなかった太古の時代より伝承される言い伝え、昔話や童話から、粘土板に記された叙事詩や英雄譚、聖典や聖書など文字で伝わる物語まで、さまざまな民族が継承する神話や民話といった物語が世界各地に存在します。そこには神や天使にはじまり、魔神や鬼神など悪魔の類い、半身半獣のキメラのような怪物から、巨人や雪男といったUMA、河童やアマビエなどの妖怪、鬼や天狗、式神や幽霊まで…多種多様なこの世ならざる生き物が登場します。 各地に伝わるこういう神話がどうやって生まれたかと言えば、その

        • 陸奥国・常陸国 夏の旅〜出雲の龍蛇神との邂逅

          今年の夏は初めての福島の旅に出かけました。途中、群馬の那須高原「南が丘牧場」に立ち寄り、アーチェリーと40年ぶりの乗馬を楽しみました。ユーラシア大陸の西の端から東の果てまで世界の民族の歴史を書き換え、日本の支配層も公家から武家へと大きく転換させた騎馬民族にでもなったように、まるで関東武士を支配した平将門か弓矢の名手那須与一の気分で旅をスタート。 そして、ここから初の福島入り。昼食は「元祖輪箱飯 田季野」という、わっぱ飯発祥の会津懐石の店に入りました。暖簾をくぐると目の前に古

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          プラズマ宇宙論と電気的地球科学

          宇宙の始まりは「特異点」という高温、高密度の極小の一点から始まった時空の爆発で、現在もその膨張は続いているというビッグバン理論を初めて知った時には、数学や物理学の方程式を理解する頭脳を持ち合わせていない私は『ではその小さな特異点のある周囲の空間とは一体何なのか』という三次元的な疑問に襲われたものです。以来、その疑問は半世紀経っても体感として解決できないばかりか、ダークマターやダークエネルギーという、これまた得体の知れない概念の登場は、私にとってはもはや科学を超えて精神世界を語

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          温暖化の終焉と寒冷化の兆し

          地球では過去にN磁極とS磁極が反転する地磁気逆転が何度もあり、最後の逆転は78万年前に起こっています。その際には宇宙から飛来する高エネルギー粒子 (銀河宇宙線) が50%以上も増加し雲の生成が誘起され下層雲が増加しました(スペンスマルク効果)。そしてその雲の「日傘効果」により、冷えやすくなった大陸のシベリア高気圧が強化され冬の季節風が強まりました。 地磁気逆転中の5000年間は、強化された冬の季節風により中国黄土高原から運ばれる砂塵の粒が大きくなり、堆積速度は3倍に増加して

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          映画「シン・仮面ライダー」〜正義と悪の立ち位置

          庵野秀明監督作品「シン・仮面ライダー」を鑑賞しましたーっ٩( ᐛ )و‼︎ ※以下ネタバレ注意 ハリウッド映画のSF、アクションもの名作がいくつも生まれた80年代。当時勤務していた会社の事業所近く有楽町マリオンの映画館でよくロードショーを鑑賞したものでしたが、仕事も家庭も忙しくなり次第に劇場から足が遠のきました。それでも幼い頃にゴジラ、ガメラ、ウルトラマン、ウルトラセブンといった元祖・子供向けSF作品に育てられた私は、2016年公開の「シン・ゴジラ」と、2022年の「シン・

          映画「シン・仮面ライダー」〜正義と悪の立ち位置

          王家の血統と大河の源流〜宝船と黒船が運んだもの

          太古の昔より、土地を追われた王家が生き延びるには大きく二つの方法がありました。一つは武力で他国の支配者を滅ぼしその土地と臣民を征服すること。もう一つは自国と他国の皇子(天子)と皇女(巫女)が血縁を結ぶこと。洋の東西を問わず〝戦争〟か〝婚姻〟が、王家の高貴な血統を守り財産を流出させないための有効な戦略でした。 しかし、先祖代々受け継いだ土地と誇り高き高貴な血統を守るには、近親婚を繰り返したエジプトのプトレマイオス王朝やスペインのハプスブルク家のように劣勢遺伝による血脈断絶のリ

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          讃州、自凝島、吉備〜古代出雲王国ゆかりの旅

          四国〜淡路島〜岡山を巡ってきましたぁ〜! 今年の冬は全国的に豪雪の地域が多いため、比較的温暖な場所として、これまで訪れたことのなかった四国を訪ねることにしました。祖父方の本家が徳島県宍喰町らしいのですが、父親でさえ幼い頃に一度訪れたきりで、私自身はこれまで四国に上陸したことはありませんでした。先祖への積年の不義理を精算する旅になればと思い、四国〜淡路島〜岡山と瀬戸内を巡る旅に出ました。 先ず目指したのは香川県の金刀比羅宮。庶民が自分の領主の土地を離れて自由に旅などできなか

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          幸の神(サイノカミ)信仰とインドの神々

          キリストや仏陀、ヤハウェといった「人格神」が生まれる以前の古代の宗教においては、世界各地で太陽や月、熊やフクロウといった自然界の存在が神として崇められ信仰される対象でした。人間に恵みを与え、時に災いをもたらす「自然神」が古代人や原住民たちの畏怖すべき神でした。蛇神オオモノヌシが鎮座する三輪山も古代の太陽信仰の聖地でした。コミュニティの拡大にともない山が直接拝めない土地へ移住した村人たちは、共同で大きな石神を祀り、家々ではその依代として神棚に石を祀りました(縄文時代の岩石信仰や

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          燃える闘魂〜鎮魂歌 Requiem aeternam dona ei, Domine.

          2022年10月1日、日本を代表するプロレスラーで事業家で国会議員であったアントニオ猪木氏(本名:猪木寛至)は「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」という難病でこの世を去りました。享年79歳でした。 私がアントニオ猪木のプロレスに惹かれ、いつしか〝猪木信者〟になったきっかけは、小学生の頃に当時「東京12チャンネル」というローカル局(現テレビ東京)で、それまで見たことのない真剣勝負のようなプロレスの世界選手権を観たことでした。その試合は「リアルワールドチャンピオン(真の

          燃える闘魂〜鎮魂歌 Requiem aeternam dona ei, Domine.

          太陽活動と人間活動と地球温暖化〜地球寒冷化への警鐘

          地球温暖化を示す気温の変化を表すグラフには、1900年以降に急激に温度が跳ね上がるいわゆる「ホッケースティック曲線」を描くものが少なくありません。しかし「クライメートゲート事件」を持ち出すまでもなく、数百年に及ぶ長期的な推移を示す統計は、観測方法の発達や観測機器の近代化、都市化によるヒートアイランド現象といった諸条件の変化を加味すると、必ずしも連続的に正しく地球環境の変化を表しているとは言いきれません。 ※ホッケースティック曲線 古気候の研究では太陽活動が衰退した「オール

          太陽活動と人間活動と地球温暖化〜地球寒冷化への警鐘

          出雲族と徐福族〜まつろわぬ民族の真実

          日本の古代史は「古事記」「日本書紀」(記紀)に負うところが多いですが、これらの史記は奈良時代の舎人親王はじめ官僚たちが、時の権力者や関係者に忖度しながら天皇の正統性を国内外に示すために編纂したもの。つまり、不都合な真実は神話の中に隠蔽しつつ、当たり障りなく纏め上げたため必ずしも史実を忠実に伝えているとは言い難い。その内容を記紀以外の一次資料と併せて比較検証し、忖度のベールを慎重に剥がしていくことで初めて真実の歴史に近づけるのです。 寺社仏閣の入口に掲げられた由緒書の縁起も同

          出雲族と徐福族〜まつろわぬ民族の真実

          失われた文明〝左利き民族〟の謎〜レフティのすゝめ

          現在、地球上の人類のおよそ9割が右利きと言われています。これに対して人類以外の動物はその殆どが左右両利きです。本来、四足性の動物にとっては前肢後肢とも左右の力の不均衡は適応性に不利に働きます。左右どちらも自在に均等に使えることが高い生存率に繋がるのです(人間も二刀流の宮本武蔵は強かった)。その点からすると利き手の発達は上肢(前肢)が自由に使えるようになった霊長類の特性と考えられます。 それでは霊長類にも人類のような左右の利き手の偏りはあるのでしょうか。国内外の研究機関(テキ

          失われた文明〝左利き民族〟の謎〜レフティのすゝめ

          真説・日本古代史〜地球寒冷化と民族の栄枯盛衰

          【紀元前22世紀(メガラヤン初期)】世界人口2500万人/日本縄文後期25万人 紀元前2200年、地質年代のメガラヤン期(インドのメガラヤ州に由来)初期の地球は、厳しい寒冷化と乾燥に見舞われます。世界各地の民族は温暖な居住地を求めて移動を始めました。争いを好まない母系社会インダス文明のドラヴィダ族は、戦闘地域を避けながら新天地を求め「大陸東の海にある住民の少ない温暖な島」へ辿りつきました。 ドラヴィダ族はインドからベンガル地方のインディカ米(陸稲)、生糸産業や機織り、土木技

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          サムライの源流〜弓と刀と髷の継承

          BC18世紀、メソポタミア西方のアナトリア半島北部の町、ハットウシャを中心に盛えた古代ヒッタイト王国。キプロス島(かつては世界有数の銅鉱山が有名でCyprus=Copperの由来)を支配したヒッタイトは、優れた製鉄(鋼)の技術で帝国の勢力を拡大しました。 アナトリア由来の製鉄技術はやがて、BC8世紀からAD3世紀にコーカサス地方の草原地帯で活動した遊牧民族スキタイ(Scythians)に伝わりました。スキタイ人は製鉄技術をさらに革新し、繊細な加工が可能となり、鉄のヤジリとし

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