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【釣合い重りの脱落防止措置】エレベーター改修工事の補助金をもらうため

補助金を活用してエレベーター改修工事を行う際に必要な工事についての記事の4回目です。
これまで、
・地震時管制運転装置の設置工事について
・主要機器の耐震補強措置の工事について
・戸開走行保護装置の設置工事について
の記事を公開してきました。

今回は、釣合い重りの脱落防止措置工事についてです。

釣合い重りの脱落防止措置とは

釣合い重りの脱落防止措置とは、エレベーターかごと対に昇降している重りを地震によりレール起動上から脱落、落下を防ぐ工事です。
この措置は地震からエレベーター乗客を守るために非常に重要な工事です。主な目的は、エレベーターの釣合い重りが脱落、かご上に落下することを防ぎ、利用者の安全性、エレベーターの安定した運行を保証することにあります。釣合い重りは、エレベーターかごの重量をバランスさせるために使用され、エレベーターがスムーズに上下動するためには不可欠な部分です。そのため、この重りの脱落やレールの歪みは、エレベーターの安全性に直接影響を及ぼす可能性があります。

具体的な措置としては、釣合い重りを固定するための追加の支持構造の設置、耐震性を高めるための改良、及び定期的な点検とメンテナンスの徹底が含まれます。これにより、自然災害時におけるエレベーターの安全性が向上し、日常運行時の安定性も保たれます。また、これらの措置は、エレベーターの非常停止や事故発生のリスクを低減し、利用者や管理者の安全と信頼を確保するために不可欠です。

釣合い重りの脱落防止措置を行うことで、

  • 釣合い重りの脱落やズレを防止

  • エレベーターの運行安定性の向上

  • 地震時かご内安全性の確保

地震の自然災害時には、エレベーターが大きく揺れることがあります。釣合い重りの脱落防止措置を施すことで、こうした状況下でも重りがしっかりと固定され、エレベーターの運行安定性を保つことができます。

釣合い重りの脱落防止措置を施すことにより、エレベーターの安全性及び信頼性が大きく向上し、長期的なメンテナンスコストの削減にも繋がります。エレベーターを安全に、そして効率的に運用するためには、このような予防措置が非常に重要であると言えるでしょう。

やはり、この工事もこれまで紹介した工事と同様に、エレベーターの安全性や耐震性など、住民が安心して安全な環境で快適なエレベーターの使用を行うことができるために、絶対必須な措置と言えるでしょう。
なので、補助金を活用できるようになるための条件として組み入れられえるのも当然と言えます。

補助金をもらったエレベーターを改修するために必要な工事については、公式サイトのコラムで他の工事についても紹介しています。

noteでも補助金に関する記事を公開しています。

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エレベーター改修で補助金をもらうためには

釣合い重りの脱落防止措置も、一般の方ではどのレベルまでが補助金活用の条件をクリアしていることとなるのか、その仕様やスペック、技術的なチェックなどは判断が難しい。

エレベーターのことは、エレベーター専門のコンサルティングサービス「エレベーターマネージメント」にご相談ください。
あなたのマンションのエレベーターの改修時に補助金を活用したいのであれば、是非ご相談ください。
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