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憧れが現実に。

先日、とあるマルシェに行きたくて、1人で東京に行ってきた。

たまに私が記事に出している、じぶんジカンの松岡美希さん。
この写真も、図々しくも一緒に撮ってくださいとお願いした…!

ご本人が書かれたこの記事も、ぜひ読んでほしい…


松岡さんは、私がいつかお会いしたいと思っていた方の1人。とても素敵なプロダクトを作っていたり、言葉を紡いでいたり(勝手にカフェオレのようだと思っている言葉たち。)、私の人生になくてはならない存在。

松岡さんの言葉に支えられて、私は私を見失わずに、なんとかなんとか、ゆっくりゆっくり生きている。勝手に、人生の糧にして、生きている。

なんだか愛が重い感じになってしまっているのだけど、簡単に言えば尊敬している方です。


最初にマルシェのことをSNSで見たとき、ピンときてしまった。「これは行くしかない」って。これは感覚だけど「行かないと後悔する」って心が言ってた。

でも勇気が出なくて、なかなか行く決心がつかなくて、でも行きたくて…とっても行きたいと思っているはずなのに、臆病な自分が顔を出してしまって、決断できずにいた。

そんなとき、松岡さんが”連絡があればマルシェにエッセイを取り置きします”ということをSNSに投稿していた。それを見て、私は「えいっ」とメッセージを送った。もちろん「行くので取り置きお願いします」という旨を。

さあ決断できなかった私、決断するしかなくなったでしょ?と私の中のもう1人の私が、臆病な私に言ったような気がして、ふと笑ってしまった。そうだった、私は二重人格とも言えるほど、びっくりするようなことをするやつなんだって。

でも、そんな二重人格の私がいるから、やりたいと思ってきたことや憧れていたことを現実にすることができていると思う。

急いでホテルや新幹線を取り、せっかくならとマルシェ以外で行きたい場所も探し、一人旅に備えた。マルシェは旅の2日目。1日目は(いや、両日)私の欲や憧れを満たすためだけの時間にしようと思って、好きなことを詰め込んで、予定を立てた。


そして迎えた東京への1人旅。私は愛知県に住んでいるので、東京までは3時間もかからない。移動時間は全て音楽を聴きながら読書にあてると決めていた。

東京は遠い感覚があって、ほとんど行ったことはなかった。だけど、いざ東京に行ってみると、そうでもない。思ったより近くて、気軽にとは言わないけれど、普通に行ける距離。

私はゆったりとした時間の流れが好きなので、どことなくみんな急いでいてせかせかしている東京は、私の肌には合わなかった。東京駅に降り立って、2日間、生き延びれるか少し心配になった。


1日目は、計画していた通り、蔵前の辺りへ。カフェや文房具屋さんなど、行きたかったところも含め、ふらふらと散歩をしながら過ごしていた。

2日目は、東京旅最大の目的であるマルシェへ。


すぐに入れなくて、入り口からこっそり覗いてた


入るのも緊張して、なかなか一歩を踏み出せずにいた。でも、目の前まで来てしまったし、入るしかない!と。会場に入ってみて、すごく心地の良い空気で溢れていた。

出店者さん、お客さん、プロダクト。どこをみても優しくて、あたたかくて、なんとなく安心するような、そんな空間。誰もが心地よさを大切にしているのが伝わってきた。

私が会いたかった松岡さん以外にも、SNSをフォローしたり、実際にプロダクトを購入したことがある方が何人かいた。いきなり松岡さんのブースに行くのはハードル高すぎ…と思い、少しずつ近づいていきつつ、その方達のブースを見ながらお話をした。

ブースを見ていると、皆さんが話しかけてくれて、私はもう嬉しくて嬉しくて。少しも緊張は解けていなかったのだけど、驚くほど楽しめていた。


欲しかった毎月テーマ帳と一目惚れしたポストカード


すてきな写真がいっぱい載ってる雑誌


プロダクトを買ったことがある方とお話が弾んで、いろいろ聞いたり、写真とりましょと言ってもらえたり。(愛用しているキャンドルだけど、素敵なのでぜひ見てみてほしい)


自分誕生日のお祝いに買った、好みすぎる手作りのキャンドル
今回新たにお迎えしたサシェ


全てのブースを回って、残すは、じぶんジカンさんのブースのみ。エッセイを購入する以外にも、どれか1つノートも欲しかったので、サンプルを見ながら、選ぶことにした。

会場ではカメラマンさんがいて、写真を撮ってまわっていたのだけど、私がノートを選んでいる場面も写真を撮ってくれていたみたいで。写真に映った私の顔と言ったら。嬉しくて楽しくて、ニヤニヤが隠せていなかった…

その時は美希さんが違うところで他の方とお話ししていたので、購入するノートたちを片手に、岡本さん(美希さんの旦那さん)にお会計をお願いした。

お会計をしている間に松岡さんが戻ってきて、話しかけてくださった…!もう、私は今にも死ねる勢いで嬉しくて。あれだけSNSやnoteで見ていた松岡さん。「本物だ…」と言ってしまった。

買ったばかりのエッセイに、サインを書いてくださいとお願いし、お写真も撮ってくださいとお願いしてしまった…図々しいやつですみませんでした…本当に頭が上がらない。


松岡さんが書かれたエッセイたち


帰り際。松岡さんが「屋上、すごく気持ちがいいですよ」と言っていたので、行ってみることにした。そしたら、後ろから、また松岡さんが声をかけてくださった。

私が持っていた荷物(泊まりだったので小さめのキャリーケースを持っていた)を持ってくださって、屋上まで案内してくれた。まさかのことすぎて、ただただ慌てていた私。

松岡さんが笑いながら「飲み物を買いに行こうと思って会場を出たら姿が見えたから」と。ほんの少しだけ一緒に屋上を楽しんだ。「じゃあ、また」とお別れしてからも、私はしばらく屋上で放心状態。

なんだかもう、夢のようで。優しくしてもらいすぎた。

夢のような心地のまま、しばらく屋上を楽しんでから、帰路についた。


帰り道も、まだ夢を見ているような感じで、ぼーっとしていて。でも手に持っていたプロダクトが現実だよって教えてくれてた。

今まではプロダクトや文章越しに松岡さんを見ていたけど、実際にお会いして、憧れが現実になるって、こういうことなんだってわかった気がした。


今回、マルシェに行って、松岡さんをはじめ、他の出店者さんともお話ししてみて、1つまた、夢が増えた。

私も、いつかマルシェに出店したい。まだまだ趣味の範囲だけど、私は刺繍の作品を販売している。その作品たちを、もっともっと、私だけのブランドとして、ゆっくりゆっくりでも育てていきたい。

欲を言えば、いつか松岡さんと同じマルシェに出店する日が来たらいいななんて思っている。今はまだ遠い遠い夢だけど、松岡さんに会う夢が叶ったように、きっとこの夢も叶えられると思いたい。



マルシェで出会った方々、本当にありがとうございました!

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