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正義感を手放して心穏やかに生きる方法

私たちは時として、強い正義感に駆られ、その重さに苦しむことがあります。しかし、その正義感を手放し、心を穏やかに保つ方法があるとしたら、それを知りたくはありませんか?この記事では、正義感の本質とそれが私たちに及ぼす精神的コスト、さらにはそれを超えた心の平和へと導く方法について探ります。読者の悩みに対する回答を提供し、その信頼性を担保するために、心理学と実生活の例を交えて解説していきます。

正義感の重荷を軽くする


正義感の重荷を軽くするためには、まず正義感の本質を理解し、それがどのようにして私たちに重荷となるのか、そしてその精神的コストを知ることが重要です。

1-1. 「正義感」の本質とは何か?

正義感とは、何かが間違っていると感じたとき、それを正そうとする気持ちです。

この気持ちは、人として大切なものですが、時には上手に扱わなければなりません。

たとえば、友達がルールを守っていないのを見たとき、それを正そうとするのが正義感です。

「これはこうしなければならない」
「あなたは間違っている」
「〇〇をするから失敗するんだ」
「なぜこうしないのか」「どうしてそんなことをするのか」
「悪いことをしたら、どんな理由があろうとも罰せられるべきだ」

こんなふうに思ってしまったり、他人から言われることはありませんか?

私も看護師として働いていた時に、「患者さんを大切にしない看護師や医療スタッフ」のことが許せませんでした。

患者さんを尊重する気持ちは今でも間違っていないと思っていますが、その正義感が強すぎたせいで、自分がイライラしたり、他のスタッフと揉めてしまっていたので、良くなかったなと反省しています。

1-2. 私たちの正義感が時に重荷となる理由

しかし、いつも正しいと思うことだけを追求すると、疲れてしまうことがあります。

たとえば、クラスでいつも正しいことをしようとしている友達が、他の子たちと遊ぶ時間が少なくなってしまうことがあります。

みんなが帰った後も掃除をし続けたり、勉強をしなければならない、遊んでいる場合じゃなくてもっと練習をしなければならないと自分を追い込んでしまうのです。

完璧にしないといけないと思って、他の人の分まで仕事をしてしまって残業が増えるのも、正義感の強さの表れです。

これは、正義感が重荷になっている例です。もちろん悪いことをしているわけではありませんが、正義感が強くて毎日つらいのであれば、立ち止まるのもひとつかもしれません。

1-3. 正義感を持ち続けることの精神的コスト

正義感を持ち続けることで、心が疲れてしまうこともあります。

たとえば、いつも正しいことをしようとするあまり、楽しいことができなくなってしまうことがあります。

私の場合、アルバイトや仕事中に「私語をしてはならない」という正義感を持っていたので、喋っている人がいたらその都度不快になっていましたし、すぐイライラしていました。

これは、正義感が高すぎることによる精神的なコストです。

正義感は大切な気持ちですが、それに振り回されすぎないように気をつけることが大切です。

正しいことをしようとする気持ちは素晴らしいですが、時には自分の心の平和も大切にする必要があります。

バランスを取ることで、心も体も健康に過ごすことができます。

「正義感を捨てる」がもたらす心の平和

「正義感を捨てる」ことで、心に平和をもたらすことができます。これは、いつも正しいことを追求することから生じるストレスを減らす方法です。

2-1. 正義感を手放すことの意味

正義感を手放すとは、全てのことに対して正しいと思う必要がないと受け入れることです。

これにより、心が落ち着き、ストレスが減ります。

たとえば、友達がルールを少し破ったとしても、それを大きな問題にしないようにすることができます。

さっきの私の例で言えば、「別に仕事中に雑談をしてもいいよね」と、思うことです。

しかめっつらでずっとイライラしているより、楽しく和気あいあいと働くほうがいいと思います。

2-2. 正義感を手放したときの心理的変化

正義感を手放すと、心が穏やかになり、人生を楽しむことができるようになります。

たとえば、以前は小さなルール違反にもいらいらしていた人が、それに対してあまり気にしなくなり、友達との時間を楽しめるようになります。

さすがに患者さんやお客さんを無視してしゃべり続けていたらどうかなとは思いますが、仕事をよりスムーズにするためには、一緒に働く人がどんな人で、どんなことを考えているのか、お互いわかっているほうが仕事をしやすいです。

それに何より、人間関係が良ければ仕事でも部活動でも、何をやっても楽しくなるものなので、少しもったいないことをしたなと思っています。

2-3. 他人の行動に対する見方を変える

他人の行動に対して柔軟になることで、人間関係が改善されます。

たとえば、友達が宿題を忘れたとき、以前は怒っていた人が、忘れることもあると理解し、助けを提供するようになります。

お互いの正義感をぶつけ合って、ケンカばかりしていると協力はなかなかできないものです。

でも相手を受け入れれば、困った時にお互い助け合えるような、素敵なチームメンバーになれます。

もっとコミュニケーションをとっていれば、相手への誤解もなかったしイライラしなくてよかっただろうなと、今では思えます。

私は何より、「自分が正しい」という気持ちが強すぎたのが間違っていました。

たいした人間でもないし、他の人がいないと自分は生きていけないのに、看護師として働いていた頃は、変に尖っていたなと思います。

結論として、正義感を手放すことは、心の平和を得るための大切なステップです。すべてのことに対して正しいと思う必要はなく、時には流れに身を任せることで、心が穏やかになり、人生をより楽しむことができます。自分自身と他人に対して柔軟な態度を持つことで、ストレスが減り、幸せな毎日を送ることができるでしょう。

争いを避け、共生への道

争いを避け、共生の道を歩むためには、心の持ち方を変えることが大切です。ここでは、争いを減らす方法と、世界と調和するためのステップについて説明します。

3-1. 「争いごと」を減らす心の持ち方

争いを減らすには、まず他人を理解しようとする心が必要です。

自分と違う意見でも、その人なりの理由があることを受け入れましょう。

たとえば、クラスで意見が分かれたとき、相手の意見をじっくり聞くことで、争いが少なくなります。

自分が正しいという気持ちを、自分が持っているなら、もちろん他の人もそう思っています。

正論で殴り合うことって…本当によくない…。
愚痴も不満も、正論だと思っていたことも、散々口に出してきていたのですが、そろそろやめようと思います。

3-2. 「人間は、たいしたものではない」という視点の価値

自分や他人をそんなに大事に思いすぎないことも、争いを避ける一つの方法です。

みんな間違いを犯すことがあり、それは自然なことです。

わざとやっているわけではありません。

たとえどれだけすごい人であっても失敗します。

友達がミスをしたとき、それを大きな問題にせず、笑い飛ばすことができると、みんながリラックスできます。

「たいしたことじゃない」って、魔法の言葉ですよね。

3-3. 世界との調和を深める実践的ステップ

世界や世間と調和するためには、まず自分の周りの小さなコミュニティから始めます。

たとえば、家族や友達との関係を大切にし、地域のイベントに参加することで、周りの人たちとの絆を深めることができます。

職場の人、部活動が一緒だった人、身近にいる人の考え方を否定せず、自分が正しいと思わず、受け入れてみましょう。

結論として、争いを避け、共生の道を歩むためには、他人を理解しようとする心、自分と他人を大事にしすぎない態度、そして自分の周りから調和を深める行動が大切です。このような心の持ち方と実践的なステップを取り入れることで、より平和で幸せな生活を送ることができるでしょう。

日常生活で正義感と上手に付き合う方法

日常生活で正義感と上手に付き合うためには、自己反省、非批判的なコミュニケーション、そして柔軟な思考が重要です。

4-1. 実践的な自己反省のステップ

自分の行動や考えを振り返ることが大切です。

なぜなら、自分自身を理解することで、他人への理解も深まるからです。

たとえば、友達と意見が違ったとき、なぜそう思ったのか、自分に問いかけてみることが一つの方法です。

私はどうしてあんなにも、精神疾患を抱えている方が馬鹿にされたり、偏見を持たれることに対して怒っていたのだろう…とよく考えます。

誰も入院したくて精神状態が悪くなっているわけじゃない。

居場所がない、心に穴があいたような感覚はとてもつらい。

望んでいないことでも、心が傷ついてしまう出来事なんてしょっちゅう起こる。

心の傷がどれだけつらいことなのか、どうしてわかってくれないんだって、私の幼少期からの心の叫びがあるからなのかな?と思います。

4-2. コミュニケーションにおける非批判的アプローチ

相手の意見を尊重し、批判から始めないことがコミュニケーションを円滑にします。

たとえば、友達の意見にすぐに反対するのではなく、「なるほどね、でもこんな考え方もあるよ」と優しく提案する方法があります。

「患者さんにとってそれがいいわけないでしょ!」
「なんで看護師にとっていいことを患者さんに押し付けるの!」
私はこんなふうに怒っていましたが、相手の話を聞こうとせず、自分の考えを相手に押し付けている自分もたいがいですよね。お恥ずかしい。

4-3. 柔軟な思考で対人関係を改善する

柔軟に考えることで、対人関係が改善されます。

自分の意見だけが正しいと思わず、他人の意見にも耳を傾けることが大切です。

たとえば、クラスで何かを決めるとき、みんなの意見を聞いて、最終的にはみんなが納得する方法を探ることです。

歳を重ねるごとに、自分の意見や人生が間違っていないという考えは強く、深くなっていきます。

私もついつい、看護師として働いた時の経験や知識を言ってしまうことがあるのですが、もちろん全て正解なわけはありません。

どんなことにも表や裏、グレーな部分が存在します。
『自分が正しいとは限らない』という考えを持っておくだけで、発言をする前にぐっとこらえて考えることができます。

自分が正しい、自分は間違っていないというのは、ただ自分の考えを押し付けてしまうことと変わりません。

正義を振りかざすと、相手の考えをなかなか聞けなくなってしまうものです。

正義や正論のパンチをくらい続けると、自己防衛のために、殴られないようにするために正論パンチの練習を始めます。

そして、殴られる前に殴るようになるのです。

私はこんなふうに対人関係を悪化させてきました。懺悔。

相手を尊重する気持ちを忘れ、いつしか自分が傷つかないことだけを考えるようになっていました。

だからって相手を傷つけていいわけじゃない。そんな初心をふと思い出せてよかったです。

結論として、正義感と上手に付き合うためには、自分自身を振り返り、他人の意見を尊重し、柔軟な思考を持つことが大切です。これらのステップを実践することで、日々の生活の中でより良い関係を築き、心穏やかに過ごすことができるでしょう。

正義感を超えた精神的成長

正義感を超えた精神的成長を遂げるためには、内面の平和を深める習慣、心の自由を取り戻すメンタルヘルステクニック、そして人生の豊かさを見つける方法を知ることが大切です。

5-1. 内面の平和を深めるための日々の習慣

毎日少しの時間を静かに過ごすことで、心が穏やかになります。

これは、忙しい日々の中でも自分自身と向き合う時間を持つことの大切さを示しています。

たとえば、朝の数分間窓から外を眺めながら深呼吸をするだけでも、1日が穏やかに過ごせます。

本当に瞑想やマインドフルネスは重要です。

頭がいっぱいいっぱいになっていて、心の余裕がなければ他人に優しくすることなんてできません。

考えることが多すぎてパンパンになっている頭に隙間を、そして心に余裕やゆとりを持つためにも、頭を空っぽにするのは非常に重要です。

5-2. 心の自由を取り戻すメンタルヘルスのテクニック

ストレスや悩みから心を解放する方法の一つに、感謝の習慣を持つことがあります。

毎日、小さなことでもいいので、感謝できることを3つ見つけることで、心にポジティブな変化が生まれます。

たとえば、美味しい朝ごはんが食べられたこと、晴れた空、友達からのメッセージに感謝することがそれにあたります。

感謝日記をつけることがとてもいいです。私はアプリに毎日書くようにしているのですが、今日も美味しいお酒が飲める、あたたかいお風呂に入れる、きれいなお花や星空が見られることって、本当にありがたいことだなと思えます。

ふだんは意識しないかもしれないけれど、自分の周りにすでにあるものに目を向けるって本当に大事だと思います。

ありがたいな、自分は恵まれているんだなという気持ちは、心を穏やかにしてくれます。

ないものねだりよりも、あるもの探しをしましょう。

5-3. 正義感の向こう側にある人生の豊かさを見つける方法

自分の興味や好奇心を追求することで、人生に新たな意味を見出すことができます。

正しいことだけを追い求める必要は、ないと思います。

新しい趣味や活動にチャレンジすることで、生活に豊かさと喜びが加わります。

たとえば、絵を描き始めたり、音楽やダンスのクラスに参加することが、新たな発見や自己表現の機会を提供します。

結論として、正義感を超えて精神的に成長するためには、内面の平和を追求し、心の自由を取り戻し、人生の豊かさを探求することが重要です。これらの習慣やテクニックを日常生活に取り入れることで、より充実した人生を送ることができるでしょう。

まとめ

正義感は、社会生活において大切な役割を果たしますが、過剰な正義感は私たちの心に重荷となり、ストレスや対人関係のトラブルを引き起こすことがあります。この記事では、正義感の本質を理解し、それが心に及ぼす影響を軽減する方法、さらには正義感を超えて心の平和を得るための実践的なステップを探りました。心理的変化を受け入れ、他人との共生を目指すことで、私たちはより豊かで平和な人生を送ることができるのです。この記事が、日々の生活の中で心を穏やかに保ち、精神的成長を促す一助となることを願っています。

私自身、まだまだ未熟ですので、読んでくださるみなさまと一緒に成長していけたらなと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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