営業最大の敵について…

それは自分自身です！

なんて、つまらないことは言いません。

今回は、よく起こりがちな思考について考えます

自己奉仕バイアス

自分がやって成功したことの要因は自分に帰属し、
失敗した時の原因は外部に帰属すると考える人間の特徴の一つ

これです。
これこそが最大の敵です！！！

人間は、自分が上手くできた、成績が出た要因は、自分に帰属すると考えています。
「自分が〇〇だからできた」
「自分はがんばったからできた」
「自分には才能がある、運がある」などですね。

逆に、「やらない」「できない」理由や責任は、他人に帰属すると考えます。
「忙しいから」
「だって〇〇のせいでできなかったから」
「今回は〇〇だったから仕方ない」などですね。

口先だけで「自分が悪い」「努力が足りない」と言っている方も同じです。
一回目ならまだしも、自己分析をしっかり出来ていればそんな言い訳は出てきません。
その証拠に
「どんな努力が足りなかったの？いつまでにどんな努力をしたらいいの？」
と聞くと大抵の場合
「勉強、時間が足りなかった。自己管理をしもっと成長できるようにします」というような中身のない「わたし、がんばる！」という趣旨の回答が帰ってきます。

そして、繰り返す。

これは仕方ないです。
誰しも少なからずそういう思考をしてしまうのです。

営業では、この自己奉仕バイアスが重要になります。

謙虚に、地道に努力しましょうという意味ではありません。

まず、自分が成功した場合、
もっともっと自己奉仕バイアスをかけて下さい。

自己満足でも、なんでもかまいません。
自分を一番褒めることが出来るのは、まず自分です。

100点でも、10点でも出した結果に対してしっかりと自分を褒めて下さい。
反省するよりなによりまずは、自分を褒める。

「今日は洗面台をきれいに掃除した！」
「今日は少し早起きしてしっかり朝ごはんを食べた！」些細なことでもOKです。

褒めることでマイナスなことはありません。
しっかりと自分が行ったことについては自分を褒めましょう。

一方で、周囲への感謝もセットで行いましょう。
自分を褒める、周囲に感謝する。

これはセットで実施して下さい。

重要なのでまとめます。

①自分が行った事は、しっかりと自分を褒める
②褒めたあとに周囲の人、モノ、事へ感謝をする

当たり前のことですが、理由があります。

褒めること、感謝することは道徳的に正しいとか、精神衛生上いいとかそういった話は省きます。

これを行う理由は、自分を俯瞰して見ることが出来るようになるからです。


この自己奉仕バイアスで怖いのは、自分が成功した時以外の場合です。

失敗は他人のせい。という考えでいると成長が止まります。
現状に満足します。思考が止まります。

とてつもない速度で変化する世の中で、思考や成長が止まるとどうなりますか？
置いていかれます。そして追いつくことはとても大変です。

自己奉仕バイアスは誰にでもある根源的な考えなので、簡単に抜け出すことは出来ません。
なので、克服をしようとは考えないで下さい。

うまく利用して下さい。

①自分が行った事は、しっかりと自分を褒める
②褒めたあとに周囲の人、モノ、事へ感謝をする

たったこれだけで、自分を俯瞰して見ることが出来るようになります。
客観的に自分を見て、足りないものを見つけることで初めて努力ができ、成長出来ます。

これは、前回少し触れた3つの「視」にも繋がります。

敵と戦って勝つよりも、戦わずして自分の力にするほうがはるかに効率的です。

誰にでもある根源的な思考「自己奉仕バイアス」を意識しましょう。
意識して、まずは自分を褒めましょう。

今日は○件訪問できた。お客さんと気持ちよく会話ができた。
なんでもいいです。褒めましょう。

だんだんと俯瞰して物事を見れるようになってきます。

敵を知って、戦わない。
味方につけて、力にする。

今回は、営業というよりも、考え方についてお話させていただきました。
偉そうに書いてますが、私も人のせいについしてしまうことがあります。

一緒に変えていきましょう。

この記事を最後まで読んだ！自分はすごい！

そんな気持ちで読んでいただければ幸いです。

では、今日はこの辺りで。

お疲れさまでした！！