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心の回復には2種類ある

内向型と外向型の違いでよく挙げられるのが「自分の回復手段の違い」である。

内向型は自分1人の時間を持ち、ゆっくり時間をかけて自分の思考や感情に向き合うことで落ち着きを取り戻していく。

一方で、外向型は誰かと一緒に過ごし自分の思考や感情を打ち明けることで、スッキリしたり、自分自身と向き合い回復していく。

私は圧倒的に内向型である。人と会うのは嫌いではないが、自分の思考に集中できなくなり、言葉が詰まったり、言いたいことをバンバン言ってくるタイプの人にどこか恐怖すら覚えることもある。こないだも私の将来のビジョンに関して優しい心配の声をいただいたが、正直余計なお世話だ、としか思えなかった。

そんな日は家に帰って静かにウイスキーでも飲みながら、あーでもないこーでもないと思考を思いっきり回してスッキリするのである。

これがどんな状況でもできるかというとそんなこともない。回復する方法は自分の心の余力によって決まると考えている。要は、自分の心が元気だからこの方法によって回復できるのである。内向型がうつになりやすいとか外向型はなりにくいと言った話をする人もいるが、とんだお門違いである。

この世に生きる限り、うつになる可能性がある。

私はうつになった経験を何度もここに書いているが、結局のところ、うつになるかどうかは「睡眠」によって左右されると考えている。つまり、寝ない人はうつになりやすい。

これはたくさん寝ればいいと言うことではない。自分にあった睡眠時間と環境を作ることができるかということだ。

睡眠時間は8時間を超えるとよくないと言われるが、一般に脳の疲れがどれくらいで取れるかというのは人それぞれである。だから睡眠時間はメモして体調の良し悪しを後で確認できるようにしとく程度でいいと思う。

問題は環境である。

環境というと、寝具を想像するかもしれない。ただ自分がどうなれば眠くなるのかと言うことについてあまり考えない人が多い。言い換えるならば、心の環境が穏やかならよく寝れる。そしてこれをコントロールすることが自分1人で出来るうつ対策の真髄であるように思う。

人によっては外に出ないと寝られないという人もいる。またある人は寝る前に必ず風呂に入るという人もいるだろう。そういう部分ももちろんあるが、寝る前の精神状態が安定しているかを大切にしてほしい。

ある事を満足するまでできただろうか。

心のモヤモヤを出し切ることが出来ただろうか。

心穏やかに明日も過ごせる自信が少しでもあるだろうか。

ここで躓く時、多くの人は今の自分の生き方が本来の自分から逸れている。

仕事しながら何かできる人は仕事中にある程度解消できる仕事に就けている証拠である。

仕事で溜めたストレスを別の場所で解消できる人は自分の生き方をきちんと見出すことが出来ている。

私生活が荒れている人は自分のキャパが超えた時の生き方を知らない人である。

今の自分が荒れているかどうか分からない人は軽く病んでいる人である。

要するに、自分の生き方が今の自分にとってベターかどうかは睡眠前の状態で分かるのである。

腹立つからストレスが溜まっているのでない。ストレスが溜まっている時、人は寝られなくて腹が立つのである。

人によっては疲れ切ったら寝れるという人がいる。だが、私が思うにそれも危険である。疲れ切るほど何かを犠牲にしているということだ。今問題がないからといって軽く見てほしくない。

極論、病まない生活がしたいなら、自分が内向的か外向的かを理解しておくことだ。1人でいるからリラックスできる人は夜に自分の時間を過ごせばいい。人と話してスッキリするなら帰り際、誰かと会う習慣を持てばいい。

自分はリラックスするのか、研究してみてはどうだろうか。

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