るえくん

40代管理栄養士です。「るえくん」は小学生の時のニックネームです。 令和6年4月よりフ…

るえくん

40代管理栄養士です。「るえくん」は小学生の時のニックネームです。 令和6年4月よりフリーランスになりました。自分の人生のテーマ「すべての人を健康に」を実現するため、noteにて主に食にまつわる役立ち情報を伝えていきたいと考えています。

最近の記事

石けんだけで全身を洗う

おふろで身体と頭と顔を洗うのに、石けん(ボディソープ)とシャンプー&リンスと洗顔フォームのセットをお使いの方が大半と思います。 私はというと、10年ほど前から材料が牛脂100%の石けんを使って頭・顔・身体の全身を洗っています。 その理由は ●石けんひとつで完結でき、早くて楽だから ●肌にやさしいから(界面活性剤や添加物がない) ●コストが安いから(1コ120円くらいが2週間ほどでなくなる) ●環境にやさしいから 全身石けん洗いの方法は ①頭からシャワーを浴びて全身を濡らす

    • 40代で始めた歯列矯正のはなし

      こんにちは。1カ月ほど投稿を休んでしまいました。 また毎日の投稿をめざして記事を書いていきます。 歯列矯正について、なぜこのタイミングで記事にしたかというと、先月で私が歯列矯正を開始してから丸6年が経ったからなのでした。 今をさかのぼること7~8年前、治療費用がようやく貯まったので、子どもの頃からコンプレックスだった自分の歯並びを治すことにしました。その時まだ30代後半だったのですが、矯正前の虫歯治療に1年以上かかったため、矯正治療を開始した時にはすでに40代に入っていま

      • グルテンのはなし

        グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質のことです。 グルテンの働きによって、パンや麺、ケーキの美味しさの元であるもちもちやふわふわの食感が作られます。 おいしさを作る反面、グルテンは身体の中で悪さもします。 悪さは大まかにわけて3つあります。以下簡単に説明します。 ①グルテンが腸の栄養を吸収する穴を大きくします。グルテン自体が分解されにくいため、大きな分子のまま大きく開いた腸の穴から吸収されてしまいます。吸収されたグルテンが異物と見なされ、抗体が作られます。抗体が体内のあち

        • 子どもには玄米?白ごはん?

          わが家で食べているのは「白米」です。 栄養面と私の好みから、本当は玄米を出したいのですが、食感や味が嫌い!と過去に家族全員に拒否されたことがあり、それ以来一切出すのをやめました。 時々「玄米は消化が悪く、子どもに不向きでは」と質問を受けることがあるのですが、実際はどうなのかというと、「よく噛んで食べれば大丈夫」です。離乳食でも「重湯」や「おかゆ」にすれば使えます。 私の子どもの通う保育園では、「胚芽米ごはん」が毎日提供されています。 理由はおそらく、玄米だと食べづらく、白

        石けんだけで全身を洗う

          身体に優しい簡単手作りおやつ

          「手作りおやつ」と聞くと、「なんだか面倒くさい」としり込みしてしまう方も多いと思いますが、今回紹介する「豆腐ブラウニー」は作り方がとても簡単で、味は素朴なあきない美味しさです。子どもが通った保育園で教えてもらったレシピをベースにアレンジしているため、材料も身体に優しいものばかりです。万人受けすること請け合いのおやつ、いかがでしょうか。 「豆腐ブラウニー」の作り方 ※必要な器具機材は 電子秤、小さめボール2つ、泡だて器、ゴムべら、15cmくらいのケーキ型(クッキーの空き缶で

          身体に優しい簡単手作りおやつ

          子どもの便秘が解消したはなし

          私の子どものひとりが便秘ちゃんです。 しかも超偏食・小食のため、食事でどうこうすることができず、排便なしが5日以上続いてお腹がパンパンになった時は、小児科で浣腸してもらってすっきりするということしか過去にはできませんでした。 ではどうやって解消(まだ毎日は出ないのですが、排便サイクルが格段に短くなりました)したかというと… 「新ビオフェルミンS錠」を朝夕食後に飲む を毎日続けたことです。1週間くらいで効果が出始めました。 本当は食事(発酵食品・食物繊維・マグネシウム・

          子どもの便秘が解消したはなし

          糖尿病にはこの食事を

          私の父親が糖尿病患者です。ここ10年間くらい、薬でコントロールしながら、食事はほぼ制限なく、好きなものを好きなだけ食べています。 そのつけがまわったか、最近血糖値が爆上がりして、「このままでは入院!」と言われているそうです。これまで何も言ってこなかったのですが、実家に帰って栄養指導しなきゃと思っています。 糖尿病には「糖質少なめ」は必須なのですが、それ以外の部分は、医師によって考え方がだいぶ異なるようです。 私がもし糖尿病の食事指導をするとしたら・・・ 主食は「玄米(茶碗

          糖尿病にはこの食事を

          離乳食のたんぱく質源をかんたんに確保するには

          今回は離乳食を日々作っていらっしゃるパパさんママさん向けの内容です。 仕事で離乳食に関する栄養相談を受けることがあるのですが、その際によく質問を受ける質問が 「たんぱく質源は何をどうやって食べさせたらよいか」です。 離乳食のお約束として、たんぱく質食材は、豆腐や麩などの植物性たんぱく質から与え、卵黄、ヨーグルト、白身魚や赤身ひき肉などと順を追って出すようにします。 豆腐や麩、きなこ、ひきわり納豆など、植物性のものは入手が簡単で、調理の手間も少ないため、悩むことが少ない食

          離乳食のたんぱく質源をかんたんに確保するには

          乳幼児さんの1回分食事量のはなし

          今回は乳児・幼児さん(1~5歳児)に「およそどのくらいの量の食事を出したらよいか」というはなしです。 食欲や体格に個人差があるので、あくまでも「目安」として。 「いつも適当に盛り付けしているけれど、本当はどのくらい食べさせたらよいんだろう」と疑問に思ったことのあるお父さんお母さんの参考になれば幸いです。 ●ごはん・パン・麺(主食) 1歳 80g 2歳 90g 3歳 100g 4歳 110g 5歳 120g ●汁物 1~2歳 140g  3~5歳 180g ●おかず(たん

          乳幼児さんの1回分食事量のはなし

          だし汁の取り方

          私が自分で作って食べる食事は、ほぼ和食です。 その理由は、グルテンフリー(小麦粉なし)とカゼインフリー(乳製品なし)を実行したいためで、それをふまえて献立を考えると、内容が自然と和食になるという感じです。 今回は和食に欠かせない出汁(だし)について、おすすめの簡単なとり方をお伝えします。「簡単な」を最も重視しているため、和食調理法の正しい出汁のとり方と多少違いがありますが、味は問題なくおいしいです。 わたしの出汁は「かつお昆布にぼしだし」です。 <材料> 出来上がり2.

          だし汁の取り方

          わたしの体重が四半世紀変わらない理由

          私は21歳のころから今まで体重が変わっていません。 体重57kg(身長170cm)のほぼ標準体型です。 よく「20歳の頃と比べて…」という比較がなされますが、20歳の頃は、大学の部活で激しく運動をしていたので50kgしかありませんでした。 25年間なにを続けていたかというと・・・ ●「小食」 ●「私は絶対太らない」と自分に言い聞かせた ● 適度な運動(毎日自転車40分ぐらい) まず「小食」については、昔から食べ過ぎると下痢してしまう体質だったので、自然と少なめに食べる習

          わたしの体重が四半世紀変わらない理由

          脂(あぶら)は必要です

          今回は身体の脂(脂質)についてお伝えします。 なぜこのテーマを選んだのかというと、昨日乗った電車にあった某美容整形外科の広告で、「脂肪細胞を凍らせて排出させることで、もう太らない」という旨の宣伝を見かけ、「すごい技術だな。でも脂(あぶら)って大事だよなぁ。」と思ったことがきっかけでした。 脂質が身体の中で主にどんな働きをするのかというのが、以下の3点です。 ●糖質がない時のエネルギー源になる ●細胞膜やコレステロール、ホルモンの材料になる ●ビタミンA・D・E・K(脂溶性

          脂(あぶら)は必要です

          子どもの朝ごはんのはなし

          お子さんがいらっしゃる方は、「子どもに朝ごはん、何食べさせようかな」と毎日悩むことがあるかもしれません。そんな時のヒントになれば幸いです。 私には3人子どもがいて、一番上の高校生の子どもは「朝食べない主義」のため、意志を尊重して何も用意していません。下の二人にどんなものを食べさせているかというと… ●ごはんもの(「ゆかりおにぎり」や「おかかおにぎり」が多いです) ●おかず(高校生の子どもの弁当で多めに作ったメインとサブのおかず) ●ほうじ茶か水 これに汁物が付けばなお良

          子どもの朝ごはんのはなし

          わたしの1日の食事

          今回は、おおまかに自分が1日どんな食事をしているのかということを記します。栄養士自身の食事とはいえ、そんなにきちんとしていません。気楽ににやっていますので、ご参考になれば幸いです。 ●朝 昨晩の残りものの味噌汁1杯と緑茶   +子ども用に作ったおにぎりやおかずが残った場合はそれを食べることもある。 ●昼 コーヒー1杯(職場の休憩時間にカフェで本を読みながらコーヒーを飲んでいます)。ブラックです。 ●夕 ごはん(白米もしくは玄米)    味噌汁    メインのおかず(焼き

          わたしの1日の食事

          高校生の弁当のはなし

          わが家には毎日弁当を持たせている高校生の子どもがいます。 今回は、栄養士&母目線から、子どもの弁当はこんな感じがおすすめ。というお話です。 ●弁当箱 当家では「ジップロックコンテナ300cc」という細長いタッパーをふたつ使い、ごはんとおかずをそれぞれに詰めて使っています。こちらは値段が安く、かさばらないので、使い勝手がとてもよいです。複数買っておくと、空の弁当出し忘れ対策にもなります。 ●必ず入れている食材  ①のり  ②かつお節(フレッシュパック)  ③ごま この3点セ

          高校生の弁当のはなし

          子どもと市販菓子のはなし

          わが家には高校生と小学生と保育園児の子ども3人がいます。 みな、スナック菓子やチョコレート菓子、グミが大好きで、放課後にコンビニやスーパーで自分で買ってきたものをおやつに食べています。 私は栄養士なので、子どもが選んで買ってくる市販菓子を良いと思っていないのですが、半日学校でがんばってきたご褒美だから仕方ないと目をつぶっています。(保育園児の子どもにもお迎え後にスーパーに寄らされ、言いなりに買ってしまっています…。) 子どもには私が良いと思う菓子も知ってほしいため、家族共

          子どもと市販菓子のはなし