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5. ゴビマーチ 2023/ Day5: 休息日




ゴールした後はなかなか寝付けないでいた。
先にゴールしていたテントメイトのPちゃんは何だか具合が悪いようで、同じテントメイトの日本人選手のIさんと一緒にドクターの元へ向かった。大事に至らなければいいのだが、、(幸いにも翌日には調子を取り戻していた。)



ゴールする選手を迎える太鼓の音を聞きながら、いつの間にか眠っていた。

その間にもう1人のオーストラリア人のテントメイトも無事に帰還したようで、朝起きたら寝袋にくるまってスヤスヤ眠っていた。


結構早い時間に目が覚め、睡眠中のテントメイトの邪魔をしないように静かにテントの外に出た時、下駄茄子のSさんがもうすぐゴールしそうなのが遠目で確認できたのでお出迎えに行く。

茄子のコスチュームはともかく、下駄でこんな長い時間歩くなんて信じられない。
ほんとすごいわ…。


今日は休息日。
朝ご飯を食べたら特に何もすることはないので、とりあえずせっかく川沿いにキャンプ設営しているのだから洗濯をすることにしよう。



食料が入っていた空のジップロックと洗濯物を持って川辺へ向かう。

Photo Credit: Racing The Planet


川に足をつけてみると、、めっちゃ冷たい!!
あわよくば水遊びしとうと思っていたけれども、冷たくて無理!!

ジップロックに水を入れたらさっさと陸へ戻る。
洗濯物を中に入れてじゃぶじゃぶ洗う。水を捨てる、また水を入れる、じゃぶじゃぶ洗う、水を捨てるの動作を繰り返す。

そして、テントにでも引っ掛けて干せば終わり。

Photo Credit: Racing The Planet



これで本日のお仕事は終わり、、、。
食う、寝る、遊ぶ(仲間達としゃべる)


おっと、サイバーテントにモンゴリアンカフェがオープンしていたんだった。

Photo Credit: Racing The Planet


レーシング・ザ・プラネット20周年記念ってことで、今年のレース(ゴビ、アタカマ、ヨルダン)ではサイバーテントにカフェをオープンするってことなんですね。

で、レース初日から毎日コーヒー、紅茶が振る舞われているのですよ。1人1日1杯とかそんなケチくさい話ではなく、好きなだけ飲んでいいんですよー!

もう普段からコーヒーをがぶ飲みする私にとってはたまらん話で、毎日1−2回は通っていて、今日に至っては暇すぎるので、ことあるごとにカフェに通う常連客でございました。


いやあ、クソ暑いけど、幸せだー。


と、のほほんとしていたら、にわかに天気が怪しくなり、どす黒い雲が近づいてきて、上空がその雲で覆われたと思ったら雨が降り出した。

だんだん雨足がひどくなり、不穏な状況に。

テントの外からスタッフが「今すぐテントを出てバスに避難して」と指示が出て、着の身着のままの状態でミニバスへ避難する。雨はさらに激しさを増し、遠くで稲光や雷の音がする。

最悪は荷物をまとめて、このままシェルターへ避難するという。となると、翌日は若干のコース変更になるってことか、、というか、もうここまで来ているんだから、できることなら、シェルターへは移動したくないよなあ、、。


幸いにして雨足は徐々に弱まり、テントに戻っていいということになった。ただまた状況が変われば、シェルター行きの可能性は捨てきれないとのこと。


確かに雨乞いしていたけど、こんなに激しく降らなくってもいいじゃん、、と、こんな感じで束の間の休息日は終わりを告げた。


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