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ローカル路線バスの旅 日本縦断最速RTA 東北編「みちのくの旅」


前置き

今回の旅の概要は以下の記事に書いたので必ずこの記事を見てからご覧いただきますようよろしくお願いします。

またこの記事は「ローカル路線バスの旅 日本縦断最速RTA 北海道編」の続きです。当記事からでも楽しめますが是非前記事もよろしくお願いします。

またとあるYouTuberが路線バスで日本縦断旅をしていてそれを纏めた記事がありました。勿論本旅のような無茶はしてないしゴールは佐多岬ではなく枕崎ですが当検証でも参考にしており、いい比較材料になると思いますのでURLを載せておきます。

4日目(青森フェリーターミナル〜)

前回は15:25に青森フェリーターミナルに到着したのでその続きからになります。

  1. 青森フェリー1552→青森駅1610

  2. 青森駅1625→青森空港1700

  3. 青森空港1745→弘前駅1840

  4. 弘前駅1900→大鰐病院1940

  5. 大鰐病院1940→小坂操車場(翌)310 徒歩32km

4日目本州移動ルート

何やら不穏な文字が見えますが、順番に解説していきます。まず前提として東北を路線バスで縦断するとなった時、基本的には八戸から南下します。理由としては秋田を通らない為県境が1つ少なく、その県境地帯にもバスがあるという理由が挙げられます。青森からでも野辺地行きの長距離路線バスがあるので青森→野辺地→十和田→八戸とバスが繋がり最終的に盛岡まで連続してバスが繋がります。ただ、そのルートは遠回りですし何より野辺地行きのバスの最終は15時でもう終わっています。なので今回の場合は弘前経由1択となります。
さて、そろそろ大鰐病院から小坂操車場の徒歩32kmについて触れます。詳しくは後述しますが今回の最速旅の必須条件として9時10分までに秋田県の花輪営業所に辿り着く必要が有ります。一応普通に青森・秋田県境を超える場合全くバスがない訳では無く、青森県側は大鰐病院から7km程秋田寄りにある岩渕公園前まで、秋田県側は小坂方面はバスが無いものも大館方面に行くと県境すぐに矢立ハイツまでバスが来ており、その間なんと7.4kmしかありません。

32km徒歩ルート。岩渕が赤、矢立が青。

しかしこれはあくまでも普通に乗り継ぎ旅をやる場合の話。今日の岩渕公園前行きのバスは終了しており、矢立ハイツから乗り継いでも花輪営業所に9時10分着は不可能です。なので小坂操車場まで歩きます。流石にこの時間に小坂町に泊まれる場所は無いので小坂町に着いても野宿確定です。一応ローソンはあるようです。こんな状況ですがそれでもまだ全体で見ればまだマシな方だったり…

5日目

5日目です。昨日の疲れなど関係無く進めます。

  1. 小坂操車645→花輪営業所741

  2. 花輪営業所910→玉川温泉1024

  3. 玉川温泉1050→八幡平山頂1144

  4. 八幡平山頂1220→八幡平マウンテンホテル1315

  5. 八幡平マウンテンホテル1330→盛岡駅1503

  6. 盛岡駅1735→大船渡駅1957

  7. 大船渡駅2055→陸前矢作2139

  8. 陸前矢作2139→栗原病院640 マラソン75km

5日目の移動ルート

いよいよこの旅の恐ろしい1面が見えてきました。順番に見ていくとまず昨日小坂操車場まで歩いた理由ですが、それが花輪営業所から玉川温泉までのバスが理由にあります。このバスは1日1本このバスのみなのでこれに乗るしかありません。また、花輪営業所〜盛岡駅までのバスは期間限定運行で中でも岩手県側は6/10〜10/15しか運転していません。前提の期間指定はここから来ています。盛岡以降ですが2時間待って三陸の大船渡に向かっていますがもっと急ぐ手段は無いのかと言う話ですが大船渡方面は歩いてもこのバスしかありません。本来乗り継ぎ旅では国道4号を花巻方面に行くのがベターなのですが先に行く日詰行きは2時間待ち、先を急いでもバス乗り継ぎでは北上がやっとです。栗原には陸前矢作より北上の方が近いのですが(73km)、北上までに徒歩が発生するので三陸に向かっています。
さあ陸前矢作に着いたらいよいよマラソンの時間です。距離にして77km。東名高速なら東京インターから静岡県境くらいまでの距離です。勿論歩けば夜通しでも着かないでしょう。ただ走れば話は別で100kmのウルトラマラソンの日本記録が6時間6分なので信号待ちとかあっても77kmならその人なら可能でしょう(その時のコンディションは考えないものとする)今日はバスの乗り継ぎしかしておらず1日80kmルールも問題無いので頑張りましょう。

77km徒歩(?)ルート

6日目

ここまで来れてる時点で相当な猛者です。

  1. 栗原病院650→古川駅756

  2. 古川駅820→三本木音無853

  3. 三本木音無853→高田橋940 マラソン10km

  4. 高田橋944→泉中央1028

  5. 泉中央1110→仙台駅1150

  6. 仙台駅1230→かわさきまち1355

  7. 川崎町1355→遠刈田温泉1545 マラソン11km

  8. 遠刈田温泉1550→白石1630 

  9. 白石1630→伊達長岡2000 マラソン25km

  10. 伊達長岡2005→福島駅2030

  11. 福島駅2045→古天神2126

  12. 古天神2126→郡山駅558 歩き32km

6日目の移動

5日目みたいなインパクトは無いですが地味に今回もやばいポイントが潜んでいます。まず前提としてこの日は土曜日となっています。その為平日なら古川駅から大和町(高田橋)まではバスで行けるのですが休日の為古川駅からのバスは三本木音無までそこから大和町まで足で乗り切ります。ただこれも単に歩けばいいだけでなく10kmをたった47分で走破する必要があります。今までは体力さえあれば乗り切れましたがここからは脚力を求められるようになりますが、信号も少なめで参考の10kmマラソン日本記録が27:18なのでまだ緩い方と言えます。

今回のマラソンコース

そして2つ目のマラソン11km。この川崎町から遠刈田温泉は村田町の村田中央というバス停を経由する事でバスで繋がりますが、川崎町から村田町までのバスの本数がともかく少ないです。更に川崎町から遠刈田温泉って村田町を通ると単純に遠回りなのでもうこれは歩くしか無いです。時間の猶予は先程の10キロマラソンよりあるのですが先程は平坦だったのですが今回は殆ど登りとなります。その為今回は体力勝負となります。

11kmマラソンのルート。右側が村田町。

そして白石までバスで行けますが白石から宮城福島県境方面のバスはまたしても土日運休。さらに福島県側のバスも国見町や桑折町、伊達市の北側のバスはもう終わってます。なので登り有りで25kmのルートを3時間半で走破する必要がある為、正しく体力脚力双方が試されるコースです。

25kmマラソンのコース

その後は本来は二本松市まで福島駅からバスが出ていますがそのバスは終わってるので福島二本松の中間地点、古天神まででバスは終了。深夜歩きゾーンに突入します。この日はこれまでに46kmも足を使っています。その為この日は32km歩いて郡山駅まででOKです。6時迄に着けばいいので歩いても到達できます。

まとめ

今回6日目が殆ど徒歩解説になってしまいましたが、実は東北は殆ど1本道で工夫の余地は少なく検証してても退屈でしたwそんな中でも4、5日目は深夜歩きというこの旅ならではの特徴を活かしたルートを見せられたのではないでしょうか?さて次回はいよいよ関東編。ルートは無数にあり非常に検証しがいのありましたのでお楽しみに。

あとがき

前回北海道編で最後に集計を書きましたが、結果の集計は佐多岬ゴール後の完結回でやろうと改めてやろうと思います。お楽しみに。


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