人をいがみ合わせる偽善者達のブルース

例えばだが。人の仲を裂こうとする人間、或いは自分をよく見せようとする人間の行動ってのは、ほぼほぼ一緒で。

Aさんには

「Bがこんな事言ってたぜ」

Bさんには

「Aがこんな事言ってたぜ」

ありもしない事やデタラメをそれぞれに吹き込む。

例えば「あいつ、お前が嫌いだって言ってたよ。」

何度も何度も、そういう事を少しずつ繰り返す。

AとBがいがみ合い始めるのだから、2人が「Cがこんなことを言っていた」というのを双方から検証しない限り、結局、Cの思い通りになる。実は、Cが大嘘を言っても、中々バレにくいってのはそういう事なんだが。

けど、ここにDという人間がいたとする。
Cという人間が、平気でそういう悪質な行動をするのを見抜いていて、それが大嫌いで、かつ、AとB共通の知人が。

「あいつ、お前ら、いがみ合わせようとしてるよ。」

と教えてくれる場合とか

「Cって、自分をよく見せようとするために平気で嘘つくから気を付けた方がいいよ。」

とAとB双方に警告する場合、Cの目論見は崩れるし、逆にAとBは、実際にはそれを機に、Cに対しての怒りで仲良くなっちゃうかもしれない。

私が大嫌いだった奴というのは、大概、人の信頼を逆手にとって、こういう小さな嘘を少しずつ吹き込んでは傷口を広げるのが上手な奴が多く、自分がさも賢いいい人と見せかける「天使の振りした悪意の塊」みたいな奴だったので、私は人の噂というのは、ほぼほぼ信用しない事にしている。

自分の目で確かめて話をするまでは「判断保留」にするし、逆に、何気に全員の意見を聞いてみて、整合性の取れない事が出てきた時に対しては、発言の出所や真贋を見極めるまで態度は保留。

偏見ではないが、女性に多かったりする。

昔のうちのバンドのメンバーに、当時流行りだしてきたメッセンジャー(LINEだと思え)を使って、勝手にコンタクトを取った挙句、私がゲイだのなんだのいろいろ少しずつ私の悪口を言って、あれこれ嫌悪感を吹き込むようにし、自分から脱退を言い出すように持ち掛け。

「あ、バンドやめちゃったんだ。そうだよねー!気持ち分かる。バンドなんてみんなが楽しければいいのに、あんなに真面目に厳しく音楽やったってしかたないじゃないね。うちのバンドで楽しくやらない?」と唆して、自分のバンドに引きずり込む。

そういうの繰り返してるのは、外から噂で聞いてたけどね。まさか自分のバンドにまで仕掛けて来るとは思わなかったというか。今だから全部、暴いてやろうかと思うが、お前のやってる事、みんな知ってたよ。だから、誰も対バン誘わなかったのよ。イベントからも全部ロックアウトされたの。お客さんにまで、そういうことやってたら、どこも迷惑するので。そんな危険人物だと知ったのは、知り合いになってから、かなり後の事。

あと、男性でも「とにかく人に褒められたくてしょうがない」みたいな奴が、自分をよく見せようとするあまりに「他人を貶める」みたいな時によく使う手口。 人の話を信じやすい人だとコロッと引っかかる。嘘の出所を検証しないから。

私が人の話を半分で聞くのも、人の話に軽々しく同調しないのも、そういう人間がいることを分かっているからであって、陰謀論めいた話を鵜呑みにしないのも、全部、裏とって確かめた上でなければ、信用できないし。 大体、私にその話をしている人間が、Cの嘘に騙された1人かもしれないとかもある訳で。

そんなのを軽々しく信じるような人は「離間の計」に引っかかりやすいんだよ。 「中国がこんなことを企んでいる」 「日本がこんなことを企んでる」 「韓国がこんなことを企んでる」 と噂をバラまき、相手を疑心暗鬼にさせ。 その影で、日本と中国と韓国に、それぞれをいがみ合わせるよう仕向ける。

特に、そういう「井戸端会議みたいなのが好きな、田舎のおばちゃんみたいなの」とか「酒飲みの駄話」みたいのが好きな界隈では、そういうタイプのいがみ合いが良く起こるから、そこで誰に味方しただの、誰が敵だったのと、マジでイラつく光景を何度も何度も、田舎で見せられた人間がだよ?

そんな田舎のおばちゃんの井戸端会議の駄話みたいなのに、いちいち引っかかる程、ヒマじゃねぇのよ。Xあたりも、そういう田舎のおばちゃんみたいな井戸端会議始めだすようになってから、それに唆されて無駄な正義感垂れ流してる奴が増えすぎな気もする。

嘘見抜けない程、頭悪いんだから、大概にしとけ。

僕は君が、そういう目線でいる人なら、君の話をキチンと聞くし、大体、君の目線が常に正しいとなんて、思っちゃいない。君だって間違いを犯すし、僕だって間違いを犯すと思ってるんだから、軽々しく、そこで物事を決めない位の慎重さじゃないと、お人好しってのはすぐに騙されて痛い目を見るんだよ。

どんなに学校の勉強ができる奴でも、そういう地頭の悪い奴ってのは常にいて、逆に学校の勉強はできなくても、そういう物事の真贋を見抜くほどの「浄玻璃の鏡(地獄で閻魔大王の持ってる嘘を見抜く鏡)」を備えてる賢い人間だっているんだよ。

学歴で物事なんか決まらないってのはそういう事。


私には、長年信用している山形の友人がいる。
私が「軍師」と呼んでいる友だ。

そうだねぇ・・・「オーベルシュタインのあの性格とムライの生真面目さを足した挙句、キルヒアイスのやさしさと誠実さを持った人間」つーたらいいのかな?

彼もまた「浄玻璃の鏡を持つ人」だ。

私のもう一人の親友と、その軍師は逆だ。

片方の親友は嘘と分かって、そこに切り込んで真実を確かめようとする人だし、軍師は「疑って疑って疑ってその上で確かなものだけしか口にしない」。

ええ、東北大の理学部で鍛えた鉄壁の変人だもの。
けど、誠実さは天下一品で。

伏龍と鳳雛がいるんだよ。私。ええ、3人寄れば文殊の知恵、てーまして。

友達にするのだって、そんなに軽々しくなんかしませんよ。自分が愚かだと思ってるからこそね。けど、そういう自分を支えてくれる、天下に稀なるような誠実な2人の友を持っているのに、そんな安っぽい孤独など感じるはずがあるまいよ。

1000人の見せかけの友がいるよりも、その2人がいる方が、人生は遥かに豊かで面白い。そんな茶飲み話のデタラメに騙されて傷ついた、みたいな友人関係や恋愛問題書いたような歌詞を、何度も何度も聞く気になれないんだ。

別に人の心が分からない冷たい人間なんかでもないけどね。

真実の愛を持った人を2人も捕まえた人間が、今更、孤独に悩むわけがない。2度と得られぬような、彼らの誠実さと真心を裏切らなければ、彼らは死の瞬間まで友でいてくれる。

とっくに真実の愛を手に入れてるのに、今更「愛が欲しい」などと歌うわけがない。この曲の歌詞の通りだ。

私は、茶飲み話の井戸端会議に付き合うほど暇じゃない。その田舎の閉鎖性が大嫌いも大っ嫌いだった。

それでも、我が軍師は、自らの意志で田舎に残り、親の面倒を誠実に見続け。あんな尊敬できる友は無い。

彼が私と一緒に東京にいたのなら・・・一番、田舎の閉鎖性を嫌って、私と語ってた人が。

もう一人の友達も同じだよ。

私は昔から、そういう人とばかり付き合ってる。そんな人間、めったにいないのだから、私が自分の軍師を紹介することなどありえないね。よほど信頼した人にしか会わせない。彼は私の数千倍「人嫌い」なんだもの。そんな人間が、私を生涯の友に選んでくれたことこそ誇りだ。

それにさ。

もう一人の友達の方が、鋭くえぐるようなことを言ってたねぇ。

「何?田舎の閉鎖性って言ってて、田舎はダメだとか言いながら東京のライブハウスで音楽やってる連中が、打ち上げとか言う名の井戸端会議で、他人の悪口だのやってんの?それ、クソダサいにもほどあるじゃん。」

きっつ!

要約すると、そういう話w

まあ、そう言いながら「界隈が嫌い」って言っておいて、自分の周りで「界隈が嫌いだ界隈が嫌いだ」って「界隈嫌いの界隈」を作ってる奴は、少し自分が頭いいと思っているだけの同じ穴の狢だと思ってますけど。

界隈嫌いな人は一人で生きてるはずだろ。
この、すっとこどっこい。

”浄玻璃の鏡に映す”ってのは、こういうことを平気で口にするから、イヤな奴~と嫌われかねないのですが。

この今までの↑に書いた事を 「本質(Essence)」 って言うのです。
人が人である限り群れを為さないと生きて行けない動物であること。

だって、そんな、人嫌いの友人だって、結局は私と群れを成してるんだから。


ねぇ。 パソコン使ってる、俺ら最新鋭の時代を生きてるって言っておきながら、Xに来て、ひたすら田舎の井戸端会議に興じてる人達って。

「都市は田舎のメタファー」って、私の親友のあの壮絶にキッツイツイート(当時)を、どんだけ理解できてたのかな?

東京に来てまで、場所こそライブハウスの打ち上げだの、洒落たカフェや高級店にはなってるけど、そこに屯して、相も変らぬ田舎の井戸端会議やってるのと。

Xに来てまで、全世界規模で世界中継するような井戸端会議やって、自分が最新鋭の田舎者であることを気づけてない人達って。

あらまw そっくりだね。

そこに気づけない人は・・・ 私の友を侮辱する資格など、どこにも無いと思うんだ。

「Renさん、冗談も分かるから好きなんだ。」

いや、頭いいよねぇw

俺なんかの数倍頭良くて、賢くて、度量もあるのに、人一倍冗談の分かる人がいてくれてた。早く、元気になってよ。

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