シャワーは君の手の中にある

シャワーというものはひねると上から水なりお湯なりが
出てくるものだと思っている娘にとって
私がシャワーヘッドだけを持って
自由自在にシャワーを操る姿に驚き
そして憧れたのだろう・・・という出来事を書きますね。

私が髪を洗い、目を瞑って、いつも通り泡を洗い流そうとしたとき

そのお湯が動き出したのです・・・

「え、ええ、ちょっとどこ〜」

と娘が喜びそうに困ってみせて

娘が私の頭にシャワーをかけてくれるのをとても有り難がってみせて

「シャワーヘッド、そこからとったんだ!」

という母の声にご満悦な娘はそのまま自分の体や髪に
シャワーをかけ始めたのはいいものの

しばらくして腕をグーーーーーっと伸ばして
シャワーが自分にあたらないようにするのだけれど
4歳の腕の長さじゃ
シャワーを自分から遠ざけるなんてできなくて

向きを変えてみても
顔を背けてみても
変わらないシャワーと自分との距離に

「どうしたらいいのお」と泣きそうになっていて

シャワーに追いかけられていた娘のお話。

逃げられないね
君の手の中にあるんだから
運命みたいなもん?

でも逃げられないなら
誰かに渡してしまえばいいよ
置いてしまえばいいよ
壁にまたかければいいよ

ちょうど良い距離、わかったみたいです。


お読みいただきありがとうございました♪






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