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愛の反省 「恋」

◆恋するって、どういうこと?

君のことをずっと見ていても飽きなかった。君に会って、話せるだけで、心臓が飛び出そうになった。君が話すことは全て素晴らしく思えた。君が他の誰かと楽しそうに話していると、勝手に胸が締め付けられた。

これこそが、本当の恋だよ。


◆恋には賞味期限があるって本当?

男「恋には賞味期限があるらしいよ」
女「どれくらいの期間なの?」
男「3年だってさ」
女「私たち、もう4年目じゃない。あなたにドキドキしなくなったわけね」
男「僕に飽きたかい?」
女「飽きたというか、嫌な面もたくさん見えてきたわ」
男「ぼくもだよ、でも、それでも好きだよ」
女「私も好きよ。恋が終わったら、次は何の期間になるの?」
男「これからは愛の期間だよ、ずっと捨てずに育てていこう」
女「なるほどね、あなたとなら育てていけそうな気がするわ」


◆好きな人に「好きだ」と言えない。

18歳の頃、ぼくは女性を性的対象としてアリか/ナシか」としてしか見ていなかった。アリの人なら、そこまでドキドキしなくても口説いたし、ナシの人は口すら聞かなかった。

それなのに、すごく綺麗な人が現れると、「あんな人がおれなんかを相手にするはずがない」と尻込み、なかなか声をかけることができなかった。声をかけて仲良くなれたとしても、「好きだ」とは、口が裂けても言えなかった。いや、言わなかったんだ。

自分に自信が無く、断られるのが怖かったから。

タイプじゃなくても、そこそこ可愛い人を口説き、その人が自分の彼女となる頃には、すでにぼくの熱が冷めていることもあった。今振り返ると、それはただの支配欲だった。「付き合う前が一番楽しい」という人は、恋をしたいのではなく、支配したいのだ。

その場の流れで「まぁ、良いか」と付き合うと、いつも数ヶ月で連絡が途絶えた。別れる時も、「まぁ、しょうがないか」とあっさりしていた。そうやって、コロコロ女性が変わっていった。

今なら分かる。

「好きだ」と言わなかった時の後悔は、言ってダメだった時の後悔よりも100倍辛い。

「好きだ」と言ってハグをしよう。

「好きだ」と言ってキスをしよう。


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