見出し画像

初めてのヨガ哲学〜ヨガ8支則〜

ヨガ哲学の入門、はじまりとして
ヨガの2大聖典のうちのひとつ「ヨーガ・スートラ」に出てくる、
「ヨガ八支則(はっしそく)」についてご紹介します。

ヨガ哲学の基本的な教えであり、
8つの段階別に「心」のあり方について説かれています。
1_ヤマ:禁戒
2_ニヤマ:勧戒
3_アーサナ:坐法
4_プラーナヤーマ:調気
5_プラティヤハーラ:制感
6_ダーラナー:集中
7_ディヤーナ:瞑想
8_サマーディ:三昧


最初の2つ、
・ヤマ(禁戒:してはいけないこと)
・二ヤマ(勧戒:したほうがいいこと)
は、ヨガ哲学がどうこうではなく、
人間として生きていく上で基本的な内容。
一見、当たり前のことに感じられるかもしれませんが、
自分の行動や思考にあてはめてみると、
毎日、継続的に実践できているかは、、、微妙なところ。

ぜひ、文字としての知識ではなく
自分の実生活の中でどうか、と考えながら
読み進めてもらえたら嬉しいです(^ ^)
今回はヤマの前半2つについて解説します。


<<ヤマ(Yama)/禁戒>>
日常生活で行なわないほうがいいこと5つ。 

1_アヒムサ(Ahimsa)/非暴力、不殺生
暴力というと「手をあげること」だけのようにも感じられますが、
言葉や思考も含まれます。その行動、言葉に傷つく人はいないでしょうか?

また他者へ対してだけではなく、自分自身に対する暴力も含まれます。
本当の自分の意に反した行動や発言していませんか?
頑張りすぎていませんか??(アレ、、、私。)
そう考えると、1つ目からなかなか難しい。。。
そして暴力の延長に殺生があります。
日常生活だと、虫くらいしか殺生することはない、、、?と思いきや、
今、目の前にある「食べ物」はどうでしょうか。
「食べ物」となるまでにどういう経験をしてやってここまできたのか。
毎日、何をどう食べるのかも意識的になることが大事です。

2_サティヤ(Satya)/嘘をつかないこと
正直に、嘘をつかないことって実は難しいですよね。

自分にも他者にも嘘をつかずに、誠実でいるためには、
頭の中の考えと、表に出てくる言動を一致させることが
普段から必要になってきます。
しかし、まわりの人とうまく関係性を維持するために、
自分の心に反して我慢してしまうなんてこと
大人になるとたくさんありますよね。
でも、それで苦しければ1のアヒムサになってしまいます。
自分にいつでも正直であれば、嘘も遠い存在になっていきます。
また、他者を傷つけるのであれば、それも1のアヒムサに反するので
真実であっても言わない(嘘も言わない)ことも考えられます。

最初のたった2つでも、本当に奥が深い、、、
ちなみに体を動かす「アーサナ」についてはもっと後に出てきます。
アーサナの前に、整えておきたい心の準備が実はたくさん。。。
まずは最初の基本の心得を実践したいものです。


毎日の積み重ねが自分を作り上げます。
今日できなくても、明日また始めたらいいんです!!(自戒を込めて)
続きはまた次回、解説をしていきます!お楽しみに〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?