見出し画像

202404エッセイ

2024年4月のエッセイ!


クリエイティブコーディングの広め方

  • クリエイティブコーディングってもう10年くらいやっているけど、世間的に知名度がまだまだ低いのは問題意識として持っている

    • 問題意識の理由は自分の作品がバズらないから、AIアートという競合かつ違いの説明がパッとは難しい手法が台頭してきたから、人が増えないと技術的発展につながらないから、単純に金にならないから、等

    • 前もこの話noteに書いたけど、ちょうどMisskey.ioがユーザ数10万人突破したくらいにアカウント開設して、そこでクリエイティブコーディングの話が全然流れてこないことに気がついてこりゃいかん、となった(あと今見たら50万人達成してた)

  • というわけで↑のような動画を投稿してみた。プログラミングで絵やアニメーションをつくるイメージを持ってもらうため、コードと実行結果を画面録画しながらライブコーディング的なことをしてみた

  • プログラミングにまったく興味ない方へ広げるのも大事だろうけど、まずは「プログラミングを勉強してみたいけど何からやっていいかわからない…作りたいものを作るのが一番勉強になるよ、とみんな言うけど作りたいものって何?」とか「プログラミングわからん!挫折した!」という方に届くといいな〜と思う

    • プログラミングって当たり前ながら仕事や勉強の一部として捉えられがちなので、趣味としてのプログラミングもあるよ、刺繍や編み物やビーズ細工といったハンドメイドのような楽しみ方もできるよ、ということをアピールしていければいいな〜

    • プログラミングの厳密さであるとか、客観的に見て上手くできてるかどうかはさておき、「自分的にはやるじゃん」を楽しむ視点というかなんというか

    • こうやって「クリエイティブコーディングというものをやってます!!」アピールをしているとたま〜〜〜にSNSで「プログラミングってそういう分野もあるのか!」的なコメントを見かけることがあって、そのたびにしめしめと思っています

  • 実はちょっと前までは「クリエイティブコーディングの本や記事って初心者向けが多いから中級者向けのコンテンツがもっとあるといいよな〜」みたいな発想で色々書いたりもしていたのだけど、ここにきて「初心者よりももっと前段階、つまりはクリエイティブコーディングを知らない方に向けたコンテンツを増やさないと」という気持ちにシフトしてきてる

はじめての公募展

  • 初めて公募展というものに作品を応募した

    • これもクリエイティブコーディングを広めるための自分なりの施策のひとつであり、かつ、例によってどぐら選手提唱の"政治"を信じて普段とは異なる領域に踏み込んでみようと思った次第。先述のとおりクリエイティブコーディングの知名度に対して問題意識があるため、とにかく色んなところに出ていってこういうことやってます〜と言っていく必要があるよなぁというのが今の考え

  • クリエイティブコーディング作品を受け入れてもらえそうな公募展を探すのが大変だったが、今回応募した神奈美展の規定には「パソコンアート」というカテゴリがあったため、これならいけるやろ!!と思って応募した

  • 搬入日は月曜日だったのであらかじめ仕事の休みを取り、県民ホールに作品を持っていった。次から次にたくさんの方が作品を提出していて活気すげーとなった

  • 午前中に神奈川県民ホールギャラリーの搬入スペースで受け付け!出品料をお支払い!作品の裏面に受付票を貼り付け!作品を預けて終わり!あとは夕方の電話連絡を待つ…という流れ。電話で入選したことなどをご連絡いただき本当に安心した…もちろん正当な金額だとは思うけど、それでも自分にとっては出品料がまあまあの金額だったので………😳

  • 入選したうえに、会員として推挙していただいた!その週の土曜日、県民ホールの上にあるレストランで開かれた授賞式にも参加させていただき、推挙状を受け取った。こういった賞状いただくのって何年ぶりだろう…子どもの頃以来とかかも……

  • 公募展というものがどういう流れのもので、どういうことが起こるのか、とても勉強になった。機会があればまた挑戦してみたい

  • 普段はweb上での活動が多くて、オフラインな場での作品展示はまだ経験が浅いのでチャンスがあればじゃんじゃんやっていきたい。個展もまた開けるといいなぁ

3冊目の商業化が決まった

  • やったーーー!!!!!🥳🥳🥳

  • 商業化は何度だって嬉しい。Amazonに自分の名前があるとか、自分の名前をググったら「作家」と表示されるとか、国会図書館に自分の名前の入った本があるってとてもとてもとても嬉しいことなので!

  • 「クリエイティブコーディングの参考書」は資料集めから原稿完成までだいたい1年がかりで執筆した同人誌なので、技術書典の「第7回 刺され!技術書アワード」の「刺さる部門」のファイナリストに選出されたり、商業化のチャンスに恵まれたりと、自分の著作ながら大きく力強く羽ばたいてくれているのが嬉しい

  • 同人誌はBOOTHや技術書典で頒布しているけども、「Amazonにあるから買う」「Kindleだから買う」「出版社から出ているものだから買う」という方もいらっしゃるはず。たくさんの方の目にとまる機会が増えたらいいなと思う

スト6日記

今月の進捗

  • これが… "隙の糸が見える" って…コト!?

  • スマブラ観戦してても技の空振りの後に「今がチャンスだ!」ってわかるようになっていた。スト6のパニカンだ……

  • よくプログラミングでは「原理が一緒なのでひとつの言語を学習すると他の言語を学ぶ時にもスムーズに進められる」という話をよく聞くが、まさか格ゲーも同じとはね…!

  • 今月はスト6を遊ぶ時間がなかなか取れなくて平日の夜にランクマ30分だけ…とかをちびちびやっていた。まだまだゴールド帯!

EVO Japan 2024 いってきた

  • 観戦チケットで2日間現地参加した

  • スト6でプレイヤー参加した旦那さんの応援がメインで、あとはゲームの試遊やお買い物ができればいいな〜と考えていた

  • 旦那さんが1日目を泳ぎきり、ルーザーズで2日目まで残ったのは本当に嬉しかった!

  • 憧れのmenaRD選手がめちゃくちゃファンサしており、夫婦で写真を撮っていただいたりサインをいただいたりした。優勝おめでとうございます🎉🎉🎉

    • 旦那さんは去年のEVOでのmena選手の活躍を見てブランカ使いに転向したのでそのお話もお伝えできてよかった

    • 写真はプリントして額装して玄関に飾った。これで勝率アップ間違いなし!

  • 他にも強豪プレイヤーがもりもりいらっしゃってて輝いていたし、普段SNSでつながりがある方とオフラインでお話しもできてすごく楽しかった!あとコスプレパレードも楽しかった〜

  • あとロートZ!マンのノベルティ&グッズがめちゃくちゃな量になった

  • 空調も効いてたし進行の遅れもそこまでなかったし、キッチンカー出ててご飯も食べられたし、お手洗いもきれいだったし、人が多くてちょっとぎゅむぎゅむしてたこと以外は快適で良いイベントだったと思う。また行きたい!

    • 次回のCCが両国国技館開催なのもアツい!

頭を動かすのが好きな人

  • ↑EVO Japan 1日目の夜、スト6で勝ち残った旦那さんの一言

  • 昔、旦那さんがやっていたTCGが販売終了した時、ため息をつきながらおもむろに麻雀ゲームを始めたことがあった。常に頭を動かしていないと気がすまないんだな、とその時に気がついた

  • 旦那さんに一番ストレスになるゲームは何か、と尋ねると運要素の強いゲームと返ってきた。個人的には衝撃で、運要素がある方が「今のは運で負けたな」と言い訳がつくから低ストレスだと思っていた。しかし、頭を動かすのが好きな人というのは実際には「自分でコントロールしている」感覚を楽しんでいるらしい。だから、コントロールできない = 運で左右されるゲームはストレスになるらしい

    • 逆に、将棋のように相手の手元がフルオープンで知恵比べ100%のゲームは面白いけどプレイングのすべてが自己責任になるので疲れはするらしい

    • 麻雀について詳しくない私から見れば、麻雀は運ゲーのように思えていた。だが、旦那さんに言わせれば、場の流れを読めば完全なランダムなわけではなく、自分でコントロールしたり予想を立てたりがある程度はできるらしい。だから麻雀は頭を動かすゲームとしては良い塩梅とのこと

  • ちなみに、「頭を動かすのが好き」は「勉強が好き」とイコールではないのがポイント。「体を動かすのが好き」という特性に比べれば、たぶん世間的にはまだ認知されていない特性な気がしていて、勉強好きと一括りにされている気もする。とはいえ、同じような人はいっぱいいると思っている。例えばプログラマもそういう部分あると思う

    • 世間的に認知されていないけど該当者が多そうな特性となるとなんかビジネスチャンスっぽく思えるけどこうしてnoteに書いた時点で意味なくなっちゃうんだなぁ

絶対に寝てしまうサウンドアルバム「ジャングル」

  • SpotifyのVaporwaveプレイリストを漁っている時に見つけた「地球」というアーティストの「ジャングル」というアルバム。2曲の収録でトータル約30分のサウンドが収録されている

  • 内容としては雨音や鳥のさえずりといった自然音にアンビエントなサウンドが入っている楽曲で、自分にとっては横になりながら聞くと絶対に寝てしまう最強すやすやサウンドとなっている

    • スマホでもいいのでスピーカーから音を出すようにして、スリープタイマーを10分か15分にセットするのがオススメ。あとはひたすら「何の音が聞こえるか」に集中する。するといつの間にか寝ている…!

  • 「地球」氏はこの楽曲以外にSpotifyに作品がないなぁと思っていたら、プロフィール欄に "Side-project of Catsystem Corp." とあって…つまりはVaporwave業界で知らない人はいない「猫 シ Corp.」氏の別名義らしい。あの…いつも聞いてます……ハイ………。まさかそんな有名アーティストが手がけたサウンドとは知らずいつもすやすや寝ていたとは…

今月の好きな表現

エッセイ: おつむの良い子は長居しない 第12回 「インティマシーコーディネーター」

  • 文章全体から伝わる葛藤、ひたむきさ、誠実さ、ショッキングな事象とそれにプロフェッショナルとして向き合うこと、関わるすべての人にリスペクトを忘れないこと…とても読みごたえのあるお話だった。内容自体も貴重なお話だったが、何より、気持ちや情景が伝わる筆致でひきこまれた

  • 「シャイニング」での撮影方法の話は知っていたけど、インティマシーコーディネーターという名前やお仕事内容は初めて知った。繊細かつヘビーな内容を求められるであろうから、たしかに専門家に間に入ってもらえたら関係者みんな安心だろうなと思った。調整役がいるとメンタルケアはもちろん、タスクの分散にもなるはずなので制作側も仕事が進めやすくなりそう

読切漫画: 創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊

  • ううぅぅぅ…苦しいけど、それでも好きなものや選んだ生き方と心中しながら生きていかないといけないんだよね………

  • 創作なんてどんな時でもいくつになってもなんぼでもやったらええがな、と個人的には思うものの、「でもそれは救いにはならなかったんですよ〜」と言われたようなものなので、うん、まあ、ハイ、たしかに……となってしまった。救いになるレベルになれれば、まあ、いいんですが、普通は、ね………と目をそらしてしまいたくなる!

  • キャラクターの見た目のまるっこいかわいらしさと突きつけてくる現実やアクシデント、その対比が鮮烈!どうしようもない絶望的な局面で泣きながら祈る時の表情が( > < )なのがこの作者さんの味だと思った

読切漫画: ODD FUTURE

  • ドルオタである清水が「藤野すみれというアイドルを応援することが俺にとっての全てなんだ」という気持ちで応援していたの、推しであるアイドルのすみれちゃんが述べた「観てくださっている方々のエネルギーになりたい」という理想とは完全に乖離していて、あああぁぁ……となった。応援しても推しの理想(=エネルギーを持って人生を歩んでいる人間)にはなれない、アイドルはファンを元気づけたいけど自分の足で立ってない人にエネルギーをいくら注いでもどうにもならない、そんな悲しいことがあるかよ!?だからこそ自分の人生は自分でどうにかしていかないとなんだよね………

  • 2015年受賞作品ということだけれども今でもグッとくるテーマ性!すみれちゃんのもちもちの頬と豊かな黒髪と輝く瞳に儚さと希望を感じる!

eスポーツ大会のクリエイティブ: 第1回 TOKYO METRO CUP

  • これは「スト6日記」ではなく「好きな表現」で語りたい!はっきり言って圧倒された…衣装、セット、デコレーション、トランジション、すさまじいこだわりと素晴らしいアートディレクション…

  • こういった大会コンセプトを全力で表現する大会、今後も増えていくといいなと思う。私もこういったつよつよクリエイティブシーンに関われるようになりたい……

インドダンス(?): おジャ魔女インドダンス

  • ネットミームを経て成った日本の子ども向けアニメの曲でインドダンスを踊る風習、文化ってこうやって生まれるんだなァという純粋な感動がある。異なる地の歌と踊りが交わるってなんというか……壮大な気がする(?)

  • なんかもう皆さんキレキレで素晴らしい。もともとの振り付けも緩急が激しいのに完成されている……ヲタ芸動画はやっぱりパワーがあるなぁ

スマブラ大会告知PV: REGEN 2024

  • イギリスのスマブラ大会の告知PVでおしゃれ度が半端ない。映画のパロディも秀逸。そしてそれらをスマブラのゲーム内の出力で作成しているというのが本当にすごい…

  • スマブラ界隈の告知PVに気合いを入れる文化、やっぱり「参戦ムービー」という本家の伝統に影響されているんだろうか

  • この月刊エッセイnote書き始めて4回目だと思うけど毎回スマブラ界隈のクリエイティブを話題にしているので本当に熱量がすごいジャンルだと思う。最近スマブラのクリエイティブ"窓"(スマブラ界隈における「グループ」的な意味合いの言葉)にも参加したのでますます目が離せなくなった

今月の買ってよかったもの

  • 寝ホン

    • 上述の「ジャングル」を寝ながら聞いたり、風の音がうるさい日に耳栓代わりにしたり、温泉の休憩スペースでくつろぐ時に使ったり、意外と用途が広い

    • 通常のイヤホンよりぴったり耳に入り込むのでぼちぼち遮音してくれるのと、外側にゴツゴツしたパーツがないので寝る時も安心

    • 自分が使っているモデルはこれ↓

  • キュレル製品

    • 冬の乾燥で肌が顔も手も荒れまくっていて、もう春だしなんとかせなということで保湿用品を色々買ったが、気がついたらほとんどのものがキュレルだった。リップクリーム、化粧水、ハンドクリーム、洗顔料、ボディローション、日焼け止め…

    • キュレル製品の中だとボディローションのジェルタイプが特にオススメ。べとべとしないのでこれからの季節にありがたい!


先月のエッセイ:


この記事が参加している募集

今月の振り返り

Processingとp5.jsとクリエイティブコーディングが大好きです。 めちゃくちゃ元気!