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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年2月(4)【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思い、まとめ記事を発信しています。

今回は『2024年02月28日まで』の記事まとめです。



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1.令和5年度福島県教職員研究論文特選入賞者表彰式(県教育委員会)



 令和6年1月5日(金)、福島県庁西庁舎の教育委員室において、令和5年度福島県教職員研究論文特選入賞者表彰式を開催しました。

 福島県教職員研究論文の募集は、教職員の自主的な研究を奨励することによって、研究意欲や専門性を高め、教職員一人一人の資質の向上を図ることを目的として実施しています。

 今年度は52回目の募集となり、教育課程、教科指導、学校保健、特別支援教育など、様々な教科・領域にわたる論文が28点寄せられました。

 今年度の特選受賞校、受賞者は以下のとおりです。

○天栄村立天栄中学校 (代表)校長 濱津 太
 「探究的な学びを通して、夢の実現に向かう生徒の育成(1年次) ~「『天栄ならでは』の教育」を目指して~」

○棚倉町立棚倉小学校 (代表)校長 藤田 篤
 「なりたい自分になるために学び続ける児童の育成 ~肯定的・対話的な関わりによる教育課程の実践を通して~」

○南会津町立南郷小学校 教諭 横田 みなみ
 「開かれた特別支援学級から自分らしさを大切にする児童を育てる ~ICFの考え方に基づいた個人因子と環境因子へのアプローチの視点から~」

○猪苗代町立猪苗代中学校 養護教諭 松本 冴加
「レジリエンスを身につける生徒の育成 ~保健室での個別指導と集団指導を関連させたメンタルヘルス教育を通して~」

 なお、特選を受賞した論文については、「令和5年度福島県教職員特選研究論文集」として、2月ごろに福島県HPに掲載する予定です。ぜひご覧ください。

通常の教務を行いながら、こういった様々な研究を行った先生方には頭が上がりません。

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2.20年後の二本松市の未来を語ろう(県立二本松実業高校)


 二本松実業高校生・安達高校生✕二本松市議会議員

 令和6年1月15日、二本松実業高校生11名と安達高校生10名が二本松市議会を訪問し、二本松市議会議員の皆様と「20年後の二本松市の未来を語ろう」というテーマで意見交換を行いました。

 開会は議場で行われ、参加生徒一人一人の議席と氏名標(黒い名札)が用意され、厳粛な雰囲気の中で議長あいさつをいただきました。

 意見交換会はファシリテーターに青森大学社会学部教授 佐藤 淳 氏をお迎えし、SOUNDセッションという話し合いの方法を用いて、各自が意見を述べ合いました。

学生の頃から政治に触れることは、将来的にとても役立つと思います。

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3.「キャリア教育優良学校」文部科学大臣表彰を受賞しました。【いわき総合】(県立いわき総合高校)



 いわき総合高等学校が、令和5年度第16回「キャリア教育優良学校」として文部科学大臣表彰を受賞しました。

令和6年1月25日(木)、東京都港区の三田共用会議所で「キャリア教育推進連携シンポジウム」が開催され、その冒頭に表彰式が行われました。

 シンポジウムは、文部科学省・経済産業省・厚生労働省の主催で、学校、家庭、地域、産業界が一体となって社会全体でキャリア教育を推進していこうとする機運を高め、キャリア教育の意義の普及・啓発と推進に資することを目的として、学校等の教育関係者、地域・社会の関係者、産業界の関係者等を対象として開催されました。

1 本校の取組の概要

本校は、福島県いわき地区唯一の総合学科の高等学校として、「社会の変化に的確に対応できる生き抜く力の育成」を図るため、生徒の自己理解に基づいた進路意識を高めるとともに、自己の在り方・生き方を考えながら、よりよく課題を発見し、解決していく力を育成することを重視している。
このため、狭義の「キャリア教育」に 加え、「探究的な学び」と「コミュニケーション力の育成」をキャリア教育の一環として位置づけ、3年間を通じ た計画的な取り組みを行っている。

2 本校のキャリア教育の特色

(1)スクール・ミッションや学校経営・運営ビジョンに「キャリア教育」の推進を明確に位置づけ、本校教育活動の「柱」として「キャリア教育」を行っている。
(2)校務分掌に、キャリア教育の推進を担当する「総合学科推進部」を位置づけ、3年間の一貫したキャリア教育を実施している。
(3)生徒の発達段階に応じて、適切な職業観・勤労観を育成する、狭義の「キャリア教育」に加えて、社会で他者と協働するために必要な「コミュニケーション力」の育成及び「物事を分析してまとめる力」や「表現力・発信力」など、「探究的な学び」を通じて得られる総合的な能力の育成を「キャリア教育」の一環として位置づけ実践している。
(4)いわき地区内の3大学と高大連携協定を締結し、学習面とキャリア教育の面で協力関係を構築するとともに、専門学校や地域の企業等と連携して、幅広い「キャリア教育」を実践している。

3 具体的な取組

(1)1年次
 ①自己理解を促進する取組やコミュニケーション能力を育成する取組。
 ②外部講師を招いた上級学校や企業の研究などガイダンス的な取組。
(2)2年次
 ①地元であるいわき市を中心にした地域探究学習の取組。
(3)3年次
 ①「課題研究」の取組。活動を通じ、社会で必要な総合的な力を身に付ける。

学生(学校)だからこその取組みを行う学校は大変良いと思います。

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4.郡高の挑戦!!クロスカリキュラム〜保健と家庭基礎が融合〜(県立郡山高校)



令和6年1月22日(月)

「保健」の授業と「家庭基礎」の授業のクロスカリキュラムの授業が実施されました。

クロスカリキュラムとは、「各教科間の内容を連携させることで,各教科で扱われる教育内容を正しく,深く,効率的に理解させ,広い視野で応用・活用する力を身に付けることをねらいとする」ものです。

教科で学んだ知識や技術を、他の教科の学びに活用することで、生徒に活用できたことを実感させることができます。

今回のテーマは、栄養素についていつもの授業とは異なる観点で授業を行いました。

今回は、「家庭基礎」とのクロスカリキュラムでした。
前半に復習した5大栄養素をしっかり考えたお弁当をグループワークで考えるワークショップを行いました。
料理となると、単に栄養素だけでなく、彩りや味なども踏まえて、食べたいと思うようなものを作らないといけません。

郡山高校では、令和7年度から始まる探究科のカリキュラムや、単位制に進化する普通科での学びを考え、様々な取り組みを行っていますが、このクロスカリキュラムもその一つとしてチャレンジしています。この他にも、クロスの実践を続けていきます。

1+1を2以上にする取組みは、とても魅力的です。



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