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めかぶにポン酢 ギリシャ クレタ島のヴィーガンワイン

 先日の夕食はアペタイザーにめかぶを。朝ごはんに毎日でも食べたいが、もずくより少々値段が高い。納豆も食べるので(国産大豆のものを選ぶのでこれもちょっとだけ高くなる)、普段はもずくにしている。

 ちなみにめかぶはわかめの仲間。というより同じ植物だ。わかめの根元に位置する部分がめかぶで、上部のひらひらとした葉の部分がわかめ。国内の生産のほとんどを宮城県、岩手県、徳島県が占める。三陸海岸のものは「三陸めかぶ」としてブランド化されている。

 合わせたのはギリシャのスパークリングワイン。ワインの清澄の工程に動物由来、動物性のものを使用していないことからヴィーガンワインをうたっている。ギリシャワインはこれまでキリ・ヤーニのものばかりを飲んできたが、先日飲んだマタミス・ワイナリーに続いて、今回のリララキスのものも始めて飲むワイン。

 スクリューキャップで開けやすく、エチケットには蝶々はハートが落書きのように盛りだくさんで可愛らしい。

リララキス, ザザズ ドゥミ・セック スパークリングワイン・ホワイト, ギリシャ, クレタ島, NV, 11%, 1,871円
Lyrarakis ZaZaZu Demi Sec Sparkling White NV

 1966年設立のワイナリー。クレタ島の土着品種から造るヴィーガンワイン。つまり、ワイン造りの過程で濁った果汁を澄んだものにする清澄剤に、一般的に使用されている動物由来(ゼラチンや卵白等)のものは一切使用せず、自然由来物質(粘土等)のみを使用。使用されているブドウ品種はヴィラナ、ヴィディアノ、マスカット・オブ・ スピナ。ステンレス発酵。このワイナリーは絶滅に瀕していた古代の土着品種ダフニ種とプリト種の2品種を復活させたことでも知られる。これら品種のワインも機会をみつけ試してみたい。
 香りには青リンゴ、ライム、洋梨のコンポート、微かにサンダルウッドにハーバルなニュアンス、白胡椒やフラワリーなフレーバーも。
味わいには残糖が感じられチャーミング。しっかり冷やして酸味をしっかり感じたい。フレッシュ、シンプルで、ハリのある柑橘果皮のニュアンスが鼻腔を抜け心地よい引き締め。

 めかぶにワインを合わせる。めかぶのネバネバにポン酢の酸味が爽快。めかぶをシャキシャキ、ネバネバと噛みしめていくと、ポン酢の酸味が引き立ててか、甘みがジンワリと広がる。そこにワインの残糖の甘みがよく繋がる。クレタ島のワインのミネラルにもつながりよし。相性: ★★★★☆

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