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開けてはいけない箱

悲しみのヒロイン期間を徐々に脱出して、仕事も始まり、いつも通り、幸せっぽい笑顔で過ごしている。

7年前
あまりにも自分は無力で無知で情けなくて
どうにもならない事ってあるんだ と
こんなに辛いことがあるんだ と思い知った

今でもそう感じながら毎日過ごしていて、
時々、開けてはいけない箱を開けてしまう。

もちろん、開けてはいけないんだから
開けたら闇におちることは間違いない。

先日、あるBOXを開けた。
コレはほんとにある"箱"
闇におちつつ 開けた箱の中から、コロコロと出てきた。

ビー玉だった。

ピンクのビー玉。

なんだかよくわかんないんだけど

きゅーとなった。

このビー玉のおかげで、闇におちることはなかった。

辛い出来事と向き合うには、どうしたらよいのか

時間が解決するーーー違う。
忘れてしまうーーーー問題外。
誰かに話す?ーーーーいや、無理。
何かに書く?ーーーー話すのと一緒。

全てを その辛さに結びつけてしまうから
何をしても一緒
この痛み苦しみ辛さといっしょに生きるしかない。

そんな選択をして生きているんだけど、時々本当に理不尽な事に出くわす

いかにも「私は不幸です」みたいなのを醸し出す話を聞くと、自分のヒロイン度と比べてしまう。

もちろん私のヒロイン度の方が上になるんだけど。

だからと言って、私の"悲しみのヒロイン”の事は話さない。

ココロん中で、それ位なんともないじゃんってつぶやく。

その程度で不幸とか思っちゃうなんてさ、やりきれないよ。

人生は不公平だ

そう思いながら、開けてはいけない箱のふたを閉じた。

この箱のおかげで、私は私の感情のコントロールができる。

ピンクのビー玉もまた箱にしまった。

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