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1人で幸せになれないから恋をする

昨今では、恋愛系の情報発信がYouTube等で盛んに行われている。その中には画期的な視点のものから、ごく一部の層にウケがいいもの、更には、「それはあなたにしか適用できないんでは?」と疑いたくなるものまで、多岐に渡っている。恋愛談義は今も昔も止むことはない。

それは恋愛がいかに悩ましいものであり、理解し難くも、自分なりの幸せを追求する上で避けて通ることができないものとされているかを象徴している。

一般にどうかはともかく、私自身はパートナーが必要であると考えている。それは、誰かといる時に得られる幸せは替えがきかないからだ。

「若いうちにたくさん稼いでFIREし、いずれ金銭的余裕をもちたい」という人がいたとする。その人がFIREをもし達成したとする。その人は幸せになれるだろうか。

答えは否である。その人は近い将来誰かと繋がりたくなるからだ。FIREが与えるデメリットは労働によって得ていた人とのつながりの希薄化である。

恋愛では、高い年収を求める傾向がある。その理由は様々であるが、そういう方ともし付き合いたいならば、はっきり言えば、まずは自分が稼がなければいけない。

中には今の自分のままで年収が高い人と付き合うことができる、という方もいるだろう。それは、運であれ美貌であれ、その人がたまたま年収に変わる何かを持っていたからであろう。

しかし、ここで思い出していただきたいのは、お金持ちと結婚したい本来の理由である。その多くは自分でお金を稼ぎたくないからではなかろうか。生活にはお金がいるのは事実だ。だが、それが大金である必要が果たして本当にあるのか。そして、何でお金が必要なのか。それは誰かと繋がるためではなかろうか。

そもそも、働いてお金持ちになるくらい稼げる人は年収をあまり求める必要がない。言い換えれば、自分が稼げないから稼げる人が欲しいのである。残酷だが、これが真実ではなかろうか。

この理屈で当てはめていけば、自分に足りないものを言語化し補うことができる人は、究極的に、結婚しなくても幸せになれると言えそうだ。

だが、そうならないのである。なぜか。
人は1人で幸せになれないからだ。

自分1人で得られる幸せの限界はきっとここにあり、その限界を突破する方法の一つがパートナーを見つけることなのだろう。

追記として、1人は孤独と違うことを話しておく。最大の違いは、その人がつながりを感じられているかどうかである。

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