この記事では、ビジネス書や経営者が言っている意味を深堀して私なりの解釈を書いていきたいと思っています。

前回の記事でやり方とあり方の違いの話をしましたが、
今日は、「一流経営者よくある共通点（あり方）」を私なりの考えで書いていきます。

いくつか共通点があるので、シリーズで書いていこうと思います。
「一流経営者よくある共通点（あり方）＃１」は、「朝早起き」です。

一流の経営者の共通点とは？

一流の経営者や仕事の出来る経営者って結構共通点が多い物です。
まずはよくある共通点を下記に上げていきます。

一流の経営者の共通点

• 朝早起き

• トイレ掃除をする

• 健康に気を使っている/運動している

• 勉強熱心/いろいろ知っている

• 人を大事にする

• 身だしなみに気を使う

• 神社/仏閣に行く

• 瞑想をする

今日は、「朝早起き」という共通点について私の見解を書いていきます。

なぜ一流の経営者の多くが早起きなのか？

なぜか経営者の多くは朝早起きの人が多いです。
しかし、これにも明確な理由があります。

それは、朝早く起きる方がパフォーマンスが高いからです。

どういう事かというとまず人間は大昔に朝は太陽の光で起きて夜は日が落ちると寝ていました。

それにはもちろん理由があって夜の暗い中ウロウロしていると人間は夜目がきかないので猛獣に襲われる確率が上がったり、草むらを歩いていても蛇に気がつかなかったりと危険が増えるので夜は寝る方が良かったからです。

そして遺伝子には夜は寝て朝明るくなったら活動を開始するというルーティンが刷り込まれています。

そのルーティンに合わせて体が長年かけて有利に働くようになっています。
例えば、朝に太陽の光を15分～30分浴びると脳内でセロトニンが作られます。
セロトニンとは幸せホルモンとも呼ばれています。
その理由がセロトニンは脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があると言われていて、不足するとイライラや不安・恐怖などのストレスを感じやすくなります。
意欲や集中力の低下、気分の落ち込みなど心が不安定になり、自律神経の調節機能のほか、めまいや頭痛など体の不調にもつながります。

つまり朝早く起きて太陽の光を浴びることによって体には良いことずくめの効果が表れます。

さらにその効果を使って経営者は、朝早くにいろいろな決断をする事が多いです。

これにも理由があって何かを決断する時には脳みその前頭葉を使います。
その決断に必要な思考や感情をコントロールする前頭葉の力を「ウィルパワー」と言います。

この「ウィルパワー」というのが、特徴が2つあります。

• 総量が決まっていて決断や思考、感情のコントロールをすると減っていく

• ウィルパワーは1つだけ

このウィルパワーが1つだけというのがどういうことか説明します。
例えば何かを決定するのもウィルパワーだし、怒ったり笑ったりという感情をコントロールや身の危険が無いかと注意している時もウィルパワーを使います。

朝起きてから寝るまでにドンドンウィルパワーを使ってしまうので夜中にはウィルパワーが無くなり正常な判断も出来ない状態になってしまう為に朝早く起きて重要な決断をしたり、重要な案件の思案をしたりする経営者が多いのです。

もちろんこのウィルパワーの話を知っている経営者の方もいますが、
長年会社経営をしてきて自然と身に付いたスキルなのかもしれません。

早起きにはこんなメリットも！

他にも早起きにはこんなメリットがあります。
しっかりと寝て起きた朝は脳みその疲れも取れてブーストも効いていて
しっかりとした決断や判断、思考も出来る事以外に通常の営業時間帯の8時～18時までは電話やメール、従業員さんに声をかけられたり打ち合わせや会議と集中して一人の時間が取れない事がほとんどです。

しかし朝5時に起きると流石にその時間に電話する人はまずいないのと、メールをしてくる非常識な人もほとんどいません。

つまりゆっくりと経営戦略を練ったり、勉強して何かを覚えたりするのに最適な時間帯になります。

もちろん夜中の0時に起きて仕事を始めれば誰にも邪魔はされないと思いますが、太陽の光を浴びていないのでセロトニンが出ません。

そうなるとウィルパワーは満タンに溜まっていても、イライラや不安・恐怖などのストレスを感じやすくなっているので、その状態で経営判断をしてもとても良い判断を出来るとは思えません。

やはりしっかりとした経営判断をしたいなら心身が健康でポジティブでやる気もあり、決断するエネルギー（ウィルパワー）が沢山ある状態の方が良いですよね。

ちなみにこのウィルパワーの話を書いている本がメンタリストのDaiGo（ダイゴ）さんの著書：自分を操る超集中力　という書籍に書いてあります。

是非1度読んでみるとウィルパワーが重要だと思えるはずです。

その著書の中でウィルパワーの説明で解りやすかったのが、ロールプレイングゲームの例えでした。

ロールプレイングゲームをした事がある人ならわかると思いますが、
ウィルパワー＝MP（マジックポイント）です。

大きな呪文を使うとMPが一気に減るし、MPが減っていると大きな呪文が使えなくなります。

経営者の重要な判断は大きな呪文と一緒でウィルパワーを大きく消費します。
なのでウィルパワーが枯渇している時に大きな決断が出来ないので、ゲームと一緒で宿屋に泊まり朝一番のMP満タン状態で大きな決断をしましょう！

おまけ

これはおまけの話ですが、人より早く起きて仕事をしていると自己肯定感が上がります。

なぜ自己肯定感が上がるかというと「他の人がいつまでも寝ているのに俺だけ早く起きて働いてるの偉いでしょ！」と考えるからです。

この自己肯定感を上げるのも実は重要な要素になります。
経営の重要な判断を下した時に経営者も本当にこの判断で良かったのか？と不安になる時も沢山あります。というか不安になってばかりです。

でも自己肯定感が高いと一瞬は良いのか？と悩んだとしてもすぐに「俺の判断は間違っていない！」と自分を肯定出来ます。

だから一流の経営者ってどこかいつも自信がありそうに見えますよね！
是非あなたも朝早く起きてMP（ウィルパワー）満タンで、自己肯定感が上がっている時に重要な決断をするようにしてみてください。

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あと、「こんな時どうする？」「これについて記事書いて！」「これを知りたい」等々あれば「コメント」くださいね。

ここからは本当にどうでも良い雑学

早起きの話ついでにですが、あなたは「早起きは三文の徳」という話を聞いた事がありますか？

多くの方は聞いた事があると思いますが、その意味を間違えています。
朝早く起きるとなにかしら良い事があるって思ってますよね。

実は三文って現在のお金の価値にすると150円程です。
ジュース1本変えるくらいの値段になります。

つまりそんなに早く起きてもたいして徳（得）はないよって意味で使われています。

これも諸説あるのですが、そういう解釈の仕方もあるんだ！という物事を1つの方向からだけでは無く反対や上下左右からも見てみるといろいろな考え方が出来るようになるのでオススメです。