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相馬市・宇多川簗場

訪れた日:2018年11月

鮭の産卵シーズンということで宇多川の簗場へ行きました。簗場とは、遡上する魚を捕まえる漁を行うため簗(やな)という設備のある漁場のことです。ここで捕獲された鮭は検査を経て加工業者に卸された後流通または孵化、養殖用となります。

ここで鮭を捕獲することができるのは鮭増殖組合などの関係者のみで、河川にて一般の人が釣りや漁を行うと密漁となります。一部では有効調査員に申し込むことで河川にて鮭釣りを楽しむこともできます。
http://www2.salmon-fishing.jp/index.php

川を遡上する鮭は体長5〜60センチ、重さにして3キロ前後でした。

漁は早朝から行われます。この日は簗場への到着が昼ごろとなったため、鮭は数えるほどしかいませんでした。オスは500円、腹子(イクラ・筋子)の取れるメスは2000円で販売しています。

産卵を間近にいまにもはちきれそうなメスの鮭を持ち帰り、風呂場で塩をまぶしぬめりと鱗を落とします。

鰓の下に包丁を入れると腹子がこぼれてきました。これをザルにあけ、ぬるま湯で洗いながら筋を取っていきます。もうかなり筋が固くなっていたため簡単にほぐれました。

今回は麺つゆと醤油を混ぜ、それを少し水で薄めたものに漬けてみました。1晩も漬ければ食べられるようになります。


その後鮭は三枚におろして保存。半分を鍋に、もう半分を鮭フレークにしていただきました。


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【宇多川簗場】時期・11月上旬〜
時間・早朝〜その日による
料金・メス2000円、オス500円
駐車場・河原に駐車可能
その他・持ち帰る際はビニール袋、氷、クーラーボックス等が必要。

引退競走馬の支援につかいます🐴