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つみたて投資(コツコツ投資)を長く続けるために、「不安」を「希望」に替えましょう! #k2k2 #つみたてNISA #iDeCo

先日、金融庁から発表された報告ー金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」ー、それに反応したマスメディアの報道をきっかけに「2,000万円」という数字が特にクローズアップされています。

この数字を見て「不安」を感じ、「何か」行動しなければ、と考え始めた方もいらっしゃることと思います。その「不安」は理解できますし、「何か始めなければ」という意思はごく当たり前のことのように思います。Webを検索したり、書店に足を運んだりして、あるいは、上記の報告書をご覧になって、「つみたてNISA」「iDeCo」を始めてみるか、と決心した方。それから、どうすりゃいいんだ?と、さらに調べている方。

投資信託等で資産形成を目指すなら、一秒でも早く着手すべきだと私は考えているので、なるべく早く行動することには賛成です。なぜなら、資産運用の成果は

元本 x 時間 x 運用利回り

だからです。投資した資産に時間を沢山与えることがとても大事なのです。

なんども書きますが、「時間」が大事なのです。

もう一度書きます、「時間」です。

「時間」とは、すなわち、「続ける」ことです。

続けなければ、願った成果、果実は得られないのです。

「不安」から始めた行動は、日々の値動きや停滞相場で「不安」が増幅されるのでは?

「(将来等への)不安」をきっかけに行動を開始して、その行動から別の新しい「不安」を抱くようになったとしたら、果たして、その行動を続けることが出来るのでしょうか。

というのも、「つみたてNISA」にせよ、「iDeCo」にせよ、そこで保有することになる資産=投資信託は、それなりの値動きがある、日々評価が変わるものだからです。行動を開始した時期によっては、長い期間、評価損の状態が続く可能性があります。

「不安」をきっかけにした行動だと、日々の値動き、さらには中期的な停滞がやってきた際にも「不安」になり、「不安」は増幅されるでしょう。その増幅した「不安」のせいで、詐欺的な商品への誘惑に打ち勝てなくなることもあると私は想像します。

私の場合です。

私は2003年から投資信託を毎月買付けていく「つみたて投資」を始めました。グラフのグレーの折れ線グラフがそれまでに投資した金額に対して、評価額がプラスかマイナスかを示しています。ご覧の通り、4年以上マイナス評価が続きました(最終的に53ヶ月連続でマイナスでした)。リーマンショック、金融危機で投資してきた金額の4割減の評価となったこともありました。私が運良く続けることが出来た理由は2つあります。

一つは、身の丈にあったリスクテイクだったことです。まあ仕方ないなあ、気長に続けよう、そう思えるくらいの金額だったということです。自分の資産の評価が投資した金額の6割になっても慌てることは無かったのです。

もう一つの理由。それは「株式投資の可能性」を信じていたからです。

株式投資の可能性

株式投資の可能性」とは、

株式投資を通じて関係を持った会社が新しい製品やサービスを通じて社会が進歩する、
その結果、その投資家にリターンがやって来る。
株式投資」が「富」を、「豊かさ」をつくりだす、
ということです。

その「豊かさ」は金銭的なものに留まらず、社会を明るく輝かせさえする、と。そんな明るい「希望」を認識していたからこそ、大きな評価損を抱えても、気長に続けよう、と気持ちが揺るがなかったのです。

それゆえに、仮に「不安」から始めたとしても、早期に「希望」へと切り替える必要性を感じます。その「希望」の基礎となるのが、「株式投資の可能性」を腹の底から納得することが一番の近道だというのが私の考えです。

少し話がそれてしまいますが、この「株式投資の可能性」が常識になっていないことが、色々な面で社会に影響を及ぼしているように思えてなりません。

「何か行動を」ということで、制度のことを詳しく調べたり、どんな商品で取り組もうか、ということを検討したりすることは、確かに大事です。しかし、その前に、まず考えてみて欲しいのです。

「株式投資の可能性」を。

そこに「不安」ではなく「希望」を見出して欲しいんです。

それが資産形成に長く取り組み続けるための拠り所になります。

「不安」がどうしても、という方もいらっしゃるのも分かります。確かに、これまで足を踏み入れたことが無い場所に一歩踏み出すのであれば、「不安」を簡単に拭い去ることは難しいでしょう。

「不安」に感じていること、分からないこと、お持ちでしたら、ぜひアンケートにご協力をお願いします。これからの活動の参考にさせていただきます。



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