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メバチ鮪のお刺身 マルサネの酸味の効いた果実味に完璧な調和

スーパーの鮮魚コーナーでメバチ鮪切落しを。100グラムほどで400円。産地は日本・台湾(太平洋)と記載。

自宅でセラーを眺め合わせるワインをどれにしようかと迷う楽しい時間。サルディーニャ島の赤ワインか。お、ブルゴーニュの赤があった。
ブルゴーニュ北部のマルサネ。数ヶ月前に購入してセラーで休ませていた。ブルゴーニュワインの高騰のあおりでセラーのブルゴーニュストックがだいぶ減ってしまった。

この造り手は現当主エルヴェが1985年に畑を引き継ぎ、1990年に名前をエルヴェ・シャルロパンに。
当時は販売先を持っておらず、97年までバルク売り。それが現在ではコストパフォーマンスに優れたワインとなり世界各国から引く手あまたに。
当主の努力、さらに世界的なブルゴーニュ人気のあらわれでもあろう。ワインに寄せるために和歌山産梅肉チューブを少し絞って添える。

ドメーヌ・エルヴェ・シャルロパン, マルサネ, クロ・デュ・ロワ, フランス, ブルゴーニュ, 2021, 13%, 3,740円
Domaine Herve Charlopin, Marsannay Clos du Roy

淡く鮮やかな色調。
香りにはフランボワーズ、ラズベリー、クランベリーの上質で上品な果実香。大樽熟成かよく馴染んだ樽香。ローズのフラワリーさを含む香水のようにうっとりとするエレガントなフレーバー。
ほんのりとヴェジェタルなタッチもあり一部は全房発酵か。
淡い色調の液体に詰まった旨み、ジューシーな果実味、そして舌にしっとりと残るタンニンから繰り出される非常に長い余韻。
小梅のようなこぎみよい酸味、上品でいて愛らしい果実味。果実味の熟度高くマルサネ掘り出しもの!
(91/100)(3月1日)

メバチ鮪の刺身にワインを合わせる。
赤身の鉄分のフレーバーはしっかりとしているが、強すぎず心地よいボリューム。梅肉の酸味と果実感が心地よい刺激。
ワインの明るくも酸味できゅっと引き締まった小梅のような果実味が絶妙な調和。ここから梅肉にも繋がりさらにマグロへのシンクロを高める。マグロ、梅肉、ワインの三位一体。これは五つ星!相性: ★★★★★

シチリア島の造り手クズマーノのネロ・ダーヴォラ品種のワインにも合わせたが、果実味とタンニンがパワフルでマグロを圧倒してしまう。ケンカはしないが。相性: ★★★☆☆

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