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発達障害の男性諸君は自動洗浄機能付きシェーバーを購入しよう (ADHDの生活の知恵 その2)

髭、ちゃんと剃ってますか。

世間においては、髭をきちんと剃ることを含めて身だしなみを維持することがある種の社会的なシグナルとして機能しています。この人は面倒くさいことを処理する能力がある、という判断基準の一つなのかもしれません。営業職ならともかくとして、内勤の仕事能力に髭の有無が影響を与える証拠はあるのだろうか? という疑問が湧くかもしれませんが、その疑問は置いておきましょう。もじゃもじゃ髭と一緒に仕事をしたくないぞ、それだけで集中できないぞ、という人も世の中に居るのかもしれません。

つまり、髭の手入れを社会的なシグナルとして使う人もいる以上、定期的に髭を剃ることによって社会の中で生きやすくなることは間違いありません。


私がここまで髭剃りに不満を述べるのは、私は髭を剃るのが嫌いだからです。シェーバーが髭を剃る際の、髭が皮膚を引っ張る痛み。髭剃りの音と振動。感覚過敏の結果と言われればそれまでですが、気になりますよね。

もっと苦手なことがあります。シェーバーの掃除です。掃除の際にいったい何度、剃った髭をこぼしたことか。端にたまった僅かなヒゲクズが気になって、その掃除にどれだけ時間を取られたことか。どんどんシェーバーの掃除が面倒になって先延ばしするほど、シェーバーは汚れていきます。シェーバーが汚れると、髭剃りはさらに嫌なタスクになります。気をつけて、もじゃもじゃ髭に一直線ですよ。

残念ながら、私たち発達障害者にとってシェーバーの定期的な整備は困難な課題です。だから、全自動洗浄機能の付いたシェーバーを買いましょう。下記は私が持っているシェーバーの最新版です。

最も安いシェーバーよりは価格が2ランクほど高いです。しかし、これは初期投資です。社会的なシグナルを購入するための投資です。買いましょう。ついでに言えば、このランクのシェーバーは最も安いシェーバーに比べて振動も小さく、剃り心地もかなりマシです。痛くない。私はシェーバーを換えてから定期的に髭を剃ることが苦痛でなくなりました。

私たちは上手に生きることが難しい。だから、自分に合った商品を上手に使って生きていきましょう。

それでは、明日が素敵な一日になりますように。
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