うさこ

間もなく90歳、要介護1の実母が独り暮らしをしています 母の見守りと自宅介護での気づき…

うさこ

間もなく90歳、要介護1の実母が独り暮らしをしています 母の見守りと自宅介護での気づきを未来の自分のために記録していきます 母には色々教えて貰いましたが、今は老い方を学んでいます

最近の記事

沢山の「好き」を持っておく(2414)

最近の母はナンプレに夢中 母に100円ショップで購入したナンプレの問題集を渡した。 100問掲載しているので、1問1円 初級中級上級があって、母には中級を買ったがその中級にもレベルが複数ある 上級寄りのレベルには少し手こづった様子だったが、その「ちょっと挑戦したくなる」難易度が良かったみたい 夢中になって解いている 母を見ていると、老いても、好きで夢中になれる事があるって大事だなと思う 母の好きなこと 花と庭仕事 一番好きなのは花の手入れと庭仕事 天気がいいと外に出

    • 76歳伯父、紙パンツデビュー(2413)

      今回は母ではなく76歳の伯父の話 このところ老いを感じるのか、外出も減り内向きになりがちだった伯父 会う度に萎れていく感じがしていた 先日久しぶりに会ったら、今年から月1回バスツアーに行っていると教えてくれた かつての仕事仲間で今もお付き合いのある友人が「最近出不精だから」とバスツアーに誘ってくれたらしい ところが最初のツアーは高速道路の事故渋滞で2時間トイレを我慢しなくてはならず、大変な思いをしたそうだ。 しかし、これに懲りずに日帰りバスツアーに月1回行っていると

      • 「高齢者だから」の思い込み〜ごちむすび (2412)

        姪が一緒に食べようとコンビニのおむすびを買ってきた ファミリーマートが展開している「ゴチむすび」シリーズの牛肉版 すき焼き味のお肉が入ったおにぎり 一目見て私は「あー。これは母には無理」と思ってしまったが、なんとか口に出さずに済んだ ところが母は嬉しそうにペロっと食べてしまった。 「私牛肉好きなのよね」 「次もこのおにぎりがいいわ」 母には梅、鮭、昆布などの定番・昔ながらのおにぎり、と勝手に決めつけていた 高齢者になって味の強いもの、個性的なもの、食べつけない物は厳し

        • ヘアカラーで気持ちも老けさせない (2411)

          母は美容院でヘアカラーお願いしている 今はダークブルーにおしゃれ染め 毎日鏡の中で見る自分の顔だけにおしゃれをすることは大切だと思う 白髪が目立つ顔を毎日見ていたら、無意識に自分は老けていると脳にイメージを植え付けているのではないかと思う 反対にヘアカラーやメイクでおしゃれをすることで気持ち的に老けさせない 同じ理由で洋服の色選びも大事 高齢者のイメージの服は避け、チョイ派手なくらいが丁度良い 実際、最近の母はもうおばあちゃんだからというセリフが減ったように思う 介

        沢山の「好き」を持っておく(2414)

          冬の晴れ日と雨日、天気に揺れるメンタル (2410)

          母のメンタルの浮き沈みが以前より頻繁に変わるような気がする 体調の良し悪しによるものもあるが、最近気づいたのは天気にも大きく左右されるということ 先週の雨の日が続いた時は気分も相当落ちたようでネガな発言の連発だった やる気も起らない、と布団から出ず、小さくなって、このまま状態が悪くなっていくのでは、と大きく心配した 以前なら雨で運動量が少ないのが原因と思っていたが、どうやら天気による気分の浮沈みが強く出るようになったみたいだ 今週は晴天の日が続いているので、格段に明る

          冬の晴れ日と雨日、天気に揺れるメンタル (2410)

          歩行姿勢は足元ではなく目線を少し高めに (2409)

          最近の母のリハビリメニューはストレッチや筋トレを入れて、立ち姿勢を良くしようとしている 高齢になると、転んで骨折したら大変な事(入院や手術、リハビリ、場合によっては認知症の発症)になると母は言われてきた だから転ばない様にと実に気を使って歩いている 転ばない様にと気を使い過ぎて、自分の足元ばかりみて歩き、顔が下を向き背中が丸まった姿勢になってしまう そんな歩行姿勢を10年以上していたものだから、首、肩、背中もそれなりに固まってしまっていた ストレッチやマッサージで少しづ

          歩行姿勢は足元ではなく目線を少し高めに (2409)

          配膳ロボットにはしゃぐ 90歳の社会見学(2408)

          母を外食に誘った 最近ファミレスでは当たり前になつた配膳ロボットを一度見ておこう、と。 ホンの一週間前までは、ちょっと鬱気味で外食にはもう出かけない、配膳ロボットなんて見ても何もならない、と頑なだった 少し陽射しにも春を感じる様になり、気持ちも明るくなったみたい オーダーのタッチパネルはテレビでみたことある、とは言うが、自分の手には負えない、と最初から興味なし キョロキョロ見回し、どれが配膳ロボットなのか、探す ちょうど真後ろから急に音楽が流れ、配膳ロボットが動き出し、

          配膳ロボットにはしゃぐ 90歳の社会見学(2408)

          お節料理で血圧あがった? (2407)

          個人的には食欲もあり、心穏やかに過ごしていた今年の正月 ただ少し血圧の数字が12月より高目の日が続いた 母は毎朝薬を飲むタイミングに合わせて健康観察を行っている 体温と血圧だ 朝の冷えがイケないのかな? 部屋の温かさが十分でないのかな? 薄着なのかな? と気にしていました。 新年最初の診察で、先生からお節料理の味が濃かったのでは?と言われました 母の味付けは薄味 今年はデパートのお節料理を準備した 今までは母が数品作っていたけど、今年は全く作らなかった 私達の作り

          お節料理で血圧あがった? (2407)

          仏壇の蝋燭立 (2406)

          目白御殿と呼ばれた旧田中角栄邸が全焼した 原因は線香の不始末だった 20年前に老後を見越して建替えた母の家はオール電化を採用 火の不始末の心配は仏壇だけ 最近では電気ローソクなどもあるが、母は従来通り線香をあげることに拘わり、今も毎朝蝋燭に火を灯し線香をあげている 一昨年秋に母が体調を大きく崩した時は、もう母が線香をあげるのは危険なのではと考えた 一番はローソクの消し忘れが怖かった 一方で母に線香をあげるのを辞めろと言うのは、母が衰えを指摘されたとショックを受けるの

          仏壇の蝋燭立 (2406)

          脇見もせず一直線移動(2405)

          母を週1回、スーパーに買物に連れ出している 私達が買って来るのが時間の無駄がないのだが、 ・スーパー内を歩いて運動量を確保 ・在庫を確認したりして買物リストを作る頭の運動 ・自分で商品を選ぶ満足度 ・商品棚を見て季節やトレンドを感じる ・キャッシュレスやセルフレジとか時代の変化を見る と良い刺激なると思うし、母自身もまだ自分で買物はできると思っているので。 スーパーへの往復と荷物持ちは私達娘が請負うが、スーパー内は母の自由にさせている 新年初の買物に行った。 買物カー

          脇見もせず一直線移動(2405)

          おばあちゃんの唐揚げが食べたい (2404)

          料理が高齢者の認知機能維持に効果があることは広く知られている 料理を作る時に指を使うだけでなく、 ・メニューを考える ・冷蔵庫など見て食材の不足を確認する ・買物に行く等不足の食材を入手する ・あるいは不足食材に合わせて調理内容を変更する ・調理手順を確認し、下準備、作業時間を算段する などなど、色々頭を動かすことが多いからだ 母は有難い事にまだ台所に立って料理をすることができる 家を建て替えた際にオール電化・IHクッキングヒーターを採用したので火の不安も少ない しか

          おばあちゃんの唐揚げが食べたい (2404)

          やっぱり肉が好き! (2403)

          母は健啖家だったと思う 80歳過ぎまで私達と同じ食事をしていたし、外食も残すことはなかった ステーキや洋食も好き それが徐々に食べる量が減ってきて、外食で私と半分にわけあったり、茶碗も小さくなったり。 食べる量は少なくなったが、筋力維持にタンパク質は摂るように気をつけている。 母はまだ台所仕事ができる 3食作ることはないが、本人も肉好きでもあり、毎日肉を使った料理を作り食べていると言っていた ふと、食べる量が減っているので1回に作った料理を何回に分けて食べているか聞い

          やっぱり肉が好き! (2403)

          年末に世話好きの妹と大喧嘩していた (2402)

          大晦日の夜、妹からのラインには、2日〜6日まで予定があるので母の家には顔を出さないからよろしく、とあった。 事前に4〜6日の旅行は聞いていた。 私は三が日在宅だから無問題だけど、2日、3日って何事? 元旦の夕刻、妹と喧嘩でもしたの?とサクッと聞いたら、「私もイケないんだけど、、、」とすぐに認めた。 妹がアレコレ母の世話に口を出すのが煩くなって、 「つい、心の奥の物が出てしまった」と。 心の奥の物かぁ、、、 妹は人の世話をするのが好きだ 母に対しても、労力惜しまず良くし

          年末に世話好きの妹と大喧嘩していた (2402)

          ふく射熱で部屋全体が暖かい床暖房 (2401)

          新年おめでとうございます 母の家ではダイニングに床暖房を設置している 20年前に家を建替えた際に取り付けた 高齢の今となっては晩秋から春先までなくてはならない設備で、今なら迷わずリビングにも設置したことだろう 床暖房は床材の下に熱源を設置している 直接ふれる足裏から伝わる熱と「ふく射熱」と呼ばれる床の熱が壁や天井に反射して部屋全体が温まる熱を組み合わせる暖房方法だ ふく射熱は近年パネルヒーターでもその効果が謳われていますね 20年前はふく射熱の効用はハウスメーカーから

          ふく射熱で部屋全体が暖かい床暖房 (2401)

          スマホフォトで記憶を喚起してプライドを維持 (2324)

          今年も母はスマホのカメラ機能を大いにエンジョイした 大好きな花の写真だけでなく、食事や夕焼け・月の写真も好んで撮っていた ある意味、日記代わり 残念ながら物忘れは少しづつ多くなっている 全く忘れる、ということは今はまだないが、思い出すのに時間がかかったり、他の記憶とごっちゃになってしまう 本人もそれを自覚しているが、よほどの事がないと「忘れちゃった」などの弱音を口にしない カレンダーの書き込みや眠る前にメモを書いたり、忘れない様にとする努力は涙ぐましい スマホのフォトは

          スマホフォトで記憶を喚起してプライドを維持 (2324)

          幾つになっても母だった(2323)

          風邪をこじらせてしまった 母でなく、“私“がである 咳から始まり、発熱で数日寝込んでしまった 母とは、2週間以上顔を合わせていない(妹が頻度をあげて母の様子を見に来ている) 母に口酸っぱく言っていた私の方が風邪でダウン、とは情けない限り 熱も平熱より1度以上あって、久々にヘタってしまった 熱も下がり、ベッドから出て食事をしていると、旦那君が「ここ数日、お義母さんからラインがきていた」と報告してくれた 私の事をよろしく頼む とにかくよろしく 必要な事があれば(自分は役

          幾つになっても母だった(2323)